第6話 女神様は一体どんな方?



 暖かな眩い光を浴びながら、女神は未来の勇者と聖女を神界に召喚を行った。


 眩い光の中から二人の姿現れた。


「うげー、うっ、うぇ〜。」


「痛い痛い!ナナ!そんな所でいつまでも吐いていないで、早く救急車を呼んで!鼻血で死ぬなんて嫌ゃっ!」


 神界に召喚された二人は、地上での出来事そのまま召喚された。ので、優子曰く、そんな所で《神界》ナナは吐き続けて板。


 「ちょっと、ナナいいがげんにしてぇ〜!」


 なんかむかし聞いた歌のサビに似ている。


 「うげぇ〜?え?」

「あぁ、ダメだわ。私鼻血で出血多量で死ぬのね?あら?」


 二人はケガや体調の悪さから突然回復している事に気が付き、呆けていた。


 (本当に、この二人が勇者と聖女なのかしら。でも、召喚してしまったし、いいかな。)



 女神がなんとも投げやりな事を考えていたら、二人から見つめられていた。


(あら、私に気がついたのね。なら、ここからは女神らしく威厳と優しさをみせつけないと。)


「私は11柱あるうちの····」


 女神がこの世とは思えない綺麗な声では二人に話しかけたが······


「アァーーーッ!女神様ダァーーーッ!」

 なぜかナナが叫びながら右腕を上げた。

 女神は、自分より大きな声でビックリし、女神の話しが邪魔された。


「ウワァ〜〜〜ッ!ナナっ!凄いよ!」

 女神はちょっと胸をはった。

(そうよ。私は女神なのだから、もっと驚いて、そして敬って。)


 女神がからなんなボッチ感が出ていた。


「ねぇ、ナナ見てみて凄いよ。」


「あ〜、本当だ。」


(私は凄いのよ。女神だから凄いのよ!さぁ、尊敬し、敬いなさい。)

 あ、なんなこの女神面倒くさい感も出してきた。


「ねぇ、ナナみて。ほら。さっきまで鼻と歯が前損事故みたいに酷かったに、綺麗に治ってる?元に戻った?」


「あ、そう言えば私も体が凄く楽になったみたい。」


「じゃあ、早く体育館に行こうか。」


「うん、そうだね。早く行かないと退学だから。って、本当に退学になるのかなぁ?


「うーん、分からないけど早く行こう。お祖母様に····じゃなかった、学園長に正座説教されるから。」


 女神は完全取り残されていた。やはり、ボッチ決定! 



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