第25話 王子様の憂鬱

魔王討伐した用済み勇者と悪役令嬢の終活

作者 彩理

3章 悪役令嬢ヒロインと出会う

第25話 王子様の憂鬱

https://kakuyomu.jp/works/16816927861320346372/episodes/16817330651317826341



※誤字脱字・構文など

> 彼女は幼い時から癒しの魔法が使えたそうで、聖女でるネロの母親のところにもよく遊びにきていた。

⇒「聖女であるネロの母親」ですね。


> 細やかな気遣いのできる人で、母を亡くした俺に寂しい思いをさせないように、自分の息子ネロよりかわがってくれたのだ。

⇒「かわいがってくれた」ですね。




※寸評

 エルーダ王子の心境をここで書いたのですね。

 アリエルのことは噂でしか聞いたことがない。なのに「魔女」と言っているのは、未熟の現れではあります。

 王子としては幼い頃からマリアンヌと会っていて、伯爵令嬢でも聖女候補になったから「これで結婚できる」と内心喜んでいたのでしょう。

 つまり幼い頃から「マリアンヌと結婚したい」という思いが強すぎて、他の女子はすべて避けていたってことなのかもしれませんね。

 周りからは公爵家から花嫁を迎え入れるべきと忠言されているのも快く思わなかったともいえます。

 だから公爵令嬢であるアリエルをかたきのように感じて裏取りもせずに「魔女」と呼称した。

 王子はもう少し世故に長けるとよいのですが。

 そのへんの事情を明らかにするために今話が書かれたのですから、その意図ははっきりと読み取れますね。

 エルーダ王子の都合がわからないと「わがまま王子」のイメージしか浮かびませんので。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る