十和里山伝説「紡ぎの時計」第二十九幕 雪山での危機

十和里山伝説「紡ぎの時計」

作者:神崎 小太郎

第二十九幕 雪山での危機





※誤字脱字・構文など

>都会育ちにとっては珍しい味ものばかりだが、温かくて香ばしくて、食欲をそそられる。

⇒「珍しい味のものばかりだが、」かなと。


>知れば知るほど、気がつく女性であった。

⇒「気がつく女性」でもいいのですが、係り受けが「気が」「つく」だけになってしまってちょっともったいないですね。

 「気のつく女性。」なら「気のつく」「女性」と「女性」までが係り受けの範囲になります。

 ですが、文法のきっちりとした言葉よりも、キャラクターに合う口調があるでしょうから、その場合は問題ありません。


> 小百合さんは運転しながら、助手席の根本さんと話してゆく。ふたりの会話が手に取るように聞こえてくる。

⇒「話してゆく。」「聞こえてくる。」はこの順序ではおかしいですね。先に聞こえてきて、そうして話していることに気づくはずです。

 これは「聞こえてくる。」が外部からやってくる補助動詞「てくる。」が使われているからです。すでに聞こえているのであれば、「聞こえた。」と過去形にすると流れは合いますね。





※寸評

 すんなりと親子の対面を果たした根本さんと小百合さん。

 しかし薫さんが体調を崩してしまう。

 医師として根本さんが応急処置をするとともに、地元の信頼のおける野口医師に任せることとなる。

 薫の運命やいかに!

 という展開で、急に緊迫感が高まりましたね。

 これまで白血病の不安を感じさせていなかっただけに、薫の急変は周囲を驚かせるにはじゅうぶんですし、読み手も驚きます。

 薫は無事に回復できるのかどうか。

 周囲の心配が、どのような結末を見せるのか。

 風雲急を告げますね。

 今話の効果は次話でわかるので、詳しい判断はそのときにでも。


 今日はこれから通院してきますね。

 帰ってきてあらかた片付いたら、第三十幕をチェック致します。

 しばらくお待ちくださいませ。


 あと、第二十八幕が抜けているようなのですが、これも話数を増やしたからでしょうか?

 もし別途添削していない第二十八幕があるようでしたらURLをお願い致します。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る