★ 登場人物のご紹介

 平素より本作品をご愛顧頂き、誠にありがとうございます。

 この度は本作品をより皆様にお楽しみ頂けますように、登場人物のご紹介をさせて頂きます。

 本項によって皆様の作品に対する理解が深まり、より一層本作品お楽しみ頂くことで、作品が皆様の日々の彩りの一助と成られれば幸いです。

 なお誠心誠意を持って作成しております本作ですが、もしも至らぬ点がございましたら、何卒ご寛恕賜りましてご指導ご鞭撻を頂戴できますよう臥してお願い申し上げます。

 かしこ。



【インキャノ・ド・レェ卿】

お山の向こうのお貴族様。鍛え上げられた肉体、類い稀な胆力、豊かな知性、穏やかな心根と、知勇兼備にして温厚篤実な好青年。謎めいた従者の少女を連れて諸国をお遍路している。

という設定にいつの間にか成ってしまっていた隠キャさんは、この先どうなってしまうのでしょうか。

言うべき事を言わず、言わなくていい事を口走ってしまう悪癖が、流れ流され異世界にまで辿り着かせてしまったようです。

異世界転生する際に、ミスターオリンピアも真っ青の凄まじいバルクを持つアラブ風ソース顔イケメンに転身しています。羨ましいですね。

今後も是非頑張ってもらいたいものです。



【トラ子】

彼女の名がトラウィスカルパンテクウトリだということを、皆様は覚えていますでしょうか? 本人曰くアステカの厄神、金星の化身、悪そうなヤツは大体友達だそうです。

庇護欲をそそる可憐な面差しに男好きのする豊満な肉体を兼ね備えた、大変魅力的な容姿をしております。

彼女は出演者では無く、あくまで撮影スタッフなので、プライバシー保護の観点からあまり素性を明かす事は出来ません。例えるなら、成人向けコンテンツによくある素人モノの出演者だと思えば色々と捗るのでないでしょうか。



【百人のチョコボール】

製作の都合上出番がなくなってしまった残念な方々です。シーズン2が製作されるのであれば、皆様には是非彼らの本番をご覧に頂きたい所存です。



【川】

飲んで良し、洗って良し、釣って良し、三方良しの近江商人のような存在です。本当に異世界転生者は風呂ばかり作ってないでまずは川を作るべきでしょう。逆説的に信玄さんは異世界からの転生者の可能性も否めません。

母なる海に注がれる大いなる水の流れ。そう表現すると川は父親のピー液のメタファーのように聞こえませんか?



【秘本ちゃん】

本作品のメインヒロイン。

木なのか皮なのか石なのかよく分からない素材で出来た画板サイズの大きな本です。秘本ちゃんの秘所を覗くと意識を吸い込まれて、有体に申し上げれば頭パープリンになってしまいます。お取り扱いには細心の注意をお持ちいただくようお願いします。

作中では投げ飛ばされたり痛めつけられたりチンチンにされたりと割と大変な目に遭っていますが、本人は満更ではないようです(推測)。

生みの親であるラジエルさんは地上と天界の全ての秘密を知り尽くしている天使で、その宇宙の神秘についての知識を一冊にまとめた書物が『ラジエルの書』です。秘本ちゃんは北米廉価版のデチューン品ですので、少しアダルティな雰囲気を醸し出すべく『秘本』と改名されました。

より正確を期すならば、エノク書に記された天使ラジエルの著作であるラジエルの書、となるでしょう。つまりは紀元前から存在する2次創作モノですね。分厚いけれど薄い本とはこれ如何に。



【おだい】

於大の方。徳川家康の生母。出生地・東浦町は彼女を記念して緒川の地に「於大公園」を整備し、毎年「於大まつり」を催しています。



【5人組】

近接・近接・近接・遠距離・補助と、割とバランスの取れた構成となっています。おそらく近接の3人の中でも斥候役・指揮役・戦闘役とが分担されていたことでしょうが、陰キャさんの目が節穴だったので判別出来なかったものと思われます。

領主のために裏で働くさぞ優秀な秘密部隊だったはずですが、枯れ枝と秘本ちゃんの前にあえなく散華。作品のために散った彼に心からの感謝を。



【珍右衛門さん】

ゲオルギオスという正式な名前がありますが中々そう呼んでもらえません。

鍛え上げられた巨漢力士のような体格に傷だらけの豚頭を持つ、往年の名俳優そっくりの渋い声をした面倒見の良いナイスミドルです。

竜殺しの異名は伊達ではなく、卓越した槍さばきと頑強すぎる耐久力で随所に見せ場を作ってくれました。そんな彼はOreTueeeeできるスペックは十分持ち合わせていますが、いかんせん本人の脳ミソがポンコツ過ぎるという欠点が露呈してしまいましたね。

竜殺しの異名の由来を紐解いていくと、きっと彼が主役の十万字以上の長編小説が出来上がってしまうので本作では触れないでおく所存です。



【樹人】

悪魔の作為を感じるUMA。

ファンタジー世界に在りながら伝説的存在である故に、『裏の裏を返せば表』的理論に鑑みれば案外その辺に散見される存在かもしれません。

ちょっと何言ってるか分かりませんね。

知能があれども所詮は畜生、という残念な結末になってしまいました。結局タマが取りたかったんでしょうか。

もっと親しみやすい某電気ネズミの様な愛玩動物的UMAを出演させるつもりが、こんなゲテモノが現れてしまい誠に申し訳ありません。人生とは思うように行かないものです。



【ゴブリンちゃん】

ゴブリンちゃーん! ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!








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