十和里山伝説「紡ぎの時計」第八幕 命の時計
十和里山伝説「紡ぎの時計」
作者:神崎 小太郎
第八幕 命の時計
※誤字脱字・構文など
> 大学進学の際、「遠くの親類より近くの他人」を大切にしろと、祖父から注意されたことがある。
⇒ことわざとしては「遠くの親戚より近くの他人」ですね。
> 根本さんは、人間が追い詰めれた際、災禍を振り払うために藁にもすがる想いになることがあるだろうとも言われる。
⇒「追い詰められた際、」ですね。あと「言われる。」はここでは尊敬表現として使っていますか? 係り受けを見ると「根本さんは、〜とも言われる。」なので、なぜ受身表現なのか気になりました。「言われる」は「言う」の受身、尊敬表現なので、受身ではなく尊敬表現と解釈しましたが。ここだけ尊敬表現にするのも変な印象を受けますので、「根本さんは、〜とも語った。」あたりが落ちつきます。またもし尊敬を表すなら「おっしゃる。」のほうが敬意は高いですね。
>「ありえない。先生は医学者でしょう。科学そのものを否定なされるのですか?」
⇒「否定なさる」が尊敬表現です。また「否定される」も尊敬表現です。つまり「否定なされる」は二重の尊敬表現で違反となります。「否定なさるのですか?」「否定されるのですか?」のいずれかですね。
>何故か、ツインレイのマスターの言葉が思い出されてくる。
>
>「前にお孫さんとお嬢さんを……。」
⇒読み落としていなければですが、マスターはこの言葉を言っていないですね。というよりマスターと話した描写がなかったはずです。レコードを変えてもらいにマスターへ頼んだとき話したのかな?
寸評
前話は勇希くんの臨死体験で、今話はいよいよ「命をつむぐ時計」の話ですね。
医師というか医学博士かな、がなぜオカルト話を信じるようになったのか。
勇希くんとしては最大の関心事になったのですね。
そもそも書籍を探していた根本さんが、それに協力してくれそうな若者ふたりと懇意にしている喫茶店でお茶している、という状況です。
だから根本さんのホームですし、さまざまな情報が集まっている場所なのかもしれませんね。
根本さんについての疑問が湧いてくるのは、勇希くんだけでなく読者もだと思います。
次話でそれが解決するのかどうか。
次に進みますね。
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