十和里山伝説「紡ぎの時計」第二十五幕 根本さんの因縁【Take2】
十和里山伝説「紡ぎの時計」
作者:神崎 小太郎
第二十五幕 根本さんの因縁
※誤字脱字・構文など
> でも、思い起こせば、娘夫婦と孫が亡くなってから、人が変ったようになっていたそうだ。
⇒「人が変わったように」ですね。
>隣に寄り添う薫も、根本さんの不運続く生きざまを知って、目を赤くしていた。
⇒「根本さんの不運が続く生きざまを知って、」かと思います。
ただ文学的には「生きざま」という言葉があまり良い印象を持たないのだそうです。
本来は「死にざま」という言葉があって、ある作家がそれに対抗する形で「生きざま」という言葉を作ったそうです。そして、以後「生きざま」が少しずつ世に広まっていったのです。
だから文壇としては、安易に「生きざま」という言葉を使ってほしくないのだそうです。
直すなら例えば「生き方を知って」「生きた姿を知って」「半生を知って」のようになります。
もちろん、今では昔ほど「生きざま」という言葉に抵抗を憶えるのは重鎮くらいだとは思いますが、「文学」寄りの公募に出すなら回避したほうがよい言葉ではありますね。
> でも、今の奥さんと結婚するために別れていたという。
⇒「別れたという。」ですね。ここで補助動詞は蛇足です。
>ひょっとしたら、伝説の下巻に救いや希望を求めているのかもしれない。
⇒この終わり方でもいいのですが、オプションのひとつとして「求めているのかもしれなかった。」と過去形にすることで薫の思いを断定的に類推する方法もあります。
※寸評
文を分けたことで、描写に回る文字数が多くなりましたね。
公募を目指すなら、描写には力を入れないといけません。
リテイクしていくごとによくなっていますので、自信を持ってくださいませ。
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