最初はコメディ要員になるのかと思った佑音さんです。（笑）
物語がシリアスなもので、なかなかそっち方面に行かなかったです。

平家物語にも古代中国の有名な故事がいくつも出てきますので、その辺りの雰囲気を盛り込んでみました。

こんな知盛が滅亡の間際まで起用されなかったんですから、平家にとっては残念ですよね。もっと早く総大将になっていれば、というところです。

一方の宗盛…。こっちはどうしようもない。（笑）
とことん普通の男だったとしか言いようがないです。同情すべきところは有りますけど、一族の長としてはもちろん失格でしょうね。

平家物語でのどこか達観した感じの知盛も格好いいですけどもね。でもこちらでは、ちょっとばかり諦めを悪くしてます。
さて、ラストシーンをどうしよう…。

こればっかりは「瓶子が倒れた」とか言ってる場合じゃありませんし。（笑）

では次回、最終話（たぶん）をお楽しみに。

どうにか壇ノ浦まで漕ぎ付けました。
知盛、佑音、教経の最後の戦いです。格好良く、美しく散るか…は、まだ分かりませんが。

どんな不利な状況になっても、常に冷静に最善を尽くす。いや、出来得るなら最善以上を求める知盛です。ほんと、自分もこうありたい。

今なら平家軍、「来るものは拒まず」状態ですよ。ただし給与・賞与は保証できかねますが。（笑）
きっと後世へ残る栄誉だけが、彼らへの報酬でしょう。

この後、源氏方への吉兆が次々に顕れるというのが平家物語の展開なんです。平家は天からも見放された格好ですが、さすがにそこまで書く気には…。
次話、いよいよ最終回（予定）です。