~ロイドン激動編~第4話 ロイドン迷宮(中編)

~ロイドン激動編~

第4話 ロイドン迷宮(中編)


2日後、

俺はギルドマスターの部屋にいる。

向かいにはギルドマスターのダグラスが座って

明日にロイドン迷宮に潜るパーティの顔合わせをする事に、しばらくしてアイカ達が入り、

続いて1組のパーティが入って来た。


『全員来たのう。では今からお互いにメンバー紹介とするかのう。』

とダグラスは言って、先ずは1組のパーティの説明をする。


『こやつらは、最近Aランクに上がったばかりだが調査専門のパーティでのう。名前は何だっけ?』


『私達は調査専門のパーティでパーティ名は「闇夜の翼」でリーダーしている剣士兼盗賊のカーネルと言いますぞ。』

と20代の黒髪でチョイ髭を生やした男が言った。

『こっちはメンバーで私の妻で回復と魔法が使えるユリアと言いますぞ。』


『妻のユリアと言いますワン。』

と20代半の黒髪でポッチャリ女子が言った。


おい語尾が犬みたいだぞ?


『私達は元「疾風の剣」のアイカとマイカです。今回の迷宮の案内をします。』

とアイカ達は説明した。


『俺はレオン。一応盗賊でソロで活動している。隣の筋肉ゴリラに指名された。』


「また、筋肉ゴリラだと言わないのじゃあ!」

ダグラスのいつものツッコミが入って続いて依頼内容の話をする。


「まあ良いわ。今回の調査は最下層に入りダンジョンボスを倒す事と倒した後の各層の魔物の発生率が下がったかどうかじゃあ。」


「基本はアイカ達は前に、カーネル夫婦はその後、俺が殿って事でいいか?」


俺の提案に全員が頷く。


「主発は明日の朝6時に。馬車で約1時間ほどで迷宮に着く。以上じゃあ。」


「「「了解」」」


全員明日の準備のため一旦解散した。

アイカとマイカは宿に戻って寝ると言って帰って行くと、残ったカーネル夫婦と俺は

俺の自宅へ夕食の招待をしようと提案に喜んで受けてくれて一緒に俺の自宅へ向かって行った。


「お前ら。その格好は何なのだ?」


「見ての通り、ダグラス様が言われている冒険者を捕まえて変身しています。」


「私の方は話をするとにゃあが出るのでワンとしましたにゃあ。」


「まあ良いわ。明日は俺達がおとりとしてアイカ達を捕まえて計画の内容を聞こうとするか。二人ともバレるなよ。」


「「了解しました(にゃあ)。」」


カーネル夫婦は実はセバス夫婦が変身した姿である。ちなみにカーネル夫婦は今俺の家の地下にいてもらっている。カーネル夫婦にはこの作戦で魔族が絡んでいるのと俺7がシリウスである事を説明して納得してもらっている。

地下にいるのはここでなら安全だと言ってあるのだった。


俺達は明日の為に即寝るように各自の部屋に戻って寝るのだった。


次の日、

昨日の作戦通りに今ロイドン迷宮に着き中に入ろうとする。


『それでは入りますね。私達の後についている着て下さい。』


「「「了解。」」」


アイカ達を先頭にしてカーネル夫婦が中衛、俺が殿として入って行く。


5階層まで進んだら少し休憩をする。


「確かに多いなこの階層までに何体の魔物を倒したのか分からねえ。」

と俺。


『え~と。魔物はゴブリン300、ホブゴブリン100、ビッグボア250、他200ぐらいですワンワン。』

とユリア。


「普通階層ボスは1体のはずのだが、何故か5体以上出てくるのはやっぱり異常ですのう。」

とサーバス。


「アイカ達も潜ったとき同じだったか?」


「まあね。結構大変だったよ。」

とアイカ達と話した後、再び調査を開始する。

そして5~10階まではオーク、ハイオーク、オーガなどBランクの魔物が多数出てそれらを倒しながら進んで約3時間後、ダンジョンマスターの部屋に着いた。


「ここだな? それでは開けますぞ?」


とカーネルが扉を開けて全員中に入った。

部屋の中にはボスらしき魔物はいない。

たた奥に台座の上に核らしき物が置いてあるのだった。


「先ずは俺が先に見てくる、カーネル夫婦は俺の護衛でアイカ達は殿を任せる。」


「「「了解。」」」


俺は核らしき物を調査する。

中から禍々しい黒い煙が渦巻いている。


「ぐはっ。」

後ろから奇声が出たので後ろを振り返るとサーバス夫婦が胸の心臓部分に剣が刺さっている。


「お前ら。何をした。」


「「見ての通りに殺したのよ。」」

と剣を持っているアイカ達が言った。


アイカは

「次は貴方ね。さっきの夫婦は強かったら、先に殺そうとしたのよ。」


マイカは

「ねえ。さっさと殺しましょう。計画のが遅れる。」


「そうね。」


俺は表情を変えずにアイカ達に問い詰める。


「やっぱり。お前らアイカ達ではないな?

魔族か本当の姿を見せろ!」


「死ぬ前に見せてあげるわ。」

とアイカ達は元の姿に戻る。

アイカは赤色の女性のオークになり、マイカは緑色の女性のオークになった。


「お前らオーククイーンだな?」


「私はシルビアで隣がジュリアナよ。」


「名前負けしているぞ?」


「「ほっとけ!」」

とツッコミを入れるオーククイーン。


「レオンって言ったわね。サヨナラ。」

と俺に剣を向ける。


「おい。二人とも起きて戦え。」

俺は倒れたサーバス夫婦に言った。


「「え?」」

ビックリする豚女二人。

するとサーバス夫婦が立ち上がり、元の姿のセバスとセレナに戻り、


「「お待たせしました。旦那様(にゃあ)。」」


「何で生きているの!」


「こいつらは吸血鬼だからさ。お前らの計画を教えてもらうか?」


「ねえ。ジュリアナ。勿体ないけど、あれ使うしかないわよ。」


「わかったわ。シルビア。出てきて私達の子供達。」

とジュリアナは短剣を核に向かって投げつけた。短剣は核に刺さり禍々しい黒い煙が核から漏れて、俺は素早くセバス夫婦の側に立った。

黒い煙は段々とオーククイーン達の前に向かって行く。そしてオークキングが30体になっていった。


「このオークキングは、今まで死んだ冒険者達なのよ。本当は残りの煙もある所に送ろうとしたけどここまでね。貴方達はここで死んで御主人様の復活の生け贄にしてあげるわ。」


俺達が死ぬ前に計画をペラペラと話していた。

やっぱりバカな豚女だ。

その計画は、ある場所に封印されている飼い主を復活させる為、ロイドン迷宮の魔物の増殖させて最後は魔物達を外に出して王都襲撃する計画であった。迷宮内での魔物の増幅するには台座に置いてあった核に生け贄を入れる事で魔物を増やして行ったのだったその数約2万匹。

生け贄には調査に来た冒険者を使ったのだった。


ーそして俺達3対オーククイーン2体とオークキング約30体との戦いが今始まった。



ーーーーーーーーーーーーーーーーー

レオン達3対オーククイーン含む33体のバトルが始まります。

Aランク魔物相手にレオンは無双しますお楽しみに。











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