応援コメント

㉚ エピローグⅡ 文学の星が輝くとき」への応援コメント

  • 少女が主人公らしい、きれいで優しいお話でした。

    そこに含まれた苦味について。
    以前、作者様から、児童文学にシビアなものは好まれない、と伺いましたが、私もまた、世情は反映させるべき、という考えを持っています。作者様はそれを、優しさと思いやりで包み込んでしまわれました。子どもに甘える親。最低だけど、この父親に共感してしまう面も多々ありました。夢ちゃんの成し遂げた拒絶に、はっとした反面、安心もしたりして。星崎さんが父親に見せた厳然とした態度には、恋愛を超えた、大人の感情を見た気がします。ただ、母親だけは、許せなかったなあ。

    ももちゃんとマーティン、作家達など、脇を固めるキャラクターも爽やかでそのくせ、癖があって、好感がもてます。マーティン、帰っちゃったのか……。残念。

    ブーフシュテルンとか、メルヒェンガルテンとか、夢のある言葉に、名作が綺羅星の如く絡み、さらに淡い恋心。そして、夢ちゃんの成長。厳しい環境を補って余りある、素敵なお話ですね!

    作者からの返信

    せりもも様、すてきなご感想ありがとうございました! とても感激しております。

    児童文庫についてシビアなものは好まれないかもとお伝えしていたことも少し付け加えたかったので今回その機会があり嬉しいです(^^♪
    『青い鳥文庫』や『つばさ文庫』のようなエンタメ中心の児童文庫とハード版で出版されることの多い児童文学を、私はわけて考えていて、その中でエンタメ性の強い児童文庫では、とてもシビアな展開というのはあまり見ないなというのがあくまで個人のですが所感でした。
    とはいえ、そういうものに触れてはいけないというわけでは全くありませんし、むしろ描くべきところは多く、そういったものを扱った児童文学もあるので、せりもも様はじめ、子どもをとりまくシビアな環境も共感を呼び込めるように描かれる方にはぜひ描いていっていただきたいなと個人的には思っています。

    父親に共感してくださった方というのははじめてで、とても新鮮で嬉しいご意見でした! お父さんに関しては、許せない気持ちと、夢未の憎み切れない気持ちが私自身の中でも交錯しています。
    お母さんはたしかに、許せないというご意見いただきますね。この人にもいろいろ背景があるのでしょうが、まだ描けていずです(;_;)

    マーティンは1話でいったん帰りましたが、2話でまた……。よろしければお楽しみください(^^♪

    とても素敵なお言葉ありがとうございます!
    2話以降物語ドレスやわくわくする展開も用意していますので、もしよろしければまたいつでも遊びにいらしてください。