ロボットアニメの主人公

 ゲームセンターで【こうゆうアーカディアン】をしていた時、対戦相手の常磐ときわに自機を撃墜されるや、さくは意識を失った。


 運ばれた病院で目を覚まし、両親と3人で医師から話を聞いて退院すると外で常磐ときわ、そして同じく一緒にゲームセンターにいたりっが待っていた。


 りっに泣きながら抱きつかれたさくに、両親はお金をくれて『4人で夕飯でも食べながら、さくの口から3人に詳細を伝えなさい』と言って去っていった。


 本当にありがたい両親だ。


 いつものパターンから、2人きりになった両親はこれから外食してからラブホテルでセックスする気なのだとさくは察したが、人前なのでそこは指摘せず見送った。


 そして自分は常磐ときわたちと一緒にファミリーレストランに入り、注文を終えて料理を待つあいだ医師から聞いた話を3人にした。それを聞くと常磐ときわは『すまなかった』と頭を下げた。


 心苦しい。



「顔を上げて。トキワはなにも悪くないよ。自己管理できてない僕が悪かったんだ。そのせいでトキワに人の命なんて重いものを背負わせるところだった。ごめんなさい」



 さくもまた常磐ときわへと頭を下げた。


 さくが倒れたのはそのVR感覚によって、ゲーム内の自身の分身アバターである操縦士パイロットが受けた(であろう)ダメージを自身の肉体に再現してしまったためだった。


 さくの機体はコクピットのある胴体を貫かれた。現実のアークならパイロットは潰れていただろう。それが忠実に再現されたらさくもそうなって死んでいる。


 VR感覚でそこまではならない。


 さくの体に傷はつかず、ただ本当に潰されたかのように激痛が走って意識を失った。だが傷はなくとも、そのショックで本当に死んでいた──ショック死していた恐れはある。


 それを常磐ときわに謝罪された。


 だが常磐ときわさくがVR感覚であることなど知らなかった。ただゲームをしていただけなのに幼馴染の親友を殺してしまい、罪に問われずとも一生 苦しむところだった常磐ときわこそ被害者だ。



「顔を上げろ、リッカ」



 常盤ときわに言われてさくはそうした。


 常磐ときわは優しい眼差しで苦笑した。



「俺が謝ったのは、自分のせいではなくとも友を病院送りにして詫びもせんなど我慢できなかったからだ。そして今回のことは、お前も予想外だったのだろう? 謝りっこはここまでにしよう」


「トキワ……ありがとう!」


「リッカくーん、わたしはまだ許してないよ?」


さく、アタシもよ?」


「は、はいっ!」



 さくの隣に座ってさくと腕を組んでいるりっと、正面に座ってテーブルの下でさくと脚を組んでいるに、それぞれ笑顔で表明された。声は笑っていない。怖い。


 だが当然の報いだ。恋人ではないが恋仲である2人をどれだけ不安にさせたか。申しわけなく、また自分が情けない……そこにりっが、さくと組んだ腕に力を込めてきた。



りっ……」


常盤ときわばしの事件で死ぬほど心配したばかりなのに……そっちは、リッカくんに非はないけど。今度のは、命の危険があるとまでは知らなくても、自分がVR感覚なのは分かってたんでしょ?」


「うん……ごめん」



 その話を聞いている常磐ときわが『常盤ときわばし』のところで嫌そうな顔をした。〔常磐〕と〔常盤〕は同じ言葉の表記揺れ、自分と同名の場所で親友が死にかければ気分が悪いだろう。


 その隣で、が唇を尖らせた。



「確かにアンタ、撃墜されると大声 出してお店の人に怒られたりしてたわね。VR感覚のせいだったんだ。おかしい、って気づけなかったアタシも情けないけど……教えてよ。水臭い」


「そうだよ。1人で抱えこまないで」


「!」



 りっにも言われ、さくは手で顔を覆った。



「そうなるのか……『1人で抱えこむ』って創作の主人公にありがちな悪いクセだよね。ごめん、自分がそうなってる自覚は全然なかった。自分的には違う理由で言えなかったんだ」


「「「?」」」


「うまく話せなくて長くなりそうだけど、聞いてくれる?」


「ああ」「「うん」」


「……僕は、戦いたいんだ。アーカディアンのじゃない、実機のアークに乗って。こうどうみたいな模擬戦じゃない、本当の戦いをしたいと、ずっと思ってる。ロボットアニメの主人公みたいに」







 2年前……西暦202X年。


 小5の夏。


 7月7日、さくは『現実世界で搭乗式巨大人型ロボット兵器が実用化されてほしい、その世界でロボットに乗って戦いたい』という夢が叶った夢を見て、起きたら夢だったことに落胆した。


 その日にりっと友達になった。


 常磐ときわも入れた4人での日々が始まった。


 夏休みに入って、林間学校の初日に見学先の工場が正体不明の虎型ロボット【メカタイガー】に襲われて、逃げる内に見つけたアーク【ブルーム試作1号機】に乗って撃退して。



 夢が叶った。その時は。でも──



 後日その工場の主であるじょうりくグループ総帥の常陸ひたち かおる おうに開園前のロボットしまえんに4人で招かれ、ロボット・カートと機甲道と機甲遊戯アーカディアンのことを知って。


 4人でアーカディアンを遊んでアーク操縦の腕を磨きながら、常磐ときわりっとは一緒に(自衛隊にアークが導入されれば自衛官のアーク操縦士を目指すが)機甲道の選手を目指そうと決め。


 りっに告白して。


 アーカディアンが稼働開始して、それで遊ぶ日々が始まって。


 ほどなくして夏休みが終わって、9月から2学期が始まった。


 それからの日々は……


 とても……平穏だった。


 5年生の生徒たちは皆、林間学校で生徒を突きとばして逃げた担任の教師3人を嫌悪し、そんな連中から授業を受ける苦痛からトラブルが起こると予想していたが。


 3人とも教職を辞してダイビングを始めたとかで、新たに赴任した担任の下、以降の学校生活で面倒なことはなにもなかった。


 おかげでアーカディアンに集中できたが……当時からさくは、自分の中に不満が蓄積していくのを感じていた。


 こうじゃない、と。


 だって、本来なら。


 ブルーム試作1号機に、本物のロボットに乗って本当の戦いをしたあの日、自分が主役のロボットアニメ──のような物語が、始まったのだと思っていた。


 そのあとも自分はなんだかんだと実機に乗ってメカタイガーのような謎のロボットから人々を守るために戦うことになる……そういう展開を期待していた。



 ならなかった。



 ロボット島園でアークのことを色々と知った時はさすがに興奮したが、そこから『自分が実機で本当に戦う』には繋がらずに、謎のロボットももう現れず、平和な日常に戻ってしまった。


 アークのコクピットを再現したきょうたいで実機さながらに操縦ができるアーカディアンは究極の娯楽だが、決して『実機で実戦』という欲を満たしてはくれなかった。


 りっとの今の関係が始まって、毎日イチャイチャして過ごしていながら、内心そんなことを想っていたとさくは今まで誰にも、当人たちにも話せずにいた。


 それは──



「好きな子に『好き』って言ってもらえて、こんな贅沢をさせてもらってるのに、それだけじゃ足りないなんて申しわけなくて、言いだせなかった」



 りっが寂しげな顔をした。



「気を遣ってくれたのは嬉しいよ。でも、言ってくれてもわたし怒らなかったよ? 『わたしがいるだけじゃ駄目なの』なんて。知って、支えになりたかった」



 も小さく頷いた。


 りっと違ってさくとの仲を世間には隠しているので、人に聞かれるかも知れないこの場ファミレスで『自分もさくの好きな相手』という言動はしない。テーブルの下でさくと脚を組むだけで。


 さくは、頭を下げた。



「うん。僕が臆病で、間違ってた。本当に、ごめんなさい」







 料理が運ばれて、4人とも食事を始めた。


 さくは食べながら、ぽつぽつ話を続けた。


 ロボットアニメの主人公のように戦えずさくが苛立つ一方で、世界は少しずつ変わっていった。さくを置きざりにして。


 全高3.8m以下の搭乗式人型ロボット【アーク】による模擬戦競技【機甲道】が始まるのに伴って、日本国内でアークの販売が始まった。


 常陸グループはアークの存在を公表すると同時にその特許権を放棄したため、すぐ他の企業もアークを造り売るようになった。


 価格は高級車ほど。


 機甲道の関係者以外でアークを購入するのは、夢に見た搭乗式ロボットを持ちたいロボットオタクかつ、それだけの財力を持つ者のみだった。


 最初の内は。


 しかしアークを所有するハードルはすぐに下がった。機甲道で勝てるように各社がより高性能な新型を次々に開発したことで、機甲道の現場で不要になった中古品が大量に転売されたから。


 そうしてかなりの数となった専門外のアーク所有者の多くは、私有地の中やサーキット場などに設けられた公用のアーク乗場でアークを動かして満足したが……



〔暴走族〕


〔暴力団〕



 そうした暴力的で反社会的な者たちもアークを入手して、その暴走行為や決闘・抗争の道具として運用した。


 市販のアークは競技用のため実戦用の武器はついてこないが、格闘武器には鉄パイプや角材を、射撃武器には非合法に入手した人間用の銃火器をアーク用に改造したものを装備して。


 史上初となる〔搭乗式人型ロボットによる殺しあい〕が、そうした武装アーク同士によって行われ、その後も同様の事件が日本全国で発生するようになった。


 無論、これらは犯罪。


 それを鎮圧するため生身の警官隊が暴徒の乗るアークと戦い、大勢が殉職した。その時の反省から、日本警察はアークの導入に踏みきった。


 人型パトカー【パトアーク】の誕生である。


 常陸グループからアークの導入を持ちかけられた時、その実用性を疑問視して断った警察と自衛隊、その片方が考えを改めた、記念すべき出来事だった。


 自衛隊では未だに『戦車があるのでアークは不要』と導入していないが、警察が出動する案件で戦車の出番は元々ない。


 戦車砲でなくてもアークを操縦士ごと破壊可能な強力な火器はいくらでもあるが、警察は容疑者を殺害せずに逮捕するのが基本だし、周辺に被害を出さないためにも、おいそれとは使えない。


 そんな制約の中──


 生身の人間より攻撃力・防御力・機動力のあるアークを生身の警官がとめるのは極めて難しいが、それは警官もアークに乗っていれば解決すること。


 アークが戦車より優れているかどうかなど警察には関係なく、警察の現場でアークの必要性が認められた以上、もうその導入を阻むものはなかった。


 パトアークは暴走アークのみならず、同時期から全国的に普及した搭乗式ロボット風の建設機械、双腕重機ボガバンテが犯罪に用いられた際に鎮圧するのにも有効だった。


 アークに、双腕重機。


 どちらの搭乗式ロボットも、すっかり日本のどこでも見かける存在として社会に定着した。


 ただ日本の事実上の軍事組織である自衛隊も、他国の軍隊も、まだアークを導入してはいない。運用して実戦をしているのは、軍ではない警察か、無法者。


 なのでさく常磐ときわがずっと願ってきて七夕の短冊にも書いた〔人がロボットに乗って戦う時代〕が訪れたと言っていいのか、まだ微妙なところだが。


 片足ぐらいは突っこんでいる。


 そういう雰囲気になってきた。


 しかし、そうなった世の中でさくがしているロボットに関することと言えばアーカディアンだけ。この世がロボットアニメなら主役ヒーローとは程遠い、ただの端役モブ


 間違っている。


 不満は溜まる一方だったが、どうしようもない。工場で戦った時は緊急避難だったから許されたのであって、まだ免許を取れる年齢ではないさくは実機のアークに乗れない。


 今できることは実機に乗る日に備えて、アーカディアンで腕を磨くこと……しかし、そこでも、つまづいた。


 ロボットアニメの主人公になるべき自分にはアークを操縦する素晴らしい才能があり、アーカディアンでもすぐ上位になるはずという自信は、あっさり折られた。


 才能なんてなかった。


 アーカディアンのプレイヤーにはFPS上級者などの超人的なゲーマーがわんさかいて、元々こういう反射神経や戦術眼が要るゲームが下手だったさくは彼らに遠く及ばなかった。


 アークの操縦では誰にも負けたくないのに。これでは機甲道の選手になるための一定の技量さえ得られないのでは? 危機感を募らせたさくは強くなるため一計を案じた。



〔自己暗示〕



 さくは実機で戦った時のことをイメージし、ゲーム中でもあの時のように『やられたら死ぬ』と自分に言い聞かせながらプレイするようになった。


 そうする内にVR感覚が発現し、本当につらい想いをするので撃墜されないよう死にもの狂いで戦う中でメキメキと力をつけ、今では戦力評価で最上のS級ランカーに昇りつめた。


 S級とは言いかえれば〔超一流〕となる。


 国内外、全世界に数えるほどしかいない。


 一流はA級。


 二流のB級であれば機甲道に進出するのも可能とされ、三流のC級はその実力の幅が最も広い〔普通〕、最下のD級にいる者は大半が初心者で多くはすぐC級に上がれる。


 常磐ときわりっはA級。だが自分のようなVR感覚なしで自分の1ランク下なだけの3人に、さくは才能では負けていると思い……劣等感を覚えている。


 さくはとうとう、それを口にした。



「僕はあの日、自分だけが実機のアークに乗って戦ったことを、内心で鼻にかけてる。総帥から聞いた、あれが記録上で初めての搭乗式人型ロボットでの実戦だって」


「リッカ……」「リッカくん……」「さく……」


「それに勝った僕は選ばれた存在で……ロボットアニメの主役になった気で自分以外の全員を『脇役か端役だ』って見下してた。トキワのことも、りっのことも、のことも」


「「「……」」」


「でもアーカディアンを始めたら僕はみんなに才能で負けてるの分かって。見上げる立場に転落して、VR感覚に目覚めたから、また見下せる地位に返り咲いて……」



「『自分だけで解決できる』と思ったからじゃない。こんな嫌な感情と結びついてるからVR感覚のこと話せなかった。話して、みんなまでVR感覚を身につけて、抜かれるのも怖かった」



「僕はそんな、傲慢で、矮小で、不愉快な人間だ。こんな自分を知られるのが恥ずかしくて。自分の嫌な面でみんなを傷つけて、みんなから嫌われたくなかったんだ」



 言い終わり、さくは深く息を吐いた。


 ずっと胸に秘めていたこと、これで全て吐きだした。みんなはどう思ったろう。3人の顔を見るのが怖くてうつむいていると、組んだりっの腕と、の脚に、優しくさすられた。



「いや、知ってたぞ?」


「えっ?」



 気の抜けた常磐ときわの声に顔を上げると、常磐ときわは呆れたように微笑した。りっも、も、同じような表情をしている。



「うん」「ええ」


「ええっ⁉」


「幼馴染の俺は、お前がそんな自分の性分で人を傷つけることがないよう配慮できる人間に成長してきたのを知っている。本性がどうであろうと、それができるのは立派なことだ」


「トキワ……」


「リッカくんのそれ、わたしが魔法少女アニメの感想をみんなに言わないのと一緒だよね。思ってることそのまま言ったら絶対、誰かを傷つけるって。だから、この件ではわたし怒れないよ」


りっ……」


「アタシは『もっと早く話してほしかった』って思ってるけど。なんでも話すのが常に正解、とも限らないし? 難しいわよね。でも今、聞けたから。結果オーライってことで」


……」


「本物のロボットに乗って戦ったから自分はエライと思った? 俺がお前の立場でも絶対そう思っていたさ。優劣を意識するのも人として当然の感情だ、そう深刻に思い悩むな」


「そうそう、思わなかったら聖人君子すぎて気持ち悪いよ~? リッカくんは俗物で、だから俗物同士、仲良くできるの♡」


「スケベだしね」



 すると3人は笑いだした。温かい空気に包まれて、さくは凝り固まっていた心と体がほぐれていき、目頭が熱くなった。



「みんな……ありがとう……!」


「ああ」「うん♡」「はいはい」



 さくは両目からボロボロと涙をこぼした。ずっと、怖かった。自分の本音を知られたら嫌われるのではないかと。


 2年前、りっに『2人とも好き』と告白した時もそうだったが、今回はそれ以上に。せっかく両想いになれた2人に、今度こそ嫌われるかも知れないと。


 ずっと親友だった常磐ときわにも。


 それは3人を信じていないことを意味していて、信じられないことにも罪悪感を覚えていたが、失いたくないからこそ怖くて、言いだせなかった。


 でも、杞憂だった。


 もう、安心できた。


 雲間に光が射したように晴れやかな気分。それからは和やかに4人で食後のデザートを食べながら、他愛のない話に興じた。


 アーカディアンの凄腕プレイヤーたちのこと、機甲道の試合や選手たちのこと、もうすぐテレビ放送が始まる春の新作ロボットアニメのこと……


 そして食事を終えて、両親からもらったお金で4人分の会計を済ませ、店を出た時……道行く人の声が、耳に入った。



「怪盗忍者から予告状が出てる!」


「えっ、どれどれ! おお~っ!」


(‼)



 彼らは手にした携帯電話スマートフォンを見ていた。さくも自分の携帯を取りだしてSNSで拡散されているその投稿を見つけた。


 縦書きの便箋テンプレート。


 毛筆フォントで書かれた文。



[今年3月31日の正午、東京は上野にある国立科学博物館より、ブルーム試作1号機をいただきに参上する。怪盗忍者]



(あいつら……!)



 怪盗忍者。男女2人組の正体不明の義賊で、アークにも乗る。ロボットアニメの主人公のような、そうなれたと思ったら長続きしなかったさくには妬ましくてたまらない存在。


 自分をボガバンテ乗りのテロリストから救ってくれた命の恩人ではあるが、お礼を言ったのに『泣くな』だの『女々しい』だの罵倒してきて、彼らにはもう憎しみしか感じていない。



(そんな奴らがブルームを?)



 ブルーム、それは世界で初めに販売されたアークのいくつかの機種の1つ。オプションパーツの変更で様々に性能を変化させる〔汎用アーク〕に分類される。


 ブルーム試作1号機はその開発段階に造られたプロトタイプの1機。その運用データから得られた教訓が、市販された量産機に活かされている。


 今ではその役目を終えて国立科学博物館に寄贈され、アークの歴史を拓いた機体として展示されている。それが今、怪盗忍者に狙われている。


 さくはらわたが煮えくりかえった。


 ブルーム試作1号機にはさくも思いいれがある。あの日、炎に包まれた工場で運命的に出会って、そこに乗りこむことで焼死や窒息死を免れ、操縦してメカタイガーと戦って勝利した。


 自分が本当にロボットアニメの主人公のようだった、輝かしい時間を共に乗りこえた相棒が、よりにもよって恨み骨髄に達する怪盗忍者に? 見過ごせるはずがない。



「僕、うえに行くよ」


「「「えっ?」」」


「試作1号機は僕の愛機だ……って勝手に思ってるだけだけど。怪盗忍者のものになるのは許せない。僕があいつらから1号機を守ってみせる‼」

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