前のエピソード――三角入れ替わり、あるいはそれ以上の玉突き入れ替わり（２０２０／１２／２８）

　前回、作品執筆経過報告みたいなものを書ければと書いてみたものの、自分で思っていた以上に私は欲深だったようで、書きかけのタイトルをここで公開することにためらいを覚えてしまいました（追記：さすがに自分でもわかりづらいので、いくつかは仮題を添えておきます）。

・入れ替わりに推理風味を交えたもの

・ファンタジー世界での入れ替わり（仮題『勇者とわたし』）

・兄妹と幼なじみの三角入れ替わり（十八禁）

・現実に近いファンタジー世界での入れ替わり（十八禁）（某所である程度までは公開済み）

・シンプルだけど心理的に少しひねった入れ替わり（仮題『二年後』）

・特殊な可逆入れ替わり（仮題『一日一分ずつ』）

・家族間の玉突き入れ替わり（十八禁かも）

・二十三歳と十三歳の入れ替わり（十八禁）

・ファンタジー世界での魔物との入れ替わり

・ファンタジー世界での多数入れ替わり（仮題『古城にて』）

・ファンタジー世界での三角入れ替わり（十八禁）

・中学生同士の入れ替わり（児童書的な方向性）

・別の要素も加えてひねった入れ替わり（仮題『二つの種類の入れ替わり』）

・現実に近いけど少し違う社会での入れ替わり（仮題『俺と雄作の七年間』）

・二つの世界間での入れ替わり（仮題『十年はかかる試練』）

　カクヨムで連載中となっているもの以外に、これらを主に構想していますが、タイトルやメインの題材をあげただけでも誰かに先を越されてしまうかもと懸念してしまいます。

　それと、こんな時に限ってＴＦ物語や、他の入れ替わりとあまり関係のない物語を思いついてしまったり。

　なので予定を変更し、入れ替わり物語についてのもう少し漠然とした妄想について書いてみようかと。

　一番妄想してしまうのは、既存作品のその後ですね。より正確にはｉｆのその後というべきか。無事に元に戻った二人だけど、もし戻れなかったら？というところから妄想が始まることが非常に多いです。

　例えば、ある短編。お堅い少女と活発な少年、よく衝突するけれど実は少女は少年のことが好きと入れ替わってから発覚し……というところで元に戻った二人。これが入れ替わったままだったら、どうなったのかなと。少女は委員長で、少年は休み時間にサッカーをしていて、という断片的なところしかわかりませんが、入れ替わった翌日、元女の子は誘われてかさっそくサッカーをしていたようで、そのまま熱心に続けていったりすると面白いことになりそうな。元少女の賢さが加わって選手として成長、有望なサッカー選手になってしまったり。一方の元少年は、元少女の気持ちを知ったことで付き合うことに。そして「彼」を支える「彼女」としてサッカー部のマネージャーをやるとか、委員長気質が身について元少女を叱るようになるとか、そんな流れもありそうな。

　あるいは、とある長編。ある日入れ替わってしまい、その状態で結婚し、元男性が妊娠と出産を経験したところで元に戻った二人が第二子出産を迎えるところで結末となっていますが、出産終了後に前回と同じように入れ替わりが起きたら……と妄想します。元男性が母親として育児を体験したり、元女性が約一年ぶりに男の身体に「戻って」その力強さなどを感じたりして、それ以降はそのまま過ごすことにならないかなと。結婚式の時は入れ替わった状態で婚姻を誓ったわけですし、ならばこちらの姿こそ二人にとってはあるべき結婚生活なのではと。

　そしていくつかの短編や中編で見た関係性が、もう少し長く続いたら……と妄想した結果が、上に記した児童書的な入れ替わりもののアイデアとなっています。肝心なところを伏せてしまっていて申し訳ありませんが、こちらも早く形にできればいいなと思っております。