第3話 終活! 生き残るためにまず謝罪
魔王討伐した用済み勇者と悪役令嬢の終活
作者 彩理
1章 悪役令嬢11歳前世を思い出す
第3話 終活! 生き残るためにまず謝罪
https://kakuyomu.jp/works/16816927861320346372/episodes/16817139555750327557
※誤字脱字・構文など
> ただし、悪役令嬢である私はレベル上げが難しく魔法陣が消されることは稀で、魔力封じを解除してもらうには、魔術師の好感度を最強にもっていかなければならなかった。
>〜
> 奴隷で魔封じの魔法陣を施されているのは珍しいだろうけれど、幼少期どこにいるかもゲームでは語られていないので探しだすのは難しい。
⇒上では「魔力封じ」と書いているので、どちらかが入力ミスなのかな、と。
>「申し合訳ありませんお嬢様、私はもともとお嬢様の魔法陣も見えません」
⇒「申し訳ありません」
> スティーブからの反応がなくて、やっぱり怒っているのかと顔をじっと見るが、怒っているよではない。
⇒「怒っているようではない。」ですね。
> 今だ驚いた表情のまま固まっている。
>〜
> いまだ放心状態のスティーブを見かねて、アロマが後ろで咳ばらいをする。
⇒「今だ」の漢字は「未だ」の誤用です。しかし「未だ」は「まだ起こっていない」ことを表すため、「継続している」ことを表す意はありません。
「た・だ・し」なのですが、今は「今だ」と書く人が増えてきたのは間違いありません。なので許容される割合が大きくなりました。本来は誤用なので、厳しく見る人からは構文エラーを指摘されます。
「未だ」は「まだ」とも読みますし、「継続している」意が含まれますので、かな書きで「まだ驚いた表情をしたまま固まっている」と書けば問題ありませんね。
これが「いまだに」になるとさらに複雑になりますが、それは本文に出てきたときにでもお話し致しますね。ちなみに「今だに」は「今でも」に置き換えることが多いとだけお伝え致します。
※寸評
第三話は悪役令嬢アリエルがバッドエンド回避のために動き出したところが描かれていますね。
まずは身近な人たちから。とても自然な流れだと思います。
多くはいきなり王子との関係だけが変わっていきますが、本文のように移りゆく過程が本来なら自然です。足元を固めてから前進するべき。意中の相手とだけ変わるのは小説としての手間を省くにはよく用いられますが、丁寧に描くなら、本文のように身近な人たちからですよね。
悪役令嬢アリエルの「変化」の兆しを読み手にしっかりと認識させるのが第三話の役割だと思います。
そして第四話へのフリで、藤色の魔力封じの魔法陣を持つ少年の情報収集が続くと暗示されています。
きちんと話が前進していますから、第三話の展開はこのままで問題ありません。
このまま前に進んでいけるかが面白さにつながっていきます。
回想(振り返り)はポイントを絞って使い、できるだけ話を前進させるよう心がけましょう。
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