第14話[大ピンチ]

順調に怪人を倒してきた花達だったが、この日、ピンチが訪れていた。

鼻糞が無いのだ。


「くっ、こうなったら奏恵ちゃん、例の靴下で…。」


「すみません、今回も花さんの独壇場だと思い、靴下はその…。」


「えっ、持ってきてないとか?」


「いえ、知らないおじさんに売りました。」


「おい、コンプライアンス。」

「絶対にしちゃいけない事だから。」


大声でツッコム花。

そんな花に奏恵は秘策がある事を伝えた。

そして…。


「さあ、奴に花さんのケツを向けるのです。」


すごく嫌な予感がする花。

奏恵に無理矢理、四つん這いにさせられ…。


「さあ、コンビニで買って来た芋羊羹を食べるのです。」


「いや、止めて。」

「この歳で切れ痔何て絶対に嫌。」


悲痛な叫びも虚しく、花は無理矢理芋羊羹を食べさせられた。

そして急激に腸が動きだし…。


「うっ、やばい。」


プピィと可愛らしいオナラが出る。

恥ずかしさのあまり赤面する花だったが…。


「うっ、くっさぁ。」


奏恵が泡を吹き倒れた。


「えっ?」


ピクピクと痙攣する奏恵を見て焦る花。

ふと怪人の方を見てみると…。


「馬鹿な、あんなオナラで…。」


そう言うと怪人は爆発した。

怪人の爆発と共に花は大事な何かを失ったのだった。

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