~ロイドン激動編~第3話 ロイドン迷宮の調査
~ロイドン激動編~
第3話 ロイドン迷宮の調査(前編)
ロイドン迷宮の魔物が普段より多く出てきて、その調査に昨日、Bランクパーティである疾風の剣が調査に行ったのだが、リーダーのハリソンとロビンソンが死亡してアイカとマイカが重症をおった事で、アイカとマイカが入院しているギルド専用の病院に俺とダグラスは向かった。
マイカとマイカの状態確認と迷宮内部の確認が必要であったのだ。
「アイカ。マイカ。大丈夫か?」
とダグラス。
「マスター。今は安静にしないといけませんの意識がもどったら連絡します。」
「わかったのじゃあ。シリウスもそれで良いな?」
「わかった。筋肉ゴリラ。」
「それは言わんでも良い。」
と俺とダグラスは病院の外に出て話し込んだ。
明日、ギルドで二人の状況確認をしてから今後の方針を相談する事に。
マイカとアイカはシリウスの姿ではわからないので本来の俺ーレオンーで来ることに。
「明日、ギルドに顔を出す。」
「分かったのじゃあ。」
俺はダグラスと別れて家に帰り、夕食後風呂に入ってそのままベットに入った。
ーその頃病院に寝ているアイカ(シルビア)とマイカ(ジュリアナ)は、病室で寝ていたが。念話で会話していたー
「ねえねえ。ジュリーっさ。この後どうしょうっか?」
「そうねえシルビア。意識が戻った振りをして、あのギルドマスターに報告して調査隊を結成させて迷宮のあの部屋に案内してサクッと殺して終わりかなあ?」
「ヨークにいるバロンと王都にいるワルキューレと後はカートンにいるフローラが内部より仕掛けるって言ったよね。」
「そうなのよねえ。イプシオン様は今何処にいるのよ?」
「イプシオン様は、今カートンにいるってフローラが言っていたわ。カートンの領主としてね。カートンで今は王都へクーデターを起こす為にフローラとやっているわよ。」
「私達姉妹は、主様の復活させるためにあの結晶核に生け贄を入れるだけ。後はイプシオン様がやってくれるでしょう。」
「主様の封印されている場所は?」
「どうも王城の地下にあるのよ。そこに行くには王家の家族が必要だってさ。」
「王家の家族については、大丈夫だよ。ワルキューレが上手く潜入していて王家の家族の1人の護衛の任務に当たっているって。」
「なら問題ないか。」
「そう言うこと。じゃあ朝まで寝ようよ。」
「そうねえ。寝ますか。ジュリー。」
「お休み。シルビア」
そう言って魔族の姉妹は笑いながら寝るのだった。ー
次の日、ギルドからアイカとマイカ姉妹が意識を戻った報告を受けて、俺は冒険者専用の病院に向かいギルドマスターのダグラスと待ち合わせて二人に会う事にギルドに向かった。
アイカ達が入院している病室に入ると、アイカ達は既に起きていた。
「おはよう。アイカ。マイカ。」
「「おはようです。マスター。」」
「怪我の状態はどうじゃ?」
「お陰で明日にで退院出来そうです。」
「それは良かったのう。それで迷宮の内容はどうなっているのじゃあ?」
アイカ達は迷宮での内容を教えてくれた。
ロイドン迷宮は全10階層のCランク以上が潜れる迷宮で主にゴブリンとビッグボアと言ったCランク魔物が中心でダンジョンボスはハイオーガで4人以上のパーティなら問題ないダンジョンである。
アイカ達によると1階~3階まではCランクの魔物が通常の3倍の発生率で出ており、4階以降はオーガとハイオークが発生していて、疾風の剣のメンバーは途中20体以上のハイオークに囲まれ脱出魔道具を使おうとしたが、ハリソンとロビンソンだけ使うタイミングを間違えた為、ハイオークに頭を叩き込まれ頭が陥没して死んだと報告する。
「なんだじゃあ! ハイオーク20体以上だと!最下層までは行っていないのだなあ?」
「はい。そうなります。」
「そうなると迷宮のボスを倒して発生を一旦止めないといかんのう。Bランクパーティでは無理からAランクパーティを派遣しないとな。」
「レオン。お前も一緒に迷宮に潜れじゃあ。分かったな!」
ダグラスは俺に言った。
俺ってCランクだよねえ?
まあ裏ではSランクだが、ダグラスが言うには気配感知と罠回避が出来るのがアイカだけだと不安なので、Cランクの俺は盗賊扱いの為一緒に行くべきたと言われる。
「分かったよ。それで案内役はどうする?」
「それなら私達が案内します。」
とアイカ達は言う。
最終的にAランクパーティに俺は盗賊扱いとしてアイカ達は迷宮での案内役で3日後に行くことになる。理由はアイカ達が病み上がりであることとAランクパーティの選定をしないと行けない為。
「レオン。2日後にギルドに来てくれ。パーティの顔合わせをするぞ。」
「分かった。じゃあ俺は他に用事があるので失礼するよ。」
と俺は病院を出て家に帰った。
その夜、俺は広間にて夕食を食べた後セバスから王都の情報を聞いていた。
『つまり、王都での情報は特にないって事か?』
「そう言うことになります。」
『一応、影移動でアイカ達の状況で気になる事はあるのか?』
「実はあの姉妹に気になる事があります。」
『教えてくれないか?』
「あの姉妹には魔族の独特の匂いが出ています。人間にはわからなくて私達夫婦はバンパイアなので魔族に近い種族につき魔族の匂いが分かります。」
『結論から、魔族2体が疾風の剣のメンバー全員は全滅。その魔族が死んだアイカとマイカの姿に変身して何かを企んでいるって事か?』
「そうなります。旦那様。それとどうやら魔族はあの姉妹以外にいる見たいです。但し、これは確証ではありませんが?」
『あいつらが魔族だとすれば、目的は上位魔族貴族の復活だな。それも魔将軍以上のな。』
「その可能性が高いですね。」
『となるとこっちから仕掛けるのが早いな。』
と俺達は話し合いをして一つの作戦を作った。
『この作戦で行くぞ。セバスとセレナは準備をしてくれ。3日後に決行する。』
「「了解しました(にゃあ)」。」
俺はその後、部屋に入り寝た。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
魔族の暗躍を防ぐ為にレオン達が頑張ります。
次回楽しみにしてね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます