十和里山伝説「紡ぎの時計」第四十九幕 草葉の陰

十和里山伝説「紡ぎの時計」

作者:神崎 小太郎

第四十九幕 草葉の陰





※誤字脱字・構文など

>今では、この寺の雇われ住職みたいなものだと謙遜してくれた。

⇒「謙遜する」が言葉としてありますので、「てくれた」とすると自分のために「謙遜する」態度を見せたようにとれます。ここは「謙遜していた。」でよいでしょう。


>流れる春風に乗って、めくりめく温もりを心に敷き詰めたような一角だ。

⇒「めくるめく」かなと。





※寸評

 天寿院様のご正体判明ですね。野口さんの昔語りでなんとなく触れられていましたから。

 『命をつむぐ時計』の三冊が根本さんたちの墓に収められる。

 こうして伝説に翻弄された人たちが過去から現代そして未来へと歩み出せるようになりますね。

 この構成はよいと思います。

 あとは未来へ向けた広がりを感じさせる展開が続けば文句なしです。


 これで残りわずかですね。

 仕込みが終わっているようでしたらURLを送ってくださいませ。




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