孤独な兄の謎 7
彷徨える王【心理サスペンス:横溝正史ミステリ&ホラー大賞応募作品】
作者 雨 杜和orアメたぬき
第五章
孤独な兄の謎 7
https://kakuyomu.jp/works/16816927863278356267/episodes/16817139556344810967
構文と誤字脱字など
> 何かが裏で起きているのは間違いないが手がかりがない。
⇒格助詞「が」がふたつあります。「何かが」は「起きている」に係り受けし、「手がかりが」は「ない」に係り受けしているため、わかりづらさはそれほどでもないのですが、ここに接続助詞「が」がひとつ入っているのが違和感の原因ですね。
ただでさえ2つあった助詞「が」が3つになったから。削れる部分を考えてみました。
> 何か裏で起きているのは間違いないが手がかりはない。
⇒こうすると助詞「が」が接続助詞ひとつまで絞り込めます。
ただ、櫻子の口調として原文が書かれているのであれば、ママでかまいません。
> わたし達ふたりは仕事上で知り合った。
「仕事上で」は「仕事のなりゆきで」かなと思います。「仕事上」は「仕事として必要なことをしていて起こること」を表しているので、原文が言いたいこととちょっとズレているように感じたので指摘しました。
※構成と展開について
少なくともジオンの身の回りで溺死体が浮かび、彼自身は世界各国を飛び回って逃げているだろうことはわかりますね。
すべての事件がジオンと関係があるという状況ではジオンが犯人に見えるのはある意味当然です。
ですが偽藤川綾乃こと朱常浩がサフィーバ財団を内偵して溺死体となった。もしこれが連続溺死犯の仕業と断定すると、ジオンが日本にいたことになってしまいます。
となれば、ジオンの足取りを追わないと連続溺死体事件は解決しない。
たとえジオンが犯人でも、サフィーバ財団の急進派が犯人でも、溺死体とジオンを関係づけたければ日本にいると判断したほうが自然かなと。
とするなら、アメリカでジオンの足取りを追うのが正解なのかどうか。
手繰れるとしたらクレジットカード以外ないのも痛いかな。
こうなると、デトロイトにいるだろうサフィーバ財団に内偵するという手が使えなくもない。その代わりバレたら溺死だから、相当な覚悟が必要になるのだけど。
数少ない手がかりから糸を手繰れるか。
次回からの新章にも期待しております。
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