第2話 異世界の楽しさ

《声劇台本としての注意》

・2:3

・アドリブ細部の変更は可能

・生配信等でも使用しても大丈夫ですがその際はリンクを貼ってください

・動画等に残る際は連絡をください

・「」はその役の台詞

・:で台詞付けされてる所も読んでください



丸野 粗衣(まるの そい)♀・・・現実ではいじめられ何も楽しくない代わりにゲームでは楽しくやっている。

現実では大人しいけどゲーム内ではとても明るい


伊藤 一華(いとう いちか)♀・・・数少ない粗衣の友達。1番の友達。いつでも明るい性格の子


イチワキ♂・・・異世界で2人のサポートをしてくれる。明るくて少しバカ


トウマ♂・・・異世界でイチワキの親友。クールで知的


キョウラン♀・・・異世界でトウマのペット。1話で出てきた粗衣、一華を連れてきた生物



粗衣「前回のあらすじ」

一華「何も変わらない1日が1匹の生物によって変わってしまう!?」

粗衣「それは『イマリカ』に転生!?」

イチワキ「2人の新たな生活が幕を開ける」

トウマ「第2話 異世界の楽しさ」

キョウラン「今回から私も出るよ!」

一華「って誰!?」

〜街中〜

粗衣「こんな街中で2人で住める一軒家がたまたま空いてるなんて…」

一華「ね〜。本当に偶然だよね〜!」

トウマ「そこに関してはイチワキ、お前のお陰だな」

イチワキ「へっへーん!流石僕の下調べのお陰....って珍しくトウマが僕のことを褒めた!?」

トウマ「何だよ…。また、叩かれたいのか?」

イチワキ「い、いえ別に!」

粗衣「ふふっ。2人って本当に仲が良いのですね」

トウマ「そうか?」

イチワキ「そうだよ!」

トウマ「ふーん」

イチワキ「何だよ〜。嬉しくないのかよ〜。」

トウマ「別に」

イチワキ「ショック!」

粗衣「うふふ」

一華「あはは」

トウマ「2人は笑顔が1番だ」

イチワキ「そうだね!」

粗衣「は、はい!(照れながら)」

トウマ「あ、そうだ」

イチワキ「ん〜。どうしたの?」

トウマ「俺ら4人のギリートの場所、あそこにしないか?」

一華「あそこって…あの山の上!?」

イチワキ「良いんじゃないかなぁ」

粗衣「え。でも遠くないですか?」

トウマ「大丈夫だ。あの山はそんなに高くない」

イチワキ「景色も良いし何よりも…」

トウマ「俺の別荘の近くだ」

一華「え〜!?」

イチワキ「そう!だから食料調達とかあんまりやらないで済むよ〜」

トウマ「嫌なら変えるが、どうする?」

粗衣「少しでも手間が減るのであれば私は賛成です。」

イチワキ「僕はどこでもおっけーだよ〜」

一華「粗衣が良いなら私も大丈夫です!」

トウマ「じゃあ決まりだな」

粗衣「はい!」

イチワキ「ギリートの名前どうする〜?」

一華「えっ。名前なんて決めるのですか?」

トウマ「厳密に言ったらパーティー名だな」

イチワキ「そういうこと〜」

粗衣「HOPE…」

一華「希望って意味だね。良いねぇ」

トウマ「俺も良いと思う」

イチワキ「僕も〜」

粗衣「えっ。こんな簡単なので良いですか!?」

トウマ「あんまり凝りすぎると色々も面倒だろうからな」

一華「それもそうだし私はもう気に入っちゃった!」

イチワキ「じゃあ決まりだね!」

粗衣「はい!」

トウマ「とりあえず今日は、実際にあそこに行ってそのまま3人ともうちに泊まってけ」

一華「やったぁー!」

粗衣「大丈夫なんですか?」

トウマ「別に大丈夫だ」

一華「では、お言葉に甘えて…」

イチワキ「レッツゴー!」

〜トウマ宅〜

一華「本当にそんなに高さ無かったね〜」

粗衣「結構楽に行けた…」

トウマ「行った通りだろ?」

イチワキ「んでもって、何回見てもこの景色は良いな〜」

キョウラン「おかえりなさいませ!ご主人様!」

トウマ「おぅ。ただいま、キョウラン」

一華「あー!」

粗衣「その子って…」

イチワキ「そうだよ〜」

トウマ「2人が見て追いかけてきたのは俺のペットであるキョウランだ」

キョウラン「初めまして!キョウランと呼ばれていて、ここに住まわせてもらっています!」

一華「大きいけど可愛いなぁ〜」

粗衣「そうだね!」

イチワキ「キョウラン〜、もふもふさせてよ〜」

トウマ「あんまりキョウランに触るな」

イチワキ「ひどーい!」

キョウラン「私は別に構わないんですけどね」

一華「ねえねえ見て!」

粗衣「わぁ〜。すごい街が夕陽に照らされて綺麗〜」

イチワキ「時間が経つのは早いな〜」

キョウラン「ご主人様!お腹空いてきました!」

トウマ「そうだな。だんだん夕食にするか」

一華「やったぁー!」

粗衣「ふふっ。はーい」

イチワキ「ごっはん〜」

トウマ「お前は無しだ」

イチワキ「ひどーい!」

一華「あはは〜」

粗衣「ふふっ」

〜夕食後〜

一華「は〜。美味しかった〜」

粗衣「そうだね〜」

トウマ「お風呂すぐに入れるようにしてあるぞ」

一華「粗衣、先に入る?」

粗衣「じゃあ、先に入るね〜」

一華「はいよ〜」

〜2時間後〜

粗衣「みんな、もう寝ちゃったかな?」

粗衣:私は、そっと部屋を出て中庭に出た。中庭には椅子とちょっとした丸テーブルがある。その椅子に座って私は日記を開いた。

こっちでの思い出を少しでも残したいから買ってもらったのだ。私は1番最初の日記のページにこう書いた。

『今日は4人で色んなところに行った。新しい服は私には似合わないかなと思っていたけどみんなに可愛いって言ってもらってとても嬉しかった。

こっちに来て、まだ慣れないけどこれから少しずつ慣れようと思う。

異世界では色んなことが楽しめそうでこれから過ごしていくのがとても楽しみ!』

そこまで書いたらそのまま寝てしまった。

キョウラン:粗衣ちゃんが外で寝てしまったので私はたまたま起きてきたイチワキさんを呼んだ。

キョウラン「イチワキさん。イチワキさん!」

イチワキ「どうしたの。まさか、怖い夢見たから一緒に寝ようってか?」

キョウラン「違いますよ。早くこっちに来てください」

イチワキ「何…って粗衣?こんなところで寝たら…」

キョウラン「そうですよ。私はご主人様と一華ちゃんも起こしてくるので粗衣ちゃんを部屋まで運んでください」

イチワキ「わかったよ」

イチワキ:そして僕は粗衣を部屋に運んで後は一華とトウマに任せて自分の部屋に戻った。

一華「ったく粗衣は(微笑みながら)」

トウマ「ちょっと軽い食べ物取ってくる」

一華「はい!」

一華:粗衣が寒くならないように私は毛布をかけてあげた。それと同時にトウマさんが戻ってきたので私は自分の部屋に戻った。

トウマ「よっぽど疲れてたんだな。ゆっくり休みな」

トウマ:枕元の机に粗衣がいつ起きても良いように持ってきた軽食を置いて俺も自分の部屋に戻った。

〜翌日〜

イチワキ「おっはよ〜!」

トウマ「朝からうるさい」

イチワキ「もー!そんなこと言わないで朝からテンション上げてこ〜!」

キョウラン「朝からイチワキさんはテンションが高いですね。おはようございます」

一華「おはようございます〜!」

イチワキ「粗衣はまだ寝てるの?」

一華「はい!やっぱりすごく疲れていたんですね」

トウマ「まぁ今はそっとしておこう」

キョウラン「おやおや。噂をしてたら…」

粗衣「おはようございます」

イチワキ「おはよ〜!」

トウマ「よく眠れたか?」

粗衣「あ、はい!それより、私は昨日の夜は中庭で寝ちゃった気がするのですが…」

イチワキ「そこをキョウランが見つけて僕が部屋に運んだんだ〜」

粗衣「あ、やっぱりそうでしたのね。本当にすいませんでした…」

イチワキ「いやいや!全然気にしてないから大丈夫だよ!」

粗衣「でも…」

トウマ「まぁ、それほど疲れていたということなんだからあんまり気にするな」

キョウラン「ご主人様の言う通りですよ」

一華「そうだよ〜」

イチワキ「それより、今は朝ごはん!」

トウマ「お前なぁ…」

キョウラン「でもたしかにお腹空いてきましたね」

一華「私も〜」

イチワキ「でしょ〜?」

トウマ「じゃあ朝ごはんにするか」

イチワキ「やったぁー!」

キョウラン「今日はどんなやつでしょうね」

粗衣「楽しみですね」

一華「ごっはん〜!」

〜1時間後〜

粗衣「今日のご飯も美味しかったね〜」

一華「ね〜!」

トウマ「さてと、今日は昨日借りた君達2人の家の掃除をしに行くぞ」

イチワキ「あんまり使われてなかった家だから仕方ないね〜」

キョウラン「みなさん、行ってらっしゃい」

粗衣「行ってきます」

一華「行ってきまーす!」

トウマ「行ってくる」

イチワキ「キョウラーン次はモフらせてな〜」

キョウラン「ふふっ。行ってらっしゃい」

〜粗衣&一華の家〜

トウマ「本当に埃っぽいなぁ」

イチワキ「でも掃除しないと2人が使えないし頑張ろう!」

粗衣「そうですね」

一華「よぉし張り切って行こう!」

〜掃除中〜

トウマ「イチワキ〜。そっちの古いタンスは外に出しといてくれ」

イチワキ「おっけー!」

粗衣「トウマさん、これどうすれば良いですか?」

トウマ「それはまだ使えそうだから庭に置いて後で綺麗にしよう」

粗衣「はーい」

一華「イチワキさ〜ん!これちょっと外に運んでくださーい」

イチワキ「あいよ!」

〜お昼〜

トウマ「ふ〜。だいぶ片付いたな」

イチワキ「半日やっただけで疲れた〜!」

粗衣「だんだんお昼ご飯にしますか?」

一華「さんせーい!」

トウマ「じゃあ、近くの店まで買いに行くぞ」

イチワキ「あいよ!2人とも、何処にどんなの売ってるのかよーく確認してね〜」

粗衣「はい!」

一華「はーい!」

〜商店街〜

トウマ「ここが主に買い出しにくる場所になる」

粗衣「わぁ〜」

一華「商店街なんてあるんですね〜」

イチワキ「びっくりした?」

粗衣「はい」

一華「だって私達の世界にあるような建物があるなんて思ってはいませんでした!」

トウマ「まぁこういうのはたまにある。その例がここだ」

粗衣「分かりました!」

一華「はーい」

イチワキ「さてと、何を食べる〜?」

トウマ「あんまり食べすぎるとこの後の掃除も出来なくなるから軽食程度のものか…」

粗衣「サンドイッチ…」

一華「お!ナイスアイディア!」

イチワキ「サンドイッチ…?」

粗衣「そうです」

一華「具材をパンに挟んで食べるものですね」

粗衣「お昼にもなるし好きな分だけ食べれるし味も楽しめれるからって思ったけど、どうかな?」

イチワキ「何それ美味しそう!」

トウマ「じゃあそれにするか。材料は何だ?」

一華「えーと。私達の世界での材料しか知らないから…」

イチワキ「それは大丈夫!」

トウマ「そっちの世界での食べ物とこっちでの世界での食べ物でも同じやつとかあるし何より」

イチワキ「君達2人を迎えるために少しは君達の世界でのことを勉強したからある程度なら分かるよ!」

粗衣「それでは言いますね」

トウマ「あぁ」

〜1時間後〜

一華「完成!」

粗衣「作るのは簡単だけど材料調達で時間かかっちゃったね」

一華「仕方ない〜」

イチワキ「でも結構楽しかったよ〜」

トウマ「じゃあ早速食べてみるか?」

粗衣「どうぞ〜」

イチワキ「hmhm…めっちゃ美味しい!」

一華「でしょ〜?」

粗衣「いっぱい作ったから沢山食べてね」

イチワキ「わぁーい!」

〜食後〜

トウマ「ご馳走様でした」

イチワキ「本当に美味しかったな〜!」

一華「こういうの作るの私達好きなんだ〜」

イチワキ「まじ!?」

トウマ「今度うちでも作ってくれないか?」

粗衣「全然良いですよ!」

イチワキ「さてと、そろそろ掃除に戻りますか〜」

一華「はーい!」

粗衣「はい!」


粗衣:その後も掃除は続き

一華:気付けば夕方になっていた


トウマ「さて、だんだん片付いてきて夕方にもなってきたしまた俺の家に戻るか」

粗衣「はい!」

一華「はーい!」

イチワキ「あいよ!」


粗衣:トウマさんの家に帰る途中

一華:私達はまだ会わないと思っていたものに会うことになるのであった


粗衣「何…あれ…?」

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