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臨海22世紀
作者 長宗我部 芳親
夢見るガイノイド編
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構文と誤字脱字など
> そこで、手のつけようがなくなり見かねたご両親がワタシのような、人格更生用ガイノイドの受注したらしかった。
⇒「人格更生用ガイノイドを発注したらしかった。」「人格更生用ガイノイドの発注をしたらしかった。」ですね。「受注」は注文を請け負う側であり、注文を出す側は「発注」です。
> ワタシが納品された営業所に直接足を運でくれたタイゾーさんは、国内有数の名家である長宗我部家のお屋敷に勤めているらしい。
⇒「直接足を運んでくれた」ですね。
>それがあまりにも激しく限りで、御両親様や私達使用人も手を焼いていたところなのです。
⇒「あまりにも激しい限りで、」ですね。
> イツキ様は常に金属バットを持ち歩いており、口調はいつも荒々しく、態度は必ずといっていい限りトゲトゲしているようだ。
⇒「態度は必ずといっていいほどトゲトゲしているようだ。」ですかね。
>始めは学校を数日休む程度だったのですが、次第に悪化していってしまいまして。
⇒「次第に悪化していってしまいまして。」は「次第に」と「〜していって」が機能的にほぼ同じなので、「次第に悪化してしまいまして。」「悪化していってしまいまして。」のいずれかでだいじょうぶです。
> 大きなーデンアーチがあって、噴水があったり、トピアリーがあったりと庭がとても広く渡って手入れされている。
⇒「大きなガーデンアーチ」かなと。「庭が(とても)整然と手入れされている。」あたりかな。「庭が広い」ことは前文「庭の敷地だけでワタシが製造された工場一つ分はあるんじゃなかろうか。」と書かれているので不要です。「渡って」は機能的に不明ですね。
> 着いた先では、スーツを白髪交じりの男性と少年が言い争っていた。
⇒「スーツを着た白髪交じりの男性と」か「白髪交じりのスーツの男性と」のいずれかかと。
>「味方か、どうか問われるとワタシは彼らより受注を受けたので……おそらく味方の部類に入るのではないかと」
⇒読点の位置が不確かですね。「味方かどうか問われると、」が正解です。
※構成と展開について
ここはアイゼンの一人称視点で統一されているので、安定して読めます。
アイゼンは素直なアンドロイド(ガイノイド)ですね。
それに対してイツキはどうなんだろう、と思わせる引きです。
イツキの味方ということにしたら、反抗の手伝いをさせられそう。
唐突に書かれたこの「アイゼンとイツキ」の話が本編にどのように絡んでくるのか。
ちょっとした謎の伏線になっていますので、次回と本編への惹きも強くなります。
「イツキ様は常に金属バットを持ち歩いており、〜」のように書かれていますが、何を着ているのか、どのような顔立ちなのかの情報がないので、映像化しづらいのが難点です。
この小説を読んでアニメが作れるか、という視点からもう少し見た目をしっかりと書くようにしましょう。今のままだとアイゼンのひとり語りだけで物語が進んでいってしまいます。
相手がどのようなものを着ているのか、どんな髪型なのか、どんな表情やしぐさなのか。
すべての人について書く必要はありませんが、主要なキャラクターであればしっかりと描写していきましょう。
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