S8 山岳の蜃気楼 2月6日
――照葉市 寂れた雑貨ビル1F:星を見る――
衣笠「こんな場末でもちゃんと補助金出てくるから、店開けなくても生きてけるわ」
▶衣笠は肘をつきながら、日本酒をあおっていますね
七歌「もう飲むのやめましょーよーぅ。一応お客さんもいるんですよー」
勇聖「今度からお酒も売るの?コーヒーとどっちが出るかなー」
平「ブレンドコーヒーだけがメニューだったんじゃないのか!?」
衣笠「これは私の私物よ私物。酒っていいわね……考えること忘れられるし」
影美「何か忘れたいことでもあるんですか?」
衣笠「全部よ全部……!地味にある賃料とか、コレとか……」
▶そう言って、衣笠は小さい砂時計を指差します
平「なんだそれ?ラーメンでも作るのか?」
影美「3分ぐらいゆっくり待ちましょう?」
勇聖「やっぱりカップ麺……」
衣笠「ちーがーうーわーよー……。コレね、あの氷取沢がくれたんだけど時間を操るらしいんだわこれ」
平「時間を操るー?3分ピッタリ測れるとかか?」
勇聖「未来いこ未来!タイムトラベル!」
衣笠「うーーーん……。まあ、見たほうが早いか」
▶衣笠は、小さい砂時計を七歌に向けてぶん投げて割ります。砂が七歌にかかりますね
平「早速壊れたぞ!」
七歌「ひゃっ」
▶煙がもくもくと上がり、気づけば今よりさらに小さくなった七歌がいます
七歌「あぶないからなんでもなげるくせ、やめてくださいよー」
勇聖「だいじょ……誰っ!?」
影美「なるほど、これが昔の七歌さん……。あれでも結構背が伸びてたんですね」
平「おー……おー?ななっち?」
七歌「ふくのサイズがあんまりかわらないことにツッコミをいれてほしかった……」
衣笠「あーの氷取沢がこの砂取ってこい、っていうのよね。でもなー……まあ一応呼べるやつ呼ぶか……」
――30分後
七歌「な、なおらないんですけど!?」
衣笠「まあ後2時間くらいはそのままよ。よかったじゃん女の夢の若返りだよ」
平「時間で治るなら安心だな!」
勇聖「若返りの砂、ってなんか締まらなくない?」
葉生「こんちはー。……何、妹?娘?苦労してんだねえ」
樟穫「こんにちはー……。わわ、七歌さんがちょっと小さくなってる……?何があったんですか……?」
葦名「あらぁ?あらあらあら。久しぶりに顔を出してみればなんだか面白いことになってますわね。そこら辺に生えてるきのこ食べちゃった?食べちゃったんですの???」
七歌「はあくりょくがたかぁい……」
衣笠「ざっくりいうと、取ってこいって言われてるのよこの砂。詳しいことを聞きに氷取沢んとこ行くんだけど、美篶さんに伝えたほうがいいと思う?定期的に取れるなら流通も確保できて儲けれるんだけど」
平「氷取沢のおっさんは売れる商品になるから素材を取ってこいってだけだろな!別に言ったところで問題があるとは思わないぞ!」
勇聖「情報は共有しといていいんじゃないの?そもそも二人が直接連絡とればいいのに」
葉生「まあなんか知ってたら教えてくれるかもだし、いいんじゃない?」
影美「別に良いんじゃないでしょうか。お金は持ってて困る物でもないですし」
衣笠「そっか。じゃあ先に階段登りしましょうか。――酒飲むんじゃなかったわ、ほんと」
――照葉市 朱鷺森狐火宮神社――
▶ヘッロヘロになって登りきった衣笠にとてとてと、ヘアピンの色から見て早風が抱きついてきます
衣笠「おふぐぅ……やめて……へろってたときに体当たりはきつい……」
平「おっす!ハヤカゼ!美篶さん居るか?」
早風「あっち」
衣笠「後は任せた……」
▶地面にへたり込む衣笠をおいて、境内の方に行くと掃除をしている美篶がいますね。君たちを見かけると会釈してきます
美篶「やあ、いらっしゃい。今日もリセを買いに来たのかい?」
平「おっす!あーや、頼まれごとでさ!あるもの探してんだ!知らないかなって聞きに来たんだ!」
美篶「どういうことかな……?もうちょっと詳しく説明できる人はいるかい?」
勇聖「なんか時間を操れる砂っていうのがあるみたいで、探して来いと」
美篶「ほう?」
夏潮「なんか、おちてたよ。マスター」
平「まだブッパしてないのにぶっ倒れてるじゃねぇかななっち……」
▶夏潮が肩車しているのが、かなり小さくなった七歌ですね。階段の途中で力尽きていたのを夏潮が拾ってきたようです。それを見て、美篶の顔つきが変わります
美篶「なるほど……。これはこの辺だと芦原の特産品で、貿易に使ってたものらしいね。名称は違うが、アイスランドではこの砂を使って化物を討伐するらしいよ。どこで知ったか知らないけど、……これがほしいのかい?」
衣笠「そう……。今、どこで取れるか知ってる?」
美篶「知ってはいるんだが……やめておいたほうがいい。今、あそこは少し物騒でね」
平 「物騒?治安が悪いとかか?」
美篶「いや……まあ行ってみればいい。無理だと肌で感じたほうが早いだろう」
勇聖「何事も経験あるのみ!」
▶美篶はさらさらと地図を書くと晴風に渡します。晴風は敬礼をした後、とことこと階段を下り始めますね
美篶「アレについていくといい。あそこに行くのは少し特別な手順がいるんだ」
影美「ありがとうございます。とりあえず目的地が分かって良かったですね」
――照葉市 芦原石碑――
▶神社の階段を降りた後、山をくるくる回ったり、下水道を通ったりして2時間位歩き石碑の前にたどり着きます
衣笠「もう……無理……気持ち悪い……」
葦名 「結構歩きましたわね……。聞き取り調査をして行動するこの感じ、普通のゲームと変わりありませんわ……。今は何時代ですの……」
平「車で来たほうがよかったんじゃないか……?下水道通らないといけないのかよ……おえ……」
勇聖「でも冒険してる感はすごいあったよ」
影美「下水道を冒険するお話はそんなに読んだことないですね。新鮮な体験でした」
葉生「下水はともかく、地底の国へうさぎを追いかけてって気分だわ」
樟穫「これくらいの移動ならまだまだいけます!」
晴風「メスガキャ……」
▶晴風がぼそっとつぶやくと、黄色いセカイが展開され、裂け目ができていきます
晴風「おわった。がんばって」
影美「今の呪文みたいなのが合言葉だったんですね」
勇聖 「石碑を動かすんじゃないのか……」
葦名「この先が先ほど言っていた『物騒』な場所なんですのね……。入って即死エンドみたいにはならないようにだけ気を付けておきましょうか」
――褐色ロリショタポニテメスガキしかいない国――
▶中に入ると森のようですね。森、といってもところどころに結露しており冬らしさも感じられます。ですが、熱気を感じ思ったより寒さを感じません
衣笠「くっっっっそ寒そうで身体に悪いわ。足元も枝とかで悪いし、気をつけてね」
平「見た目より寒くはねぇぞ?足場は確かに悪いかもな!」
影美 「ここに継続して取りに来るっていうのは難しそうですね。どこまで続いてるんでしょう、……この森」
勇聖 「うーん?森を出ればいいのかな、森の奥に進めばいいのかな」
▶葉生 快晴
▶葉生 風向き
成功
▶影美 サバイバル知識
成功
▶樟穫 哨戒
成功
▶平 聞き耳
成功
▶葦名 観察力
成功
▶勇聖 地質学
成功
▶一行が森の調査をしていると、植物が急に成長し蔓で膝小僧を打ち付けてきます。蔓というよりは縄で叩かれたようで、骨が折れる音がしますね
14ダメージ
[平:オンリーイベントカタログ]
葦名「ッヅァ!!!ドコイッタァ!!!!! 次はカウンター浴びせてやりますわ……」
葉生 「いっったっ。痕になったらどうすんの」
影美「その時は治しますから……」
▶影美 空間把握
成功
▶更に森を探索していると、目の前に矢が地面に突き刺さります。木の上を見ると、腰巻きだけをつけ、胸が少し膨らんだくらいの中性的な小さい人間がこちらを睨むように立っています。胸のあたりに謎の光さんがいますね
影美 「何かこれ以上入るなって言ってるように見えますけど、どうします?」
葦名「お……お……」
葦名「……ち、……り……」
衣笠「どうします? じゃあないわよ!裂け目の中にいるやつは化物よ。対話できるかは一応試みて、迎撃しなさいな」
七歌「からだがへこんでちからが……」
平「おいおい……原住民と仲良くできるゲームは少ないぞ……!」
葉生「まあちゃんと話せるかは試すのね。かもっちもそういやそうだったわ」
影美「……ハロー?」
▶葉生 快晴
▶葉生 日本語
失敗 23ダメージ
▶勇聖 信用
成功
▶褐色ポニテ幼女が更に矢を射ってきます
葉生「ちょ、さっきの鞭とか洒落にならんって。いっつぅ……」
褐色ポニテ「へへ~、ハラボッテちゃんにかかれば外敵だって打ち倒せちゃうんだから!」
葦名「!」
勇聖「やっぱいきなり化け物呼ばわりはダメじゃない?」
衣笠「カモくんと違って襲ってきてるでしょ。魔族は騙すって葬送のフリーレンでみたわよ」
葉生「それ私関係ないじゃん……」
▶影美 サンクチュアリ[星に願いを(イチゴーシス、柳浪)]
20回復
▶平 質問
成功
▶葦名 交渉
成功
影美「あー……私達、この先に用があるので通してほしいんですが」
平「言葉が通じるならまだ可能性はあるかもしれねぇぞ!」
葦名「私の敬愛する方が行動で示してくれたのですわ。己の目的のためならロリショタは誘拐してもよいと(SEKIRO抜粋詳細略)。――ですが、戦う理由はありませんの。……お持ち帰りしてもよろしくて?」
衣笠「やべーやつじゃん」
▶樟穫 説得
失敗 18ダメージ
▶ハラボッテは攻撃をしても怯まないのを見ると、踵を返し森の奥に消えていきました
衣笠「あんにゃろ……リアルでBPOに配慮した謎の光さんとかいらないのよ!乳出せ乳!!」
葦名「ハァ……ハァ……」
七歌「おうんですか?それともそこのへんたいをしょぶん?」
葦名「…………あなたでも構いませんのよ?」
七歌「ヒエッ」
衣笠「……とりあえず追うわよ。罠があるかもだから慎重にね」
▶影美 治癒絆創膏 葦名葉生
18回復
▶葉生 快晴
▶葉生 闇目
成功
▶影美 罠知識[宿題]
成功
▶平 スポーツ
成功
▶奥から、もう2人ほど褐色ポニテが出てきます。顔立ちは違いますがみんな中性的で、やはり謎の光さんが上も下も仕事していますね
葦名「!!」
ハラボッテ「ワカラッセパイン様!この前髪すかすかの口だけは達者な汚い人間が襲ってきたんです!」
ワカラッセパイン「ハラボッテよ、下がれ。ハラミトゥーとオベイは迎撃しつつ我らの聖域に近づけさせるな」
ハラボッテ「はい!」
勇聖「こっちからはひとっつも手出してないのにねぇ」
衣笠「話が通じないのはいつものことよ。ねえ、前髪すかすかの平くん」
葦名「まぁ平さんは前髪とかあってないようなものではないですか?特に鳩状態だと……おいたわしや……」
平「前髪スッカスカっていう表現かこれ!?でも会話してるぞあいつら!」
衣笠「こっちとは出来てないわ。幻惑と一緒よ」
▶勇聖 文化知識
成功
▶葦名 質問
成功
▶樟穫 狩猟
成功
葦名「先ほど聖域とおっしゃいましたがそれがあなた方の住処、ということでよろしいので?私たちは別に危害を加えるつもりはないんですのよ?ちょっと一人ほど誘k……、物知りな方に聞きたいことがあるだけで」
▶褐色ポニテ達は懐から見たことのある砂を自分に振りかけ、より中性的になった顔立ちのロングに変身します。ナイフからスリンガーに持ち替え、尖った石を狙撃してきます
37ダメージ
[樟穫:蚊雷]
▶影美 サンクチュアリ[星に願いを]
31回復
▶葉生 ラノベ
成功
▶褐色ポニテの攻撃を躱しつつ、森の奥に行くとカプセルがおいてありますね。そこに褐色ポニテの見た目ですが、見た目ロリショタなのにどこか疲れた雰囲気を漂わせた中性的な人物がいます
ハラボッテ「長老!あいつらです!!あの納期管理よわよわのざこたちです!」
長老「我らが聖域……穢せはさせんぞ!」
葉生「ちわー、元気ですかー……って、聞くまでもなさそうだけど」
葦名「ポケモンゲットされちゃったんですの?」
平「長老って言葉が似合わない奴らだな……」
▶長老が杖をコツンと叩くと、先程までの褐色ポニテが全員ズラッと並び、5人で武器を構えます
ワカラッセパイン「マシュゴメクロエ様……。お身体は……」
長老「構わん。聖域を守るのが先だ」
影美「随分嫌われちゃいましたね。まぁ、よそ者ですししょうがないですか」
葦名「聖域なんて私にとってはどうでもいいんですわ~……。メイドになってほしいだけですのに~(切実」
平 「やる気……だよな!あーあー!行くぞみんな!」
樟穫「戦いは避けられないかぁ……」
勇聖「向こうが先に仕掛けてきたんだ、やってやる!」
▶戦闘前行動 影美 ガーディング マジックコート
▶戦闘前行動 葉生 急に歌うよ[昼目、昼目、其駒、其駒、其駒]
▶葦名 蟲呼び 通常攻撃
成功 28ダメージ
[蟲]14ダメージ
葦名「大変心苦しいのですけど、無傷で話を聞くつもりはありませんわ。ひとまず行動不能にして、手枷もつけて、それからです!」
▶マシュゴメクロエ=ビービー アローレイン(物理。3d8)全員
[檜扇:葦名]成功
▶勇聖平葉生影美樟穫 回避放棄
12ダメージ
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~(自然反応追撃。2d6)]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
6ダメージ 8ダメージ 8ダメージ 7ダメージ
[影美:薄い本、オンリーイベントカタログ]
▶平 ブルーキャンドル[裂帛、気魄、柳浪、絵姿、レタブリスマン、シズフラット、リヤトレイン]
剛招ビート[鋭招来]折り鶴
43回復
平「ポ」
『矢はともかく当たらないほうがよさそうだ!心にもくるしな!』
▶ハラミトゥーナイト ナイフ(物理生命回避可。3d9)葦名
▶葦名 回避判定
失敗 14ダメージ
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
7ダメージ 7ダメージ 10ダメージ 10ダメージ
▶ロリママハラボッテ シャドウステップ(+-の同じmにワープ移動)ナイフ 樟穫
▶樟穫 回避放棄
8ダメージ
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
3ダメージ 7ダメージ 10ダメージ 7ダメージ
[スマホ爆発[C4[精霊の加護]]]
40ダメージ
[蟲]26ダメージ
樟穫 「いてて……でも、かかったね……!お返しだ……!」
▶葉生 ナズーリン[傘妖怪ピンバッジ]霧雨
▶ヨサヌカオベイ グレンファイア(魔法。1人に4d8)葉生
21ダメージ
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
6ダメージ 2ダメージ 9ダメージ 6ダメージ
▶ワカラッセパイン ブロッカーボム(全体魔法。2d7)
[団扇:葉生]成功
9ダメージ
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
[お兄ちゃん達褐色ポニテ幼女に負けちゃうくらいよわよわなんだね~]
7ダメージ 4ダメージ 9ダメージ 6ダメージ
[蟲]22ダメージ
▶樟穫 C4[精霊の加護]
58ダメージ
樟穫「……私だって……やれば、できる……!爆ぜろ、てやーっ……!」
葦名「お持ち帰り……」
影美「砂だけもらって帰りましょうか。お互い、もうボロボロですね……」
葦名「砂だけとおっしゃるなら仕方ないですわね、そうしましょうか……。担いで帰るだけの力も私にはありませんし………。また来ますわよ(宣戦布告)」
▶爆発で褐色ポニテを動かなくさせましたが、爆発にしては妙に、所々四肢欠損しています
勇聖「いつも通りなら崩れて消えちゃうけどね。にしてもたまには仕事しないってのもいいもんだ~」
葉生「というかあの子ら大変なことになってるけど、大丈夫?生きてる?」
衣笠「死んでる死んでる」
平「ホ」
『俺たちのやってることってやっぱり、アレだよな』
影美「話し合いの道もあったはずなので大丈夫ですよ、多分」
葦名「ではこちらの砂でもちょっと見てみましょうか」
▶影美 サンクチュアリ[星に願いを、裂帛]
32回復
▶葦名 修理
成功
▶勇聖 地質学
成功
▶葉生 電子工学[的確な指示][マミゾウ]
成功
▶樟穫 アングラ[ポケットワイファイ]
成功
▶平 情報分析
成功
▶調べたところどうやら、カプセルは人間を培養するものらしい。所々壊れているが、一応まだ起動するようですね。『スキャベナビッチ』とだけ、ラテン語で掘られています
▶更に調べてみると認識コードはどうやら、『使い捨てのゴミ』と呟くと起動するらしい。遺体を漁ると、人間じゃありえないところに骨があるのがところどころに伺え、人間ではないなと見ればわかるほどですね。この娘達が人間ではないにしても関節部分の筋肉繊維がかなり脆そうであり、細い腕についてる筋肉量も本当に弓やナイフを扱えるのが不思議なほどですね
▶お目当ての砂はカプセルの周りに供えるように盛られてあります。この砂の影響で少しだけカプセルが修繕されたのでは?と推測できました
平「ポポフ」
『ここまでやっといて手ぶらで帰っちゃ大損だ!こいつらにゃ悪いがもらうもんもらって帰るぞ!ナムサンナムサン!』
勇聖「この砂で間違いなさそうかな?買ったけど集めてもらってくよ!」
影美「大きな砂山でもあるのかと思っていたんですが……。必要な分だけ持って帰りましょうか」
葦名「この砂、人体だと小さくなったり見た目上の変化がありましたけど、若返らせるというか時間を撒き戻すものなんでしょうかねぇ……無機物と有機物で時間の効果が違うとか……?」
衣笠「さあ、ね。氷取沢のやつから聞きたい情報がまた1つ増えたわ」
葦名「こちらの方々は連れ帰るだけの力がないですけど、手ぶらで帰るのも癪ですし私も砂持って帰りましょうかね」
▶脱出判定
葦名 40ダメージ
勇聖 28ダメージ
――照葉市 朱鷺森狐火宮神社――
▶芦原石碑から、もっかい長過ぎる階段を登ってきます。一番最初に登ったのは七歌ですね。七歌に夏潮が突撃するように抱きついてきます。タックルのように抱きつかれ後ろに揺らぐと、足を踏み外して七歌が階段を転がり落ちていきます
32ダメージ
七歌「えっ」
夏潮「おちてった、いたそう」
樟穫「ひええ……」
葉生「うっ…………わぁ……」
衣笠「南無」
平「ギャグで済んだかアレ?」
勇聖「今度から気を付けて遊ぶんだよぉー!」
影美「降りてまた上るのも大変ですし、帰りがけに拾っていきましょうか……」
▶その様子を見ていた美篶もドン引きしていましたが、見なかったことにしたようで改めてこちらを見据えます
美篶「まあ、いいでしょう。それで……目当てのものは手に入れられましたか?」
平 「ななっち今日は仕事してなかったからな!多分大丈夫だって!」
葉生「いやまだちっさくなかった?というか、いいでしょうで済むんだ……」
葦名「振袖に入る分だけはありましてよ」
美篶「産業廃棄物が邪魔をしてきたでしょう?この時期は不法投棄が多いですから」
平「産業廃棄物?アレがか!」
美篶「ええ。継戦能力もなく、機能としても不十分だったかと思います。定期的に私がゴミ拾いしているんですよ。全く……、仕事を増やさせないでほしいですよ」
影美「結構酷い目に合わされましたけど、あれより更に強いのが居るんですね……」
平「処分するなら責任もって最後まで処分しろってことだな!どこの奴か知らないけど!心が痛んだぞ!」
葉生「そういう問題?」
勇聖「あれ不法投棄だったの、じゃあ勝手の捨てるやつ懲らしめれば解決じゃない?」
美篶「まあそうなんですが。私の管轄じゃないんですよこれが。下手に懲らしめに行くと戦争が起きてしまいます」
勇聖「戦争!?ゴミで?なんだか……なんだっけ、世知辛い?」
樟穫「あまり深く考えないようにしよう……」
葦名「メイドとしてお持ち帰りしたかったのですけどね~。四肢をつぶしちゃったせいで自分で歩くこともままならず、持ち抱えることもできず捨ててきちゃいましたわ……。もったいないような気もしますけど、動けないものに何をしてほしいと願うものではありませんし、……元より産業廃棄物って言うレベルなら役目を全うすることもできなかったのかもしれません」
美篶「なるほど……、あれはちぎりやすくなっているんですよ。おそらくE型だったでしょう?あのタイプは異国風情を求める顧客が多いんですが、そのときに改造されたものだと思います」
平「その言い方だと犯人は大体わかってるみたいだな!あれを廃棄物扱いするような奴だからそりゃ戦争だよな……」
美篶「違法改造ですけどねえ……。ギリギリ人間ではないとはいえ、もったいないです。さて、砂はともかくそれ以外は引き取りましょう」
葉生「はーしっかし、寝覚め悪くなりそうだわアレ。不法投棄多いって他にもいっぱいいるってことなんかな」
影美「刺さった矢は持って帰ってきましたよ。まだ使えそうですしエコですね」
樟穫「私は……あっちでスマホ使ったときにケースに挟まったのかな、この……なんかの破片を」
衣笠「これが腕、後首ね。この顔、どっかで見たことあるんだけどもう忘れちゃったわ」
平「きぬぴーそのまんま持って帰ってきてんのかよ……なんか膨らんでるとは思ったけどさ!」
衣笠「一番金になるでしょ?」
影美「どうせ犬でも猫でも捨てる人はいるんですから、帰って寝て忘れたら良いと思います」
葉生「さっぱりしてんねえ。私も慣れるべきなのか慣れないべきなのか……」
葦名「ではこの全身についた土くれと落ち葉でお願いしますわ。ああっと!触れないでくださいな!ぶっ飛ばしますわよ!!自分で落としますので」
勇聖「そのうち丸ごと捕獲して持ち帰れるようにならないとかな……?」
美篶「不法投棄するような連中に心当たりがあるなら、関わらないようにするのがいい。それが君たちの為だよ、それじゃまたご贔屓に」
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