長い生命を得た人類のお話は多々ありますし、そこからどう問題を切り取っていくか、どう話を作っていくかでバリエーションは多いと思います。どことなく、ブラックジャックの最終話(といわれているもの)を思わせはしますが、この瞬間を切り取ったものは初めて読みました。どことなくセピア色を感じさせる、そしてなぜか読後が暖かいお話でした。
どこかもの寂しい感じの物語でした。
不思議な光景を見た男性の内容にビックリしました。始まり方と終わり方が読者を引き込ませる要因ともなると思います。中身も充実した作品ですが、物語全体を代表するタイトルも本当に印象的でした。素敵な小説ありがとうございます。