第5話[秘密基地]

呆れている私を放置して、母と美香ちゃんが勝手に話しを進めている。

二人の手招きに応じて、二人の後をついて行く事にするのだが…。


「いい、蛇口を三回捻って二回戻す。」

「そして…。」


何やら熱弁してるけど、ただの花壇に水あげる用の蛇口でしょ。

そう思っていると、地面が揺れ、蛇口があった場所に階段が現れた。


「…は?」


「行くわよ。」


母に連れられて私は地下の階段を降りて行った。

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