十和里山伝説「紡ぎの時計」第十三幕 アルバム

※誤字脱字・構文など

>『パッペルベルカノン』という曲らしい。

⇒パッヘルベルの『カノン』ですね。ヨハン・パッヘルベルと人名なので確実に書きましょう。


>いつの間にか、彼の姿から笑顔も消えていた。

> 根本さんの表情が曇った。何か隠していることがあるのだろうか。薫もまた彼に不安げな目を向けた。

⇒ここは視点の問題ですね。「姿に笑顔があるわけではない」ので「彼から笑顔も消えていた。」わけですね。そして「根本さんの表情が曇った。」笑顔が消えてから表情が曇ったのが見えたのか。笑顔が一瞬にして曇ったのか。


> このところ、虚ろ気なまなざしで、女性は一年通じて春ばかり眺める迷い人になっているらしい。

⇒「虚ろげな」ですかね。前話では「虚ろげ」だったはずです。


>根本さんもつらい過去を思い出したのか、寂し気な表情を浮かべながら、言葉を絞り出すように話してきた。

⇒表記を統一するなら「寂しげな」ですね。





寸評

 根本さんの過去へと迫ろうとする1話ですね。

 先ほど見た華やいだ様子の奥様は、勇希と薫が来るまでは心を閉ざしていたんですね。

 ふたりの訪問が、彼女の時を動かしたのか。

 でも過去は封じているのかもしれませんね。

 そのあたりの機微が繊細に描かれています。

 こういう人間模様を緻密に描き出すのは著者様の得意とするところです。

 丹念に1話1話積み重ねて織りなす人間模様は、文学的であり、文章の重みを感じさせます。

 とくに命を扱った作品ですから、なおのこと文章の重みが加わりやすい題材ではありますね。

 それを活かした今後の展開が、楽しみでもあります。


 19時になりますので今日はここまでと致します。

 第十四話、第十五話は明日以降に致しますね。

 食後に頭を動かしているので、ちょっと胃がもたれますね (^_^;)

 寝る前に運動もしなければなので、ここからは時間があまりなかったりします。

 お昼から夕方までが創作活動時間なのです。

 無理なく創作活動を続けるには、書く時間を絞るのが最適解だと思います。

 執筆時間を捻出するのが難しいでしょうけれども、ある程度優先順位をつけて執筆時間を確保する努力もしてまいりましょう。




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