/

ほのかに寒気を感じたのは仕事から帰ってシャワーを浴びた後だった。外はもう暗い。湯船に浸かればよかったと湯を抜いてから後悔した。あしたは久々のオフだ。小顔マッサージをしながら、持ち帰ってきた仕事もないし、何しようかな、なんてことをゆるりと考えていた。・・・そういやお気に入りのペンも少し古くなってきたし、文房具を新調しにでも行こうかな?オフの日は予定を詰め込みすぎるのも好きじゃないし、いつも行ってるお店の近くでブラブラしようかな。

それからは、追ってくる眠気にどうしても耐えられず、いつの間にか瞳を閉じていた。


ほぼほぼノープランで始まった休日は、遅めの朝食から始まった。昨日の肌寒い天候はどこかに行き、絶好のお出掛け日和だった。私の住んでいる所は、文房具の揃っている雑貨屋から少し遠い。髪のスタイリングをしながらどうやって行こうかとしばし考えていた。


 

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る