最悪の敵、モテ女のテク 1
陰陽師の呪縛 〜男を必ず落とす超モテ女の秘密〜
作者 雨 杜和
第二部 現代編「モテ女に変身させる、姫のノウハウ」
第一章 最悪の敵、モテ女のテク
最悪の敵、モテ女のテク 1
https://kakuyomu.jp/works/16816452219750143893/episodes/16816452219750155430
※誤字脱字・構文など
> わたしの名前は下鴨モチ。
⇒序章で指摘して直されているので、こちらも「わたしは下鴨モチ。」で合わせましょう。
やはり英訳を意識するのも「企み」があってよいと思います。
まずは書籍化、大好評で増刷、重版。コミカライズしてアニメ化して。日本だけでなく海外でも評判を呼び、書籍が英訳されて世界中で販売される。
なんていうくらい大きく企んでいれば、それに適切な表現が見えてきます。
目指せ、海外進出!
>「あ〜〜、微分とはですね。まずは、う〜〜、グラフとは何かってとこからはじめましょう。縦軸がx、横軸をyにして放物線を描く、この線形を。え〜」
⇒私、こう見えて微積分を高校で習っていないんですよね(笑) まあ定時制高校だったので、学校側もそこまでやらなくてもってことだったのでしょう。
でここでは、縦軸がx、横軸をyとしていますよね。
コンピュータのプログラムではたいてい横軸をx、縦軸をyとして記載致します。
プログラムは数学の要素をふんだんに盛り込んでいるので、おそらく「横軸がx、縦軸をy」とするのが数学的には正しいはずです。
ただ、申しましたように微積分は習っていないので、微積分ではどうグラフを記載するのかはわかりかねます。
※寸評
『世にも奇妙な物語』のタモリさんのように、メタ的にモチが登場する冒頭は、序章の形式を受け継いでいますね。
揃えることで統一感が出ますし、今回そのモチが主人公となることがすぐにわかる。
連載ではなく書籍化を意識した形式に改まっているようですね。
そのくらいしっかり企んでくれたほうが、選考さんも選びやすくていいです。
マロンの歩き方、顔立ちなどを詳しく描いて、絵にしやすいようになっています。
ただ「小さなかわいい声で」だけだと声の印象が残らないのが惜しいですね。
第一部では「声を出した」だけで大人たちがどよめき、法光はその声にたぶらかされて怨霊にまでなったほどですよね。
であればマロンの声も「小さなかわいい声で」だけだとインパクトが弱くてあまり記憶に残りません。
そこまで計算してあえて声の描写を抑えているのか、単に一言述べただけだからいいだろうと打算が働いたのか。どちらかだと思います。
たとえば「鈴を転がしたように小さいけれどもかわいい声で」なんて感じに比喩を入れて描写するだけで「姫」の特徴だった「声」を強調できてよいかなと。
この時点で藤原兼家の娘「姫」イコール「恋神マロン」と強調したくないのであれば、あえて声を印象的に書かない手もあるんですけどね。
ただ「なにせ、平安から一千年を生きる妖が、いきなり普通の学校に現れるなんて、いったい誰が信じるだろうか。」と書いてあるので、ある程度つながりがありそうには見せておいたほうがよいと思います。
このあたりも「企み」を持って戦略的に取捨選択したいところです。
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