第2話 長寿な魔女のワケ


遠い遠いお国のお話。


とあるおボッチャマが居りました。父親は国王、母親は王妃でした。

が、

おボッチャまは、周囲がこうるせー王になぞなりたくないと心底思っていました。

なので、

弟ができたら全部押し付ける!と決めていましたが、できたのは妹ばかり。


ならば、、


そう、ちんちんをちょん切ってしまえば妹と同等!!と子供の考えそうなことを。


でも斬るのはいたそうなんで、歯を抜くときと同じが良い、、と。

歯を糸でむすんで引っ張って抜かれた事数度。一瞬だけ痛かったが、その程度だったから。



で、たまたまの根本を紐でしばったら、、イッテーのなんの!!

「まぁ、ちんちんだけ抜けばいいか、、」とちんちんの根本を縛る。

で、

枝ぶりの良い木のほどほどの高さの枝を選び、、脚立を用意し、、、

ちゃんと両方の縛り具合を確認し、、、

脚立を蹴飛ばす


うっぎぁああああああ$!!’5=¥¥**%hれ**ふじ〜@@{+#$!!!


結局庭師に助けてもらい、、、、


見たら根本は真っ青、、ああ、もう少しだったのに、、、


で、ちんちんは伸びていた、、びろーーん、、って、、、


「男にとって、大きいのは願いですが、、ほどほどになされてくださいね?」

庭師勘違いしているのは、まぁ助かった。ちんちん斬るとかバレたら大変である!!



「おにいさま、ちんちんを大きくしたいなら、唐辛子を塗りまくるのがいい、と聞きますわ」

妹も、どっからそーゆーの仕入れてくるのかしらんが、助言をしてくれる。

どーせなら、もげて落ちるような方法を仕入れてくれたらいいのに、、、



くっそー、、、どーせ痛いのであれば、いっそ気絶してそのまま抜けるまで!!

と、今度はたまたまの根本から縛って、また脚立を用意し、この前の枝をまた利用する。


脚立を蹴飛ばす!!!


・・・・・・・・我慢だ!!・・ぐっぎゃあああああーーー()5$$#kふいじぃPPP@**::w・・・がくっ、、、





気がついたら自分の部屋のベッドの上


「はっつ!!もげたのか?!!」

寝間着になってたのにも気づかずにパンツをおろす、、


たまたまのねもとからたまたままでびろーーんと伸び、、、


なんじゃこりゃあああああ!!!!




ごめん、涙でKB(キーボード)が見えないので、、、、w

数分作業停止していました。お詫び申し上げませんけど。





上の妹、あの唐辛子の助言をしてくれた妹が窓際の椅子に座っていて、しっかり一部始終を見ていた。

・・

「おにいさま、、何をしたいのか、、私にはさっぱりわかりません、、、さぞかし深い理由があるのでしょう?

どうか、私にそんなお兄様の力にならせてください。きっとお兄様をお助けできますわ、、」


おう、できた妹だ、、こいつが王になってくれりゃー、良い国になるのだろうが、、、

俺がラクダし、、、


「俺は、、女になりたいんだ、、、だから、、ちんちん、いらないんだ、、、」

・・・・

「そうだったのですね!!それだけ美形で可愛いと評判のおにいさま!!当然といえば当然でしょう!!!」

そうなのか?知らんかったけど?そうなの?ふーん、、、


とまんざらでもない様子なおボッチャま


んじゃさっそく、、と妹は走って部屋を出ていってしまった。

ドアの影に隠れていったその横顔が一瞬見えたが、、記憶したくないという思いがまっ先に立ち、その情報は記憶領域に入らなかったが、どす黒くありしかも嬉々極大な表情にも見えた。


気のせいだな、、たまたまが伸び切ったショックだろう、、

と納得させているおぼっちゃま



女の子のように美形で可愛い色白のおボッチャま、でもたまたまも、ちんちんも、りょうほうともびろ〜〜〜んと伸び切っている。


大きくなって、嫁を迎え、初夜の時に、妃なった者はショックでおかしくなるのではないだろうか? ぷw



ーーーー



「あなたは正しいわ。何も知らないあなたのその努力は、最も正しかったの。でも、方法が少し野蛮だっただけ。」

その美女はそう言った。


「女性になりたい者たちは、皆思い知ったの、その努力の過程で。」

そう続ける美女。

「自分には、タマと竿があるから、女になれないんだ、って。それらが、私達が女になろうという努力をはしから奪っていくの。」

憎々しげに言う美女。

「だから、皆気づくの、こいつらがいけないんだ!切らねばならない!!って!!!」

悲しそうな表情に成る美女

「でもね、、自分では斬れないのよ、こわくて、痛くて、、」


おボッチャまを指差す美女

「あなたは格別よ!別格なの!!

私達、女になった者達の中で、ここまで努力した者は居なかったわ!!!

英雄よ!!!」


いや、別にそれはいいかな?なんかうさんくさそうだし、、、

しかも失敗してびろ〜〜〜ん、、だし、、、


「でも、、びろ〜〜〜ん、、だし、、、」

と、情けない顔で言う失敗者。


「あら?失敗なんかどーってことないわ?そこまでやったこと、できた勇気が英雄なのよ?

他国の私達の中にも、これほどの英雄は聞いたこと無いわよ?」


英雄という響きと、やったことの実体の格差に悩むおボッチャま。

妹はその美女の話をうっとりとして聞いている。自分が敬愛する兄が英雄!って感じで。

多分、びろ〜〜ん、を記憶から消しているんだろうなぁ、、



美女はおぼっちゃまに近づいて、その手をとって自分の股間におしつける。

え”!!

・・・あ、、、

「無い、、、、」

フフン!!と美女


「っどっ、、どーやってっ!!!、どーやったの?!!」血の叫び!!

そりゃそーだ、血の出る以上の努力二度したのにダメだったんだから、、



「魔女よ。魔女にお願いしたの。女にしてくれってね♪」

なんか、、反則、、、



すっげーベストもいいとこなんだが、ソレ以上はないベストもいいとこなんだが、、、


なんかものすごく反則っぽ・・・・




納得いかねー、、、、



けど、、



やってもらいたいなー






ーーーー


結果発表


一度は魔女に女にしてもらった。

でも両親(国王と王妃)に叱られて強制的に元に戻された。


その後、また紐で縛って、をしたら、、

上の妹が

「私が男になって王になりますからっつ!!」

と、両親にとりなしてくれ、


めでたく俺が女に、妹が男になった。


妹は男になったので世継ぎもつくれるので国王としても文句でなかった。性格が男勝りだし。




ーーーー



でも、、


あれから10年。16歳。お年頃になった私(元俺)。どーにも男に恋心が芽生えなくって、、、、


先輩のおねぇ方に訊くと、

「あら、私達もそうよ?滅多な男じゃだめなのよねー。今まで2人くらいかな?いい男をみっけて結婚していい家庭を持てたのは」


きいてねーよ、、、って、聞いてても決行したけど、、、


「で、、女の子にときめく時って、、、あった?当然、女になって以降の話よ?」

と先輩美女


・・・・あったかな?

??それも、なかったかな??


「え、、それも、なかったように思えますけど、、、」


「たまにあるのよ、、性別が両方共経験したんで、混濁し、種族保存本能が両性具有と同じくなるのかわからないけど、他の異性にときめかなく成るって。

2人に一人くらいだけだけどね」


50%のどこが”たまに”なのだろうか?


「そーゆーのって、特に長生きするんで、、、皆魔女の弟子入りしてるわねー。100年も弟子やりゃ、一端の強力な魔女になれるからね♪」

・・・・

・・・・

・・

「あの、、長生きって、どのくらいするんですか?」


「それが、まだわからないのよ、、、私達が知っている最年長は、魔女の師匠なんだけど、、1000歳から、めんどくさいって数えていないんだって、、、」


不死じゃん、、、


男は30で魔法使いになれると言った転生者がいたけど、、、


あ、、

「男になった女は?やっぱ不死になるんですか?」


「あー、まっとうな人生を送って、みんな100歳ほどで老衰死しているわね。羨ましい、、」美女


なんか納得行かないですね?


でも、、


だから魔女は長生きなのか、とよっくわかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る