タイトル『俺、勇者なんですけど?』

あらすじ:

勝手に召喚しておきながら、勝手に失望されて勇者は追放されてしまった。

森の中で一人、勇者は如何にも禍々しい剣をかっこいいという理由で引き抜き、自分の武器にした。

その結果【聖剣化を実行します】という謎の声が聞こえて、禍々しい剣は聖なる武器っぽい中二病を患いそうなカッチョいい夜空のような剣になった。

勇者は自由気儘に、好き勝手に異世界を無双する───と言いつつ結構~~~~~~~~~苦戦します。


これは、異世界に勇者として召喚されたが追放されたので、好き勝手に我が道を行く勇者の物語である。



〈主人公〉

名前:柊木優斗ユウト・ヒイラギ

種族:異世界人

性別:男 年齢:16歳


特徴:黒髪ウルフカットに切れ長の青目の、狼みたいな少年。目立つ程では無いが、白い肌の端正な顔立ちで、元の世界では無差別天然女性キラーと呼ばれ、その見た目と相まって無自覚な狼少年と呼ばれていた。

服装は赤パーカーに学ラン。腰には森で拾った紺碧の刀身に銀色の刃の黒い片手半剣が鞘に入れて、ベルトに吊るされている。


概要:極々平凡な高校生を自称する、無自覚な器用貧乏な天才。本物の天才とは違い、そつなく何でもこなせるし、頭も人並みより良い。身体能力は部活で全国大会に行けるレベル(但しベンチ)。

総合的に称するならば、人並み以上にそつなくこなす、器用な少年。

異世界に召喚されて【勇者】のjobを得るが、並み程度のステータスと【成長速度上昇:中】、【習得速度上昇:中】、【聖剣化】、【獣身:未覚醒】という、凡そ平凡としか言い様の無いスキルしか持っていない為、役立たず認定されて、何も持たせずに王国から追放した。

しかも、人為的に転移が失敗するように細工をし、どこかも分からぬ森の遺跡への転移事故を起こさせた。

王様と宰相と臣下の貴族はクズだが、他の王妃と王女、王子と一部の貴族はまともである。

更に言えば、勇者召喚を行った巫女は箱入り娘だが、心優しき少女である。


謎の森の遺跡で、禍々しい剣を引き抜いた。その時に【勇者】の持つスキルの一つ【聖剣化】により、浄化&グレードアップさせ、〝属性を内包する夜の闇〟という凄まじい力を有した【聖魔剣】へと進化した。

禍々しいどす黒い錆びた剣から、透き通るような紺碧の刀身と、僅かに青みがかった銀色の刃を持った漆黒の剣へと形を変えて、僅かに金の装飾がされた漆黒の鞘も同時に創造された。

装備した時の銘は【常闇の聖魔剣ヴァゼル】。これまた、何とも中二病を患いそうな名前であるが、その性能は本物。装備した時に、使用者のステータスの能力値の10%を上昇させ、あらゆる属性に対して【耐性:微】を付加する。極めつけは【常闇の聖魔剣ヴァゼル】に適正を示すスキルを開花させ、既に習得している場合は進化させる、というもの。

規格外にも程がある性能の、正にチートな武器。


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