十和里山伝説「紡ぎの時計」第十一幕 線香花火

十和里山伝説「紡ぎの時計」

作者:神崎 小太郎

第十一幕 線香花火





※誤字脱字・構文など

>風に吹かれる光は、彼女の黒髪を止める飾りを輝かせている。

⇒「黒髪を留める」ですね。「止める」は動かなくする、流れなくする意です。「留める」は固定する、注意を払う意です。「髪留め」という単語で憶えましょう。





寸評

 今話の雰囲気がいいですね。ゆったりとした時間が流れて、ふたりの距離感もわかります。お互いを思いやる気持ちやこれからも一緒にという願いが込められています。

 そうなると急転が起こるかどうかがもたげてくるのですが、それを語るのは今ではないですね。そのときが来るまでしっかりと温めておきたいところです。

 それまでの壊れやすいガラス細工を扱うような繊細なタッチを活かしたいところですね。

 今話はレベルが高いですね。

 誤字報告も一箇所、しかも変換ミスだけでした。

 推敲お疲れ様でした。




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