第19話 王子様は世間知らず

魔王討伐した用済み勇者と悪役令嬢の終活

作者 彩理

3章 悪役令嬢ヒロインと出会う

第19話 王子様は世間知らず

https://kakuyomu.jp/works/16816927861320346372/episodes/16817139556958222152



※誤字脱字・構文など

> 反論したかったが、王子に対してただの令嬢が逆らって良いはずがない。

⇒助詞「が」が3回出てきます。このうち「反論したかったが、」の「が」は「逆説の接続助詞」ですので、機能が異なります。残り2つは格助詞「が」なので、こちらをどうにかします。

 簡単に言えば、この文の主語は「ただの令嬢が」のほうで、「良いはずが」はただ「ない」につなげる役割しか果たしていません。であれば変えたいのは「良いはずが」の格助詞です。ここを「逆らって良いはずもない。」とすれば、ほぼ同じ意味で置き換えられます。


> ユーリの言葉にわなわなと王子が拳を振るわせている。

⇒「拳を震わせている。」ですね。

 「拳を振るう」という慣用句がありますが、ここは「暴力を働く」意ではないので「震わせる」が正解です。




※寸評

 ラブロマンス路線に悪役令嬢が乗ってきた、ある意味で理想的な展開ですね。

 こういう展開が増えると読み手がぐっと増えますので、ある程度意図的に増やしてみてください。

 王子様とヒロイン、悪役令嬢。

 この三者の人間関係が「悪役令嬢もの」の肝ですからね。

 バッドエンド回避のためにも、多数派工作をするに越したことはありませんからね。

 それに単に数を集めても、王子様という「質」が高いため、単純に比較できるわけでもないですよね。

 結局のところ、王子様の悪感情を和らげないと断罪ルートのままになるかもしれませんね。

 だから、なんとか王子様の悪感情を和らげる策が必要になる。

 そう読み手に感じさせていますので、この方向が彩理様の意図どおりなら、このまま進めてくださいませ。

 たとえ異なっていても、この場面だけでいえばそれが正解だと思いますので、全体の構成の中のひとつとして、次に生かせるように図らってみましょう。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る