男がいなくても、メリークリスマス

「「嫁入りからのセカンドライフ」中編コンテスト」応募作

猛禽王の嫁になったアルフヒルト=ゼルダ王妃は無敵という噂です 〜『婚活』逃して異世界転移したら、ウソ 人外夫がいたんです〜

https://kakuyomu.jp/works/16817330659124175383

作者 雨 杜和

男がいなくても、メリークリスマス

https://kakuyomu.jp/works/16817330659124175383/episodes/16817330659192763823





※誤字脱字・構文など

> 女は結婚がすべてという、昭和60年くらいまでの世界感から、一歩も進歩していないのが母だ。

⇒正しくは「世界観」ですね。ただネットスラングでは「世界感」が用いられているようなので、そういう主人公の場合はしょうがないかなと。

 逆にいえば、この部分ですでにSNSなどでネットスラングを連発するような女性ってことを表現したいなら、ここは「世界感」でもよいことになります。

 ただ、選考さんの中には誤字じゃないかと思われる向きもありますから、ここだけにとどまらず、全体的にネットスラングを前面に出していくとよいですね。


> 知らんわ……。

⇒ネットスラングでいえば「知らんけど」の印象が強いのですが、そこまではネット中毒ってわけではないのかな?


> 東京丸の内はクリスマスを呪うイルミネーションでキッラキラに輝き、なんなら日本どころか、世界中が輝き強制的に誕生日祝いをしてくれている。

⇒「クリスマスを呪う」は誤字ではないですよね? 主人公の毒舌だと考えたいところですが。


> クリスマスの喧騒が通り過ぎた街角をピンヒールでカッカッカッと肩ひじはって歩く、私の名前は石倉葵。

⇒主人公の名前が出てくるのは第一話の中ほどですね。

 これだと読み手が「どんな名前なんだろう」という情報なしで読まないといけないので、できれば早いうちに「葵」だけでも出しておきたいところですね。

 なかなか主人公の情報が出ないで焦れた読み専さんがここに来るまでにブラウザバックするかもしれません。

 可能であれば、説明調にはなりますが、

>『母さんの時代にはね。25歳までに嫁げって言われたものよ。その辺から、いい男を見つくろってきなさい? メリークリスマス』

⇒ここに「葵もその辺から、いい男を」とか「見繕ってきなさいね、葵?」とか「メリークリスマス、葵」のように書き出し第一文ですぐ主人公の名前がわかれば、読み手も安心して読み進められますね。





※寸評

 「嫁入りコン」作品ということで、異世界に嫁ぐわけですか。

 ずいぶんやさぐれた印象ですが、だからこそコメディーとしては秀逸です。

 多少主人公のキャラが掴めなくなっていたのですが、年齢とSNS依存が進むと、ネットスラングも使うよなあと。


 あとは、書き出しに主人公の下の名前「葵」を書いておくと、読み手に親切でさらに先を読んでくれるようになりますよ。

 主人公の名前が中間までわからないと、読み専さんは離れやすいのです。

 読んでいてストレスがかかますからね。




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