第3話 異世界での闘い方

《声劇台本としての注意》

・3:3

・アドリブ細部の変更は可能

・生配信等でも使用しても大丈夫ですがその際はリンクを貼ってください

・動画等に残る際は連絡をください

・「」はその役の台詞

・:で台詞付けされてる所も読んでください


丸野 粗衣(まるの そい)♀・・・現実ではいじめられ何も楽しくない代わりにゲームでは楽しくやっている。


現実では大人しいけどゲーム内ではとても明るい


伊藤 一華(いとう いちか)♀・・・数少ない粗衣の友達。1番の友達。いつでも明るい性格の子


イチワキ♂・・・異世界で2人のサポートをしてくれる。明るくて少しバカ


トウマ♂・・・異世界でイチワキの親友。クールで知的


キョウラン♀・・・異世界でトウマのペット。1話で出てきた粗衣、一華を連れてきた生物


ライ♂・・・異世界でシャドウの討伐隊組織『wolf』(ウルフ)に所属。イチワキ、トウマと仲が良い。少し冷たいけどとても優しい


粗衣「前回のあらすじ」

一華「私達のギリート『HOPE』の場所が決定!」

イチワキ「場所はトウマの家の近く!」

トウマ「その翌日、粗衣と一華の家を掃除し」

粗衣「夕方頃に無事終了」

一華「お昼には私達の世界で言うサンドイッチを作って4人で食べたよね〜」

イチワキ「あれ結構美味かったな!」

粗衣「ありがとうございます…(照れながら)」

一華「掃除終了後、またトウマの家に泊めてもらうために戻ろうとしたら」

イチワキ「有り得ない存在と会った」

キョウラン「第3話 異世界での闘い方」

〜帰宅路〜

一華「ねぇ!あれ何なの!?」

イチワキ「シャドウだな」

トウマ「そうだ」

イチワキ「どうするの?」

トウマ「放置する訳にはいかないけどまだ闘えない2人が居るからな…」

イチワキ「ハンター呼ばせる?」

トウマ「そうするしか無さそうだ」

イチワキ「粗衣!一華!」

粗衣「はい」

トウマ「昼間に行った商店街の場所覚えてるか?」

一華「はい!」

イチワキ「商店街を通ってそのまま真っ直ぐ行ったところに家がある」

トウマ「その家に住んでるやつに『シャドウが出た』と言ってこい」

粗衣「えっ。でも…」

イチワキ「僕達は大丈夫だから行って!」

一華「粗衣。行こ!」

粗衣「…うん」

トウマ「さてと、どこまで耐えれるかな」

イチワキ「どこまでも耐えてやる!」

〜粗衣&一華〜

一華「はぁ、はぁ。まずは、商店街を通らなきゃいけないから(息づかいが少し荒い)」

粗衣「はぁ、はぁ。こっちだね(息づかいが少し荒い)」

一華「(深呼吸)よし、行こう!」

ーしばらく走ってー

粗衣「商店街を通ってそのまま真っ直ぐ行ったところにある家だから…」

一華「あ、あれじゃない」

粗衣「行ってみよう」

一華「(ドアをノック)すいませーん!」

ライ「開いてるぞ」

粗衣「はい」

ライ「何の要件だ?」

一華「シャドウが…」

ライ「(一華に少し被せるように)なに?場所はどこだ」

粗衣「トウマさんの家に向かう山の麓辺りです」

一華「私達も…」

ライ「(一華に少し被せるように)お前らは疲れてるだろうし何よりも足手まといになるからここに居ろ」

粗衣「えっ。でも…」

ライ「良いからここに居ろ」

一華「…嫌です」

粗衣「一華!?」

ライ「…はぁ。わかった。だが道に迷ったりしても知らないからな」

一華「はい!」

ライ「すぐに出る。少しだけ息を整えたら外に出てこい」

一華「分かりました!」

ライ「あまり遅いようだと先に行くからな」

粗衣「はい」

一華「粗衣。大丈夫?」

粗衣「大丈夫だよ。さぁ早くイチワキさん達のところに行こう」

一華「うん!」

ライ「行くぞ」

粗衣「はい!」

〜合流〜

粗衣「イチワキさん、トウマさん!」

イチワキ「おぅ。よくやった正解だよ」

ライ「ったく。無茶しやがって2人とも伏せろ。(槍を投げる)」

一華「すごい…」

ライ「ーこの手に戻れ」

トウマ「さすがだな」

ライ「もう一体だな(槍を投げる)」

粗衣「また、命中…」

ライ「よっと。(槍を拾う)」

イチワキ「相変わらずすごいな〜」

ライ「その前に言うことは無いのか?」

イチワキ「あ〜…。すいませんでした」

ライ「ギリートを作成してない一般人がシャドウに手を出すな」

イチワキ「はーい」

ライ「まぁいい。それよりこの女は?」

トウマ「あぁ。2人はヒトの世界から連れてきた」

粗衣「粗衣です」

一華「一華です」

ライ「俺はライだ。シャドウ討伐組織『wolf』に所属している」

粗衣「だから、あんなに強いんですね」

ライ「いや、俺は組織内では弱い方だ」

一華「えっ!?あんなに強いのにですか?」

ライ「組織に所属しているのは俺以上に強い連中ばっかりだ」

粗衣「そうなんですね」

イチワキ「あの〜。お話中のところ悪いのですが〜」

トウマ「だんだん暗くなるし立ち話もだからとりあえず俺の家に行かないか」

イチワキ「そうだね〜」

一華「はーい」

〜トウマ宅〜

キョウラン「ご主人様おかえりなさい」

トウマ「あぁ。ただいま」

粗衣「一華、ちょっと来て」

一華「ん?どうしたの」

粗衣「今回は何も無かったけどさ本当はもうちょっと早く行けなかったのかなって…」

一華「粗衣…。実は私も…」

ライ「そんなことはない」

粗衣「それは…」

ライ「2人は来るのが早い方だ。だからあいつらは怪我しないで済んだ」

一華「でも…」

ライ「あいつらから聞いたと思うがシャドウは強くなっている。お前らが迅速に俺のことをそんな中で怪我しないで耐えれる間のうちに呼びに来たんだ」

イチワキ「そうだよ!」

粗衣「イチワキさん…」

トウマ「逆にこれで証明になっただろ。君ら2人はこの世界に必要されているということに」

一華「はい…」

キョウラン「今回はご主人様達も無事でしたし良いとしましょ!」

粗衣「はい…」

イチワキ「…あ〜お腹空いたなー(わざとらしく)」

トウマ「そろそろ夕食にするか」

キョウラン「ライさんも食べてきますか?」

ライ「時間も遅いし何よりシャドウがまた出る可能性もあるから1泊させてもらいたい」

トウマ「わかった」

イチワキ「僕、ライの分の部屋を準備してくる!」

キョウラン「お手伝いしますね」

ライ「あぁ。頼む」

トウマ「粗衣。一華。2人も早く来いよな」

一華「はーい。粗衣、行こ?」

粗衣「…うん」

〜食後〜

ーイチワキ&トウマ&キョウラン&ライー

トウマ「お前、あの時わざと『お腹空いたな』って言ったんだろ?」

イチワキ「ん〜?何のことかな〜」

キョウラン「そういうのがわざとらしいんですよ」

イチワキ「だってさ。あのままだと粗衣が自分を責めちゃうでしょ?」

イチワキ「でしょ?それで粗衣自身が自分に自信を持てなくなっちゃうんじゃないかな〜って思ったからさ」

キョウラン「粗衣ちゃんのこと心配してるんですね」

トウマ「誰だって心配するだろ。急にこっちに連れてきたんだし」

イチワキ「そうそう〜」

キョウラン「まぁ。仕方ありませんね」

ライ「仕方なくはないだろ」

イチワキ「ライ!」

トウマ「どういう意味だ?」

ライ「わざわざ別世界から連れてくるよりも今居る奴らの中から更に強いやつを選んで強化した方が良いんじゃないかってことだよ」

イチワキ「それは…」

トウマ「たしかにそうかもしれないが、日に日に増えている負の感情にお前はどう対抗するんだって言うんだよ!」

キョウラン「ご主人様、そうお熱くならないで…」

ライ「ペットは黙ってろ!(殴ろうとする)」

イチワキ「ライ、さすがにそれはないんじゃないか?(ライを止める)」

トウマ「キョウラン。お前はもう寝ろ」

キョウラン「…はい」

ライ「(舌打ち)ったく」

トウマ「お前がイライラしてるのは分かるが少し気をつけろ」

イチワキ「まぁまぁ、今日はもう寝よ?」

ライ「…あぁ」

ー粗衣ー

粗衣:(日記を開く)『今日は4人で私と一華が住む家の掃除をした。

家はとても埃っぽくてただですら掃除が大変だったけど古い家具も結構置いてあってもっと大変だった。

お昼には私達の世界でのサンドイッチを作って食べた。

材料調達で時間を結構使っちゃったけど私達の世界と同じ食べ物や建物もあってびっくり半分安心できた。

明日も家のリフォームをやるから頑張る!』

さてと、あんまり書きすぎるとまた途中で寝ちゃいそうだから今日はここまでにしよ。

ここまで書いて私は寝た。

〜翌日〜

イチワキ「おっはよ〜!」

トウマ「朝からうるさい」

イチワキ「それ昨日の朝も言ったじゃん!」

キョウラン「ふふっ。おはようございます」

粗衣「おはようございます」

一華「おはようございます!」

イチワキ「今日はみんなほぼ同じ位の時間に起きたね〜」

キョウラン「そうですね」

トウマ「まぁ良い。朝食はもう出来てるぞ」

粗衣「分かりました」

一華「はーい!」

イチワキ「そういえばライは?」

トウマ「ライなら先に朝食済ませてもう家を出たぞ」

イチワキ「はっや!」

キョウラン「朝からwolfの集まりある言ってましたからね」

粗衣「あの〜。昨日から聞きたかったのですが…」

一華「wolfという組織について少し説明が欲しいのですが…」

イチワキ「あぁ!そうだったね〜」

トウマ「wolfというのはライも言ってた通りシャドウ討伐組織のことだ」

イチワキ「主に街周辺の警備、街での巡回、シャドウが出た時の討伐等をしてる組織のことって位かな〜」

粗衣「でも、街周辺の警備をしてるのに何で昨日は…」

イチワキ「人手が足りてないっていうのとシャドウが日に日に強くなっているっていうことじゃないかな〜」

一華「本当に大変なんですね…」

トウマ「だから、wolfは今すごいピリピリしてるんだ」

イチワキ「まぁそれよりさ!そういう堅い話はここまでにして!朝食にしよ!」

トウマ「そういえばそうだったな」

粗衣「思い出したらお腹空いてきたね〜」

一華「そうだね〜」

イチワキ「それじゃあ食ーべよっ!」

粗衣「はい!」

〜食後〜

一華「は〜!今日の朝食も美味しかった〜!」

粗衣「ふふっ。そうだね」

イチワキ「さってとっ!今日は2人の家に家具とかを買って運ぶか〜」

トウマ「結構力仕事になるから2人は買い出しとかを頼めるか?」

一華「はい!」

粗衣「分かりました」

イチワキ「キョウランにも今日は手伝ってもらいたいんだけど良いか?」

トウマ「まぁ。今回は仕方ないな」

イチワキ「ということでキョウラン今日はよろしく〜!」

キョウラン「よろしくお願いします!」

トウマ「じゃあ、早速出るぞ」

イチワキ「はーい!」

キョウラン「皆さん、私の背中に乗っていきます?」

一華「乗ってみたーい!」

粗衣「わ、私も乗ってみたいです」

トウマ「キョウランが大丈夫なら良いか」

イチワキ「やったー!」

キョウラン「では、乗ってください。みんなが乗ったら早速出ます」

一華「はーい!」

粗衣「よいしょっと」

キョウラン「では皆さん乗りましたね」

イチワキ「それじゃあレッツゴー!」

〜キョウランの上にて〜

トウマ「あそこを曲がってくれ」

キョウラン「分かりました!」

イチワキ「はぁわ。キョウランすごいフサフサだぁ」

トウマ「あんまりキョウランにくっ付くと振り落とすぞ」

イチワキ「酷いな〜!」

キョウラン「ふふっ。そんなことしないですよ」

粗衣「すごい。トウマさんとキョウランさん息ぴったりだ」

一華「ね〜。すごいピッタリだね」

キョウラン「ここですよね」

イチワキ「やっぱり歩くのよりも圧倒的に早いね」

トウマ「ここまでありがとうな。この後も頼むぞ」

キョウラン「はい!ご主人様」

粗衣「私達は何を買ってくれば良いですか?」

一華「場所は昨日と同じ商店街で大丈夫ですか?」

イチワキ「色々説明するね〜」

トウマ「その前に、ついたんだからキョウランから降りろ。特にイチワキ、お前はな」

イチワキ「えぇ〜!」

粗衣「そうですね」

一華「はーい!」

粗衣「よいしょっと。乗せてくれてありがとうございますねキョウラン」

一華「ありがとうね〜」

イチワキ「それじゃ、話してくよ〜」

トウマ「まず、買い出しはこのリストに書いてある通りだ」

イチワキ「場所は昨日と同じ商店街の中に全部あるからね〜」

粗衣「はい!」

〜10分後〜

一華「ふむふむ。分かりました!」

粗衣「結構買い出しも多いから迷ったり買い忘れが無いように頑張ろうね!」

一華「よぉし頑張るぞ〜!」

トウマ「さてと、俺らもそろそろ出るぞってあれ…?」

イチワキ「…ライ?」

ライ「…」

トウマ「何か言えよ」

キョウラン「まぁまぁご主人様」

イチワキ「んで、何でライがここに居るの?」

ライ「…お前らに」

トウマ「は?」

ライ「お前らが最重要人物になったからシャドウが出ても大丈夫ように付いてろって言われたんだよ!」

トウマ「…は?」

イチワキ「あ〜。なるほどね」

キョウラン「別世界から来た2人はシャドウ討伐に必要になるってこと?」

ライ「…そうだ」

トウマ「よく引き受けたな」

ライ「本当は嫌だが、上の奴らがお前と1番距離が近い言われたから仕方なくだよ!」

トウマ「まぁ、そうか」

イチワキ「まぁまぁ、じゃあしばらくは一緒だから仲良くしよ!」

キョウラン「そ、そうですよ」

ライ「俺は組織からの命令でだからお前らと仲良くするつもりはない」

トウマ「…はぁ」

ライ「…とりあえずよろしくな」

トウマ「…よろしく」

イチワキ「よろしくね〜!」

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