十和里山伝説「紡ぎの時計」第十八幕 冬の華①
十和里山伝説「紡ぎの時計」
作者:神崎 小太郎
第十八幕 冬の華①
※誤字脱字・構文など
>背後の席に座って、涙をこらえながら聞き入ってしまう。
⇒「聞き入る。」と言い切ったほうがいいですね。「〜しまう」は「意図せずそうする」補助動詞です。背後の席に座ったのが意図的であれば、「〜しまう」だとちぐはぐですね。
※寸評
この第十八幕はいいですね! これは文句なしにいい出来です!
根本さんがすがろうとした希望、願望。優奈ちゃんを救いたい心情。
そういったものがすべて込められています。
ここを読めば、読み手は物語の結末をどうしても読みたくなると思います。
逆にいえば、ここまで読ませる工夫が必要ですね。
第一幕から「命をつむぐ時計」の伝説を直接描くとファンタジーあふれる作品になってしまいます。
ここまで積み上げてきた文章でたどり着いたこの第十八幕だからこそ、この出色の出来なのだと思います。
第一話でここの魅力が前フリできるか、が作品全体の出来を大きく左右しそうです。
少なくともこの第十八話は、根本さんの心情が胸に迫りますね。
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