第13話[びっくりする程、役にたたねぇ]

新たな仲間との初出動。

二人になって、戦闘も楽になると思っていたのだが…。


「フレー、フレー、レッド。」

「頑張れ頑張れ、レッド。」


えっ、何のつもり。

私は彼女を問いただした。


「はぁ、応援ですが何か?」


何かじゃないよ。

一緒に戦おうよ。

何、楽しようとしてるの。

そう言うと彼女は信じられない言葉を返して来た。


「パワハラですか?」

「居るんですよねぇ、無自覚にパワハラする奴。」


いや、面と向かってパワハラですかって言えるなら、パワハラじゃ無いんじゃ?

つか、私何も酷い事してないじゃん。

その事を話すと…。


「いや、戦闘を強要しているじゃないですか。」

「無理に戦わせる何て酷いと思いませんかぁ?」


と言って返して来た。

こちとら、鼻糞が爆発すると分かってから無理矢理、戦わされてんじゃ。

乙女のプライドを捨て、世界平和の為に、無理矢理。


「いや、花さんと一緒にしないで下さいよ。」


私は鼻を穿り、彼女に向かって鼻糞を飛ばした。


「うわっ、汚っ。」


そう言い残し、彼女についた私の鼻糞が爆発した。

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