十和里山伝説「紡ぎの時計」第二十四幕 運命の軌跡【Take2】

十和里山伝説「紡ぎの時計」

作者:神崎 小太郎

第二十四幕 運命の軌跡





※誤字脱字・構文など

>カッヘルベルの「カノン」だ。

⇒「パッヘルベルの「カノン」だ。」ですね。


>根本さんが、この曲を亡くなった娘に教えたのだろうか。娘はピアノが大好きで、毎日弾いていたという。

⇒勇希くんより根本さんの娘さんのほうが年上のはずですから、「娘さん」のような言い方がしっくりきます。単に「娘」だと突き放した印象を受けます。


> 今、部屋には俺と薫しかいない。根本さんは葉巻を手にして、どこかに消えていた。長く儚い話が続いたので、ひと休みでもしたかったのだろうか。

> 奥さまは、お客さんなんて何年ぶりかしら嬉しいわ。直ぐに戻るからと言葉を残して、ワインを取りに地下室に向かっている。

>〜(中略)

> 今、部屋には俺と薫しかいない。根本さんは葉巻を手にして、どこかに消えていた。長く儚い話が続いたので、ひと休みでもしたかったのだろうか。

> 奥さまは、お客さんなんて何年ぶりかしら嬉しいわ。直ぐに戻るからと言葉を残して、ワインを取りに地下室に向かっていた。

⇒ほぼ同じことが二度書かれています。おそらく前が不要ですね。


>「キリストの廻りには試練が沢山あったんだけど、仲間のひとりにマリアという信仰深い女性がいて助けれていたの。私、マリアさまに憧れるの」

⇒「助けられていたの。」かなと。


>「神聖なる聖母」と呼ばれる敬虔な女性であり、人々から崇敬されていた。

⇒「神聖なる聖母」だと「聖」の字がかぶります。たとえば「神聖なる母」とするかですが宗教上のネーミングなのであまりよろしくない。ここはルビを振って回避したいところですね。

>「神聖なる聖母マドンナ」とすると、「聖母」と言い表されたのが「マドンナ」であることがわかります。字義を崩さずわかりやすさを考えるなら、「マドンナ」ルビがよいですね。


>主人は子供ができたので嫌々ながら自分と結婚したのだいう。

⇒「結婚したのだという。」ですね。


>写真の裏には「カッヘルベルのカノン」といたずら書きがされていた。

⇒ここも「パッヘルベルのカノン」ですね。





※寸評

 情景描写からの視点保有者の切り替わりがスムーズですね。

 しかもドラマチックになっています。

 Take1とはまた違った雰囲気を醸し出しています。

 この作品は正面から挑んだほうが迷いもないので、多少難しくても正面突破していきましょう!




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