第6話 ギルドと装備と仕事と仲間と…③

また更新まで随分時間がかかってしまいました・・・。

年末進行がんばります。


引き続きよろしくお願いいたします。


――――――――――――――――――――

~武具屋~


…あ、あった。

ここか…えぇと?

【小さな破壊者達】?

なんか、懐かしい気がするのは俺だけか?


まぁ入ってみようか。


玄人)ごめんくださーい!


?)はーい。どうぞー!


玄人)お邪魔します。

ギルドから紹介されたので武具を見に来たのですが。


?)ありがとうございます。

どうぞ自由に見てくださいね。


玄人)あぁ、ありがとうございます。


『ガチャ』


?)あぁ、スズおかえり~


スズ)リッキーただいま。

なんだ?客か?


リッキー)客か?じゃないよ!

久しぶりのお客さんの前だよ⁉


スズ)そうか…。

まぁゆっくり見て…そして全部買ってくれ。


リッキ―)スズ!なんてこと言うの!

あぁ、お客さんすいません、気にしないで下さい。


玄人)あ、あぁ、ありがとう大丈夫だ。

じゃあ、見させてもらいます。


(大丈夫かこの店・・・。

でも何だろう、この掛け合いすら懐かしいような・・・。)


・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・

・・・・


(まぁ、値段もそこそこ、確かに初心者向けなのかもな。

ただ!なんだこの懐かしい物の数々は!!!

これは《釘バット!》こいつは《バール》のようなもの?

んでこいつは《竹刀》・・・。

あ、《ボクシンググローブ》もある・・・。

もしかしたらこの人達も元居た世界の人達なのか⁉


玄人)あのぅ・・・


リッキ―)はい?


玄人)かなり個性的な武具が多いですね?

この町に来たのは最近なのですが、この町では

こういった武具が主流なのですか?


リッキ―)・・・あーわかります?

私の友人達が作ったものなのですが

その・・・独特すぎてなかなか売れなくて・・・。


スズ)あいつらはセンスが悪い!


玄人)あーそうなのですね。

面白そうではありますが、

モンスターを倒せる物なのでしょうか?


リッキ―)それは間違いないです!

現に今それを使って武具の材料を狩りに行ってますので。


玄人)おぉ!

そういった事もされるのですね。

ぜひお会いしたい。


リッキ―)それならぜひまた来てください!

皆にも武具に興味がありそうな人が来たって

伝えておきますので。


スズ)良いのか?

お前きっと後悔するぞ!

くちゃくちゃ後悔ずるぞ!


リッキ―)スズ!

お客さんにお前とか言わないの!

確かにみんな変わってるけど・・・。


玄人)まぁ変わってるのは私もですので。

また来させていただきますよ。

今日はこの《竹刀》とこの普通の《ブロードソード》を貰えますか?


リッキー)ありがとうございます。

2つで750ガルになります。


スズ)やったなリッキ―!

リッキ―の作品も売れたじゃないか!


玄人)ほぉ、このブロードソードはリッキーさんが

作った物なんですね。

非常に普通で良い品だと思います。


リッキー)お客さんまで普通って・・・


玄人)リッキーさんは普通が嫌なので?


リッキー)はい、なんとか個性を出したくていろいろ試しているのですが、

周りが個性的過ぎて誰が見ても普通、普通って。


玄人)普通も個性だと思いますよ?

それでは防具屋にも行かなくてはならないので

今日はこれで失礼します。


リッキー)あ、はい。

ぜひまた来てください!


スズ)次は全部買えよー!


玄人)アハハ・・・。

ではまた。


~武具屋 Out~


玄人)ふぅ、【小さな破壊者達】か、

また来よう。

リッキーさんの友人というのも非常に興味があるからな。


次は防具屋か・・・。


って隣じゃないか。


【Kannand】?カナンド?

また特徴的な名前の店だな。



~防具屋~


玄人)すみませ~ん。


?)・・・。


玄人)えぇと、お邪魔しますよ?


?)この町は好きか?


玄人)え?

あぁ、昨日来たばかりですが、いい町だと思いますよ?


?)そうか。

まぁ頑張れよ少年。


玄人)はぁ・・・。


?)ただいまー!

アッキー?ちゃんとお店番してますかぁ?


アッキー)サナー!おかえりー!

勿論ちゃんとしていたさ!

な!少年!


玄人)は、はぁ・・・。


サナ)あらー。

お客さんですね。

久しぶりだわー。


アッキー)サナ、それを言うな。

俺はサナと防具屋が出来て

幸せだぞ!


サナ)私もですっ!


玄人)あのぉ、お取込み中すいません。

商品を見てもいいですか?

一応、ギルドに紹介されたんですが。


アッキー)おぉ、あのじじぃもやるじゃねぁか!


玄人)ま、まぁそういうわけで失礼します。


(なんだこの夫婦・・・。)

(てかこの店も・・・。)


玄人)あの~


アッキー)なんだぁ?

サナの作る防具が気に入らねぇのか~?


玄人)い、いやそんな事はないんですが、

かなり独特だなぁって・・・。


アッキー)独特ぅ~??

この謎に金ピカで七色に光る虹みたいな

目が痛くなるような防具の数々が

独特だってぇ~???


玄人)いや、そんなこと言ってないですが・・・。

大丈夫ですか?


アッキー)大丈夫なわけないだろ!!!


玄人)いや、そういう意味じゃいですが・・・

後ろ・・・。


アッキー)へ?


サナ)私の防具は・・・

私の防具は・・・

コガネムシみたいな防具だったんですねーーー!

『ダダダダダダッ=====3』


アッキー)俺はそこまでは言ってねぇーーー!

『ダダダダダダッ=====3』


玄人)・・・。

(おいおい。

客を置いて2人ともどこへ・・・)


?)オッサンまたやったのか・・・。


?)お父さんもお母さんも今日も元気ですっ!


玄人)あの・・・

この七色の小手とこの普通のレザーアーマーが欲しいんですが。


?)あぁ、あんた客だったのか。

ナギ、これいくらだっけ?


ナギ)トモくん、言い方が失礼ですっ!

お母さんの小手はいくらでも良いってお父さんが言ってました。

お父さんが作ったレザーアーマーは500ガルですっ。


トモ)悪い悪い、つい癖でな。

じゃあ両方合わせて750ガルでいいか。

どうだ?


ナギ)良いと思いますっ。

きっとお母さんも喜びますっ。


トモ)じゃあ750ガルだ。


玄人)あ、はい。

じゃあこれで。


ナギ)あのっ!


玄人)はい?


ナギ)あの・・・きっと、きっとまた来て欲しいですっ!

お母さんにも今日の事は言っておきますので、

ぜひまた来てくださいっ。

お母さんも喜びますっ!


玄人)あぁ、わかりました。

正直、この小手もっとお金を取って良い出来だと思っているので

直接お礼を言いにまた来ますよ。


ナギ)ありがとうございますっ!


玄人)では今日はこれで。


トモ)またな~。


ナギ)トモくんっ!



~防具屋 Out~



玄人)つ、疲れる・・・。


(なんだこの町!!)

(この店もかよ!幸せすぎる!)


この店も今度からリピートだな。


とりあえず今日のタスクはクリアだ、帰ろう。


あー疲れた。



――――――――――――――――――――


皆様こんばんはyukke21です。


またまたかなりの日数が経過してしまい申し訳ありませんでした。


今話は筆者がニヤニヤしながら書いた話になります。


どうぞお察しください。


彼らは今後も登場させていく予定です。


どうぞお楽しみに。


それではまた次回でお会いしましょう。

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【超王道転生RPG】社畜サラリーマンが『いろんな⁉』異世界で無双する yukke21 @yukke21

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