人物紹介

S1~


露七歌つゆ ななか

17歳。人間。158cm。女性。黒髪ぱっつん。青灰瞳。片目眼帯。

出身は香川県。色々あって出身の高校の事件から逃れるため、衣笠の伝手を辿って照葉市にやってきた。経緯もあり、不登校。

今年になって雑貨ビルの2階に引きこもるようになり、何かに取り憑かれたかのように調べ物をしている。

眼帯をしているが、ファッションではなくただの治療用をお洒落にしたもの。


衣笠纏きぬがさ まとい

19歳。人間。169cm。女性。黒髪耳かけワンカールロング。黒瞳。

出身は香川県。ある事件から逃れる為、後輩を引き連れて叔父が所有していた土地を借り受けた。

事件を調べる為にセカイと呼ばれる異空間について調べており、外部との接触をする為に雑貨ビルの1階に「星を見る」という喫茶店を紅葉の知り合いの小手先の真似でオープンさせたが、今年になるまでハズレを引き続けてきた。

判別方法は簡単で、事件の際にこっそり持ち去ってきた一般人には視覚できない異空間由来のものを見せたり投げつけたりするもの。

自身は七歌と違い戦いについての才能がないことが、初めてのセカイ探索で判明した。動けない七歌の目を抉られるのをただ見ているしかなかったのが彼女にとっての後悔噬臍である。


葦名弥子あしな やこ

18歳。人間。女性。金髪縦ロールツイン。青瞳。

オランダと日本のハーフ。本来は正しく横浜と呼ばれる範囲の場所に住んでおり、「星を見る」に通うようになったのもたまたま。

親の影響で黒澤映画が好きで長羽織を普段から着用しており、髪色などとのコントラストで非常に目立つ。

ゲーム全般を生業としており、お気に入りが格ゲー全般。好きなのはチープフィニッシュ。SEKIROも好きだがどちらかと言うと趣味。

また、格ゲーとしての嗜みをたまたま見た高田馬場で覚えてしまっており、煽るときは煽られるプロレス精神を理解はしているが格ゲーは煽るものという認識でいる。


暁星大和あけぼし やまと

23歳。人間。男性。黒髪坊主頭。黒瞳。

任期性退職自衛官の青年。現在は資産運用と不定期の引越バイトなどで生計を立てている。「星を見る」に通うようになったのは廃墟の取り壊しのバイトで見かけて雰囲気が気に入ったから。

早起きが日課で趣味も筋トレなので、あまり外には出ずご近所付き合いも薄め。

ガタイが大きく、人相もあまり良くないため体裁で繕うような笑顔を浮かべており人によってはそれでも少し不気味に感じるほど。

アニメや特撮が好きなせいか趣味がかなり偏っており、ヒーローや救世主に憧れていた時代があったらしい。


薄井影美うすい えいみ

14歳。人間。女性。ネイビーブルーのミディアムストレート。濁赤瞳。

都内の私立中学に通う少女。出身は照葉市だが、成績優秀な為、都内の中高一貫校のエリートコースに入学している。勉強についていく為、親の勧めで塾通いもしており、登下校で3時間を超えてしまう。

「星を見る」に通うようになったのは、塾を適度にサボる為街を散策していた時人気のない場所に喫茶店を見つけたから。

本人の意志と関係なく親の理想の娘を演じさせられている節があり、成績優秀の優等生以外の人間関係や表現面などは壊滅的。

優等生であることに悲観的だが、優等生を捨てれるほど達観してはおらず無意識で優等生に見える行動を取ってしまう厨二病に近い行動を取ってしまいがち。


恋塚無花果こいづか いちじく

17歳。怪物。155cm。女性。アッシュグレーのロングミックスカール。黒瞳。黒縁眼鏡。

車椅子が手放せない下半身不随の少女。今では絶滅危惧種となった珍走団の、更に絶滅危惧種となっているスケバンをやっていた。呼び名は狂い咲きハムスター。

去年、取り立ての免許を使って東京で夜泣きしていたところ東京全土を纏うような強力なオカルト現象に巻き込まれ瀕死の重傷だったのを研究所から脱走したスライムに取り憑かれる事で共依存関係として復活する。動けなくなったことで引退し、スライムに人格権をほとんど引き渡すことで小市民の生活を手に入れた。

一般的なスライムの概念を多大に受けているため、基本的には無害。

火も水も苦手で視力も非常に落ちている為、かなり挙動不審気味。


樟穫芽生くすがり めぐみ

17歳。人間。女性。暗めの金髪バレイヤージュグラデーションの真ん中分け2つちょこんと毛先結び。ライトブラウン。

照葉市で林業を営んでいる地主の娘。幼少期から職務を手伝っていた関係で見た目や雰囲気と違い体力や脚力がある方。

地主の娘の為伸び伸びと色々育ったが、妹を着せ替え人形のようにしていたら怒られ、それ以降は妹の顔色をうかがうような生活を送っている。

距離感の掴み方がかなり下手であり、距離感を詰めれると判断した相手に詰めすぎて注意されると腫れ物に触るような距離感で接するので友人は多くない。

妹に少しでも合わせるため、慣れない染髪に挑戦して失敗して放置したような髪色の為、話しかけてくる人も少ない。


樟穫葉生くすがり はづき

16歳。人間。女性。金髪のシャドウルーツハーフツイン。ライトブラウン。

照葉市で林業を営んでいる地主の娘。樟穫芽生の妹。やはり職務を手伝っていた関係で見た目と違って体力だけはある。

対人付き合いが下手な姉と違いコミュ力はある方。そのため、本来は友達などに行くはずであった全ての対象を全て妹に向けられてきた。

自分に似合うはずのないゴスロリを自分は着ないのに買ってくる姉に嫌気が指し、3年ほど前に強い口調で拒絶の意志を示したところそこから姉の距離感がおかしくなってしまった。今更歩み寄る必要もないので放置していたら日に日に悪化し、たまに物で機嫌を取ろうとしてくる存在になったのが殊更にムカついた。

家柄のおかげで知識量はあり、格好もお洒落の為にやっているが姉はグレたと思っているのが一番ムカついている。


[アズラク・アルラ・ニハーヤ・ハーディス]

15歳(見た目)。人形。女性。桃花色のレトロツイン。青瞳。褐色。

綿がパンパンに詰められた、アラビア系のお人形。セカイに影響されるまで喋ることすら出来ない普通の人形だった。

冬泉コーポレーションが主催していた接待パーティーに出席した樟穫芽生が、ビンゴ大会で当ててきた人形。かなり古い人髪を使った人形で、桃花色も経年劣化によるもの。

本来1対の人形であり、剣士の人形とセットであったが儀式の為焼失。10年前冬泉と提携を結んでいる組織により、外国で発掘されたもの。

深層意識で1対の人形である意識が抜けず、常に片割れを探している。

本人曰く、主神はレネケトであるとのこと。


狩茂勇聖かも ゆうせい

13歳(見た目)。妖精。性別不明。白髪のセミロング。薄いヘーゼル。白肌。

セカイにもともと住んでいた妖精。現在は雑貨ビルに住み込み。七歌からの呼称はカモくん。

見た目が中性的で、万が一に備えて七歌も衣笠も一緒にお風呂に入らなかった為彼の性別は未だにわかっていない。

衣笠の実験によく付き合わせれており、一番興味を示したのが七歌をからかって遊ぶ為に用意していた猫耳パーカーだった。今は専らカモくん用らしい。

本人曰く妖精で、しっかり羽根やしっぽもついている為衣笠は一度卒倒した。

衣笠によると、妖精は知識の幅に偏りがあるらしく彼女の場合主に数式とゲーム。後は猫耳らしい。魔物のなりかけなのでは?と衣笠は推測している。


S2~


平和人たいら かずひと

18歳。人間。男性。日焼けで色落ちした黒茶。スポーツ刈り。黒瞳。

何処にでもいるような自称普通の高校生。

何かに秀でていなければ陰キャ待ったなしの学生社会で、いい人という立場を死守するためただそれだけの為に全力を尽くす少年。

いい人という立場はそもそも不憫なモノであると楽観的に考えており、そのせいか学校で話すような友人はたくさんいるが家で遊ぶような友人はほとんどいない。

薄井影美とは家が近所の幼馴染の後輩だが、女の子との接点かつ自分の存在意義を認めてくれているような気がしていて若干彼女の存在に依存している。

かつて自分の親友の恋愛成就のためのサポートに成功した成功体験を忘れられないのでは?と七歌は吐き捨てるようにコメントしている。


氷取沢草楽ひとりざわ そうら

47歳。マスター。男性。灰色の白髪込の三つ編み。フィンチ眼鏡。カンカン帽。黒瞳。

各地のフリーマーケットや一箱古本市、オンリーイベントなどで商いをしているらしい。一般人には何も置いてないように見えるらしいので、追い出されることもしばしばあるらしい。

適合者である場合、黒い手が彼の後ろに大量にあるのが見えこちらへ誘ってくるのが見えるだろう。黒い手そのものには殺傷力などはないが、適合者に干渉し足を掴んだりしてこちらへの認知を認めてこさせようとする。見ない振りをしたいJKなどからすれば、天敵となるだろう。


S3~


国見陸斗くにみ りくと

20歳。人間。男性。茶髪のショートヘア。黒瞳。

自分探しをしているバックパッカー。現在は横浜のカプセルホテルで暮らしている。

主に日雇いやフラッシュモブ、端役などで全国の旅路の資金を稼いでいる。バックパッカーとは言うが、割と実家に帰っているため家出などではない。

明るくお気楽、もっと言えば脳天気な為事実を受け止めるのが早いが、お人好しも入っているためトラブルに巻き込まれやすい。

過疎地で出会ったトラブルの種に自分からのこのこと入り込んでいったが、報酬もそれなりにあるためやめられない。少しだけ金の羽振りが良くなった彼を見て、親や友人からは危険な薬物に手を染めているのでは?と疑われている。


金澤結衣かなざわ ゆい

15歳。人間。女性。黒のブルージュ、ポニーテール。黒瞳。

母子家庭の学生。横浜のスタバでバイトしている。

幼い頃父親が蒸発。即即の高級ソープで指名率がトップクラスだった母親が、女手1つで育ててきた。親の遺伝もあり美人。が、元来の見た目の良さからか女友達に恵まれず、男性からのスキンシップも苦手な為かなりコミュニティに難がある。

親からは仕事内容をまだ知らされていないのと、職業柄支出が多い為相対的に貧乏だと思っており、高校に入学してすぐ接客業を始めたが自分の知らないところで発生する男女トラブルでクビになることが多い。

珍しく2ヶ月続いているスタバのバイトの帰り道、攫われてしまったのが転機の始まりだった。


S5~


美篶優文みすず まさふみ

38歳。マスター。男性。黒のざんぎり。黒瞳。

照葉市の朱鷺森狐火宮神社の宮司をやっている中年太りの男性。

得物はチェーンソーに大幣の先についているアレ(紙垂)をつけた独特な武装をしている。冴えない容姿に動けるか怪しい三段腹をしているが、御札制作に関しては目を見張る程で式神のように操っている。

モデルガンの違法改造なども趣味で行っているが、サバゲーは不得意。

なんでも、ルール無用が得意なので無力化などを自由に出来ないのが気に食わないらしい。

最近の悩みは隠していたおやつを3人娘に食べられてしまうことらしい。


夏潮なつしお早風はやかぜ晴風はれかぜ

見た目9歳。マスター。女性。銀と灰の間の髪色のパッツンスーパーロング。赤瞳。

夏潮は青色のヘアピン、早風は緑色のヘアピン、晴風は赤色のヘアピン。

ヘアピンがないと見分けがつかないほどよく似た少女達。

無表情で舌足らず。感情もあまり出ない為何を考えているかわかりにくい。

ヘアピンを変えると美篶でも見分けがつかないらしい。

セカイには侵入できるが戦闘力はほぼ皆無に近く、攻撃も美篶が貸してくれたモデルガン頼り。

美篶のことはマスターと呼んでおり、親子関係ではないらしい。

極端に水や明かりを怖がる為、美篶は毎日のご飯にも苦労しているらしい。


S7~


樋爪恋ひづめ れん

29歳。人間。女性。黒髪ロング。目つきの悪い黒瞳。

記憶を求めて各地を放浪している大学の学芸員。

記憶の手がかりが紅葉にあると思っており、今は閉鎖した紅葉に忍び込み情報がないか探っている。

何か、とても大事なことを忘れている気がしておりそれがどうしても思い出せないのが喉の小骨のように彼女を突き立てている。

どうやら現在は近くの民宿に労働を兼ねて住まわせてもらっているらしく、時折だが喫茶店にも休憩しに来る。本人曰くコーヒーよりエナドリを出してほしいらしい。


[ハシドイ]

?歳。ロボ。女性。茶髪。膝下ロング。緑瞳。マルチの耳センサー。

195cmを超える体躯にHカップという色々と大きいお姉さん型アンドロイド。

計算などは不得意で、パソコンに頼っている。

本人曰く、パソコンが出来るのだから自分の容量の無駄 とのこと。

氷取沢のサポートを名目に本部から派遣されてきたらしいが、本人としてはサポートするつもりなぞ全くなく寧ろ氷取沢のクレカを使って昔のロボットアニメのDVDを買い漁っているらしい。

ロボットアニメで出てきた出来そうな武装を自分に内蔵するのが趣味。


S9~


[ウサメリ]

?歳。データ。90cm。性別不明。

ナイトキャップにうさみみバンドをつけた少女っぽい見た目をした風体。

アイリスオンライン初代からナビゲートをしてくれている妖精のような見た目のキャラクター。アイリスオンラインⅢでも多少のお洋服チェンジで続投。

ユーザーからはこいつを見る時はチュートリアル以外だとメンテナンスやバグ修正、ツイッター垢にガチャの時だけだったりするので、

「ウザメリ」「発情期」「仕事しろ」と呼ばれることが多い。

アイリスオンラインⅢはスマホのスペックでもプレイすることが出来る、ユーザー召集型のフルダイブVRMMORPG。

「スマホで本格VRRPG!圧倒的なグラフィックと世界観!!リアリティを脳が処理出来るか!?」

がキャッチコピー。MMORPGにも関わらず蘇生手段が存在しないのが大きな特徴。ロストした場合はリアルタイムで半日ベッドで寝ないといけない為、慎重にプレイすることが大事だとされている。治療はウサメリがしている為、ユーザーの思ったよりかは仕事はしている。


蘇我鸞そが らん

?歳。日本妖怪。女性。黄土色の髪。ツーサイドアップ。謎の信号機のような角。

一行にランと名乗って味方をしてくれた吸血鬼。

氷取沢によるとかなり気まぐれらしいのだが、1回の要請で助けに来てくれた。

こんなこと初めてで逆に何を要求されるかわからず怖い、とのこと。

120cm台のとても小さい見た目に人外のような可愛さ、幼児服のようなファッション、にしては穴開きが多く露出が強い衣装など一度見たらとても忘れられない。


S10~


鳥之石楠船神とりのいわくすふねのかみ

実在の神様。イザナギとイザナミの子。

天鳥船神と書いたほうが分かる人も多いかもしれない神様。船そのもののことを指す場合もある。

横浜の金刀比羅大鷲神社に祀られている。

照葉市の大名、芦原氏が先祖代々祀っていた。


星天を覆い尽くす闇風の悪魔せいてんをおおいつくすやみかぜのあくま

?歳。データ。女性。グレーアッシュ。手入れもしないで伸ばしっぱなし。青紫瞳。

アイリスオンライン初代から皆勤賞の隠しボス。

アイリスオンラインシリーズで一番有名であり、人気もあってか、当然アイリスオンラインⅢでも続投。

ファンからの愛称は律果ちゃん。

正式名称は 星天を覆い尽くす闇風の悪魔 スターウィンド。

アイリスオンライン初代からずっと存在している敵帝国、アルカディア王国の姫「フラミー」が自らの命を賭して召喚した大魔神……のはずなのだが小柄でボサボサの髪に白衣の日本人。スターウィンド!と名乗りを上げているが、戦利品にはご丁寧に星風律果と書かれている。

一応裏ボスとあってか非常に強く、リアル6時間かけてなんとか倒せる強さで、撃破報告が上がってくるだけで祭りになるほど。

特筆すべきは彼女が巻き起こすグリシヌと呼ばれる流れ星。5秒に1回落ちてくるが、落下前に破壊しないとリザレクションの権利がスターウィンドに与えられてしまう。陰キャのような引き攣った笑いから生み出される大量に降ってくる流れ星を全て処理しつつ、吹き荒れる暴風やクノと呼ばれる狐火を避けないといけない。

そこからついた異名は「不死鳥」で、裏ボスに相違ない実力と見た目のギャップがファンアートを大量に生み出している。

現在はゲーム教に勝手に信仰されており、悪い意味でも有名。

横浜市の酉の市などと混同されることで、照葉市の土地神にスターウィンドの概念が混ざってしまう事件が発生している。


S11~


高城川瑠璃たきがわ るり

21歳。マスター。女性。黒髪のロング。赤黒瞳。

滋賀県東近江所属の紅葉の夜叉。

衣笠、露とは同郷。軍服ワンピースにレイピアといった非常に正統派なスタイルで、

敵の喉元にレイピアを突き刺した後、電流で気管を塞いで遠心力で焼き切るという戦法を得意としている。足癖も悪い。

戦術とは裏腹に気性は穏やかであり、会話も普通に成り立つし常識もある。

訂し、何かを諦めると慈悲も無く突き刺してくる。

衣笠によると、昔はあんなにギラギラしておらず優しい天然おっとりお姉さんだったらしい。


四宮流海しのみや るか

20歳。マスター。女性。赤茶髪のボブ。黒瞳。

5年サバイバル出来る料理人。

衣笠、露とは同郷。家庭用品である限りなんでも召喚できる。

菜箸やお玉、アイロンに塩酸などで戦う。

衣笠達と何らかの要因で別れ、セカイ時間で5年程の歳月を一人で生き抜いてきた。

本人に戦闘力は最低限程度しかないが、特筆すべきは彼女が作る料理。

ある事件をきっかけに借りパクしている調理器具で料理を作ると、まるで時間が巻き戻ったかのように怪我が治り、魔力が全身に溢れるように行き渡るようになる。

ヒーラーとしては破格の性能だが、それなりにしっかりした料理じゃないと効果が発揮しないようで本人としてはおにぎり程度ですまないかなーと思っているらしい。

性格は明るく朗らかとしており、衣笠や露などとも仲が良い。

衣笠が喫茶店をやっているのに気づいた時、腹がよじれる程笑い殴り合いの喧嘩になりかけたらしい。


S12~


[チカギ]

?歳。神様。見た目は幼女。黄緑髪のツインテール。

裸エプロン幼女の、自称秋葉権現様。

本来の秋葉権現は神仏習合で、火防の神で、東京の秋葉原の由来。

飯縄権現と同じく、白狐に乗り剣と羂索を持った鴉天狗と伝えられている。

チカギ曰く、正しく秋葉権現をやっていたが自分と秋葉三尺坊権現の神仏習合を意図的に剥がされた上に、世界樹信仰と呼ばれる希薄な宗教を押し付けられた哀れな神道由来の土着神とのこと。

信仰を少しでも獲得しやすくする為、名前が同じだった遠野秋葉の見た目をして逃げてきたらしい。

だが、神仏習合が維持できなくなり世界樹信仰の影響で髪の毛が緑に染まってきた為遠野秋葉と同じ出典でほぼ同じ見た目の桂木千鍵の姿を借りることでなんとか存在信仰が消滅せずに保てているらしい。

秋葉山の名もなき土着神の為、少しでも存在を保つ為に名前も桂木千鍵から借り、チカギと名乗っている。

少しでも出力を抑えるために全裸の8歳前後の幼女の姿でいたが、余りにも見てられないと四宮がエプロンを召喚した為、裸エプロンで過ごしている。

遠野秋葉や桂木千鍵にかなり引っ張られており、ツンデレ気味。


S14~


嬬恋湊斗つまごい みなと

36歳。日本妖怪。見た目は少女。黒髪のロング。黒瞳。

TSで美少女になってしまった年若い天狗。

群馬県の迦葉山に拠点を置く天狗部隊のエリート。

将来有望な若い天狗のみで結成された部隊、小菅沢部隊の副隊長。千里眼を使え、主に偵察を得意としている。

ある日、自分の身体がどんどん縮んでいき声が高くなり髪の毛が伸び、胸はそのままの美少女になってしまった。

余りのショックに引きこもろうと考えたが、生来の生真面目さで一応身分証をかき集め隊長に報告に行くと自分以外のほぼ全員が美少女になってしまっていた。

かつての同僚が自分好みの見た目になっていることに脳が混乱しつつも、何故自分はこんなに女性らしさの欠片もないんだろうと感じてなんとか髪だけは伸ばした。

今でもせめて胸くらいはもう少しあれば女性らしいお洒落も出来たのでは?と感じているが、かつてのようにTシャツ短パンだと女性としては駄目だろうと思い女性らしいお洒落を模索しているらしい。

女性に対する免疫はほとんど無いに等しく、どもってしまうが美少女の為それもまた可愛らしく映ってしまっている。

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