悲しみに打ちのめされてもなお、人間はこれからも生きていく。その命が続く限り。この作品は、それと真摯に向き合った作品だと思います。作品の文章はやわらかくても、その内容は決して柔らかくはない。正に命の儚さを書いた内容です。僕はこの作品を読み終えた時、様々な思いを抱いてしまいましたが、それでも「この作品を読んで良かった。こういうお話を読みたかった」と思いました。それ程に素晴らしい作品です。皆さんも是非、この作品を読んでみて下さい。