ゴースト 名前のない男たち 3
彷徨える王【心理サスペンス:横溝正史ミステリ&ホラー大賞応募作品】
作者 雨 杜和orアメたぬき
第六章
ゴースト 名前のない男たち 3
https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267/episodes/16817139556510543057
構文と誤字脱字など
>とすれば、相手は一人じゃない可能性も大きい。
⇒「可能性」は「ある」か「ない」か。または「高い」か「低い」かですね。
>普通なら、結婚して母親になり子どもの世話しているはずだ。
⇒「子どもの世話をしているはずだ。」か「子どもを世話しているはずだ。」のいずれかですね。
> 窓から入る夕陽を背に窓枠に体をゆだねている。
⇒「窓から入る夕陽を背に、窓枠に体をゆだねている。」と読点を入れるとある程度わかりやすくなります。「窓から入る夕陽を背に、窓枠へ体をゆだねている。」と助詞を「へ」に変えると、「窓枠」が場所から方向に切り替わって意味合いが若干変わりますが、助詞の混同は避けられます。もし助詞「に」で誤読を減らすなら「窓から入る夕陽を背にし、窓枠に体をゆだねている。」として「背にする。ゆだねている。」のように「これは重文ですよ」と知らせるのがベストです。
※構成と展開について
待ち伏せは偽コービィだった。これは襲撃者ではない、ということですね。
なにかを確認しなければならない人物が「偽コービィ」だった。
たとえば「誰が溺死したのか確認する使命を持った人物」の可能性があります。
また「溺死を確認したら動かなければならない人物」の可能性もあります。
前者はサフィーバ財団の関係者で、指導者に近しい人物いわゆる幹部か諜報員と考えられる。
後者はジオンその人である確率が高い。
なぜなら、ジオンは誰かが溺死体で揚がったらことごとくその地を離れているから。
自分の周りで溺死体が揚がることで、自分に警告を発している組織に捕まらないように逃げ回っているのでしょうか。
少なくともサフィーバ財団が襲撃者である確率が高いわけですね。
急進派と穏健派に分かれているとのことなので、急進派がジオンを捕まえて儀式の要を担わせようとしているのでしょうか。
穏健派はジオンを守るために警告を発し続けているのかも。
とすれば偽コービィはサフィーバ財団の穏健派の一員と見ることもできますね。
また「ジオンの逃避行を支えている人たち」が存在しているのか。
とすれば「サフィーバ財団の急進派」の犯行が確実で、偽コービィは「サフィーバ財団の穏健派」か「ジオンその人」か「ジオンを逃している人たち」ということになるのかな?
面白い見立てとしては「警察」「FBI」「インターポール」のような治安維持組織の一員であることも考えられますね。
これで偽コービィは四択に絞り込めるわけですが。
こう考えると続きが読みたくなりますね。
次回をお待ちしております。
あと、木曜日から私の執筆が始まると思いますので、添削がちょこっとばかり後れるかもしれません。
いちおうお心に留め置いていただけたらと存じます。
まあ今度の『横溝』には間に合わないし、『横溝』向きの作品でもないので、あまり急ぐ必要はないんですけどね。
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