砂漠の街に吹き荒れる砂嵐 1

「第5回ドラコンノベルス小説コンテスト」応募作

【王朝流離譚】限りなく無慈悲な皇子の溺愛 〜超絶不憫系の主人公には、薄っぺらな、薄っぺらな、愛情なんて迷惑でしかない〜

https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935

作者 雨 杜和

第1章 貧民窟と王都

砂漠の街に吹き荒れる砂嵐 1

https://kakuyomu.jp/works/16817330655694416935/episodes/16817330655759453321





※誤字脱字・構文など

> 無駄に色っぽい身体付きに、あどけなさ残る素顔。

⇒「あどけなさの残る素顔。」かなと思いますが、散文詩の赴きがある文章なので、「の」がなくてもよいかもしれませんが、あったほうが引っかかりの少ない文にはなります。

 もし「の」を省くなら、第1話の文章はところどころ助詞を落とさないと統一感が出ないと思います。


> 幼いころから武闘家にと、ボスに鍛え挙げられた身体は、その訓練にもかかわらず、スラリと伸び肉付きが良い。

⇒「鍛え上げられた」ですね。





※寸評

 「ドラコンノベルス小説コンテスト」応募作ですね。

 第1話は舞台設定と主人公の説明。

 乾いた世界に、不似合いな美貌。

 そして自らの顔に傷をつける主人公。

 強力なフックになっていますね。

 これだけで次話を読むのは約束されたようなものです。

 第1話としての役目はじゅうぶん果たしております。


 ここで高めた期待を保証しつつ、新たな路線も加えていく。

 これからコメディ要素も出てくるとのことですので、マンガの内藤泰弘氏『TRIGUN』シリーズのような砂の惑星でのハードボイルドかつコミカルな作品に仕上がると、人気もドカンと上がるでしょう。


 とくに「絵にしてみたい」「動かしてみたい」と思わせる第1話なので、二次選考に進んだらかなり勝負できる作品だと思います。


 あとはどこまで舞台を活かせるか、ですね。

 単に「乾いた大地」というだけでなく、人々の心も乾いている描写があれば、より厳しい環境に身を置いていることが強調できますね。

 第2話以降も期待しております。




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