第5話
俺は本物川開拓隊大隊長に呼び出されていた。
「戦場での成果は聞いている。リボルバーでオークを撃退したそうだな。何が起きたか、詳しく話してもらおうか。」
「私はただこのリボルバーでオークを撃っただけです。」
「まさか、そのリボルバーに神の加護が付いたというのか。」
「現状では、そうとしか考えられません。この拳銃はただのスミス&ウェッソンですし。」
「ならば、軍曹には新しく作る遊撃隊に配属する。異論はあるか。」
「配属には異論はありません。しかし、武装や人員には注文を付けてもよろしいですか?」
「それは出来る限りの配慮はしよう。軍曹なくしてこの作戦は成立しないのだから。」
「感謝いたします。それでは…」
俺は銃騎士遊撃隊の隊長に任命された。硝煙の匂いがした気がする。
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