非公開作品のため諸々割愛致します。(1)

構文と誤字脱字など

>午後4時から夕方6時にかけて紅葉通りで無差別で殺人を行うのだという。

⇒「無差別に殺人を行うのだという。」ですね。



> 放課後。気づけば、ボクはその通りに突っ立ていた。

⇒「突っ立っていた。」ですね。



> 路肩には赤色灯の光った警察車両が止められていて、其処を中心に私服警官が警備を展開していた。

⇒「警察車両が停められていて」ですね。



>警察たるもの、やはり犯罪は未然に塞がなければならない。

⇒「未然に防がなければならない」ですね。



> いつまで絶っても死を決行できなかったボクの脳内は、死ぬことばかりだった。

⇒「いつまで経っても」ですね。



>「久しぶり。会ってそうそうこんな物騒な話題は避けるべきなんだろうけど、この通りで殺人予告が出たんだってね」

⇒「会って早々こんな」ですね。



> 何かを隠しごとしているような素振り。

⇒「何か隠しごとをしている」ですね。


>こんなに会話が続かなかったけ。

⇒多くは「続かなかったっけ。」ですね。原文でもクセはあるけど読めないわけではありません。



>無邪気な彼らを横目に敷居を拔ける。

⇒ここは「敷居を拔ける」ではないような……。公園内に敷居があるのかどうか。敷居は「襖や障子などの建具を立て込むために開口部の下部に取り付ける、溝やレールがついた水平材。上部に取り付ける鴨居と対になっている。」となっています。これだと意図とはちょっと違うように感じられるのですが。



> どこか懐かしい雰囲気に覚えながら橋崎さんの部屋に向かった。

⇒「どこか懐かしい雰囲気を覚えながら」ですね。



>昨年、ややあって精神に異常をきたしてからというものの、精神的に不安定だったのだという。

⇒「きたしてからというもの、」ですね。




※構成と展開について

 主人公の川崎くんの、ちょっとナイーブな感じが伝わってきますね。

 「死にたがり」という設定ですが、本当に死にたいのか。本人もあまり自覚していないのかもしれません。そんな書き方です。狙って書いているのなら成功していますね。

 中学の同級生・橋崎さんも、なにか川崎くんと似たようなところがありそうですね。

 なにかから逃れようとしている。おそらく川崎くんと同じく突きつけられた現実から。

 橋崎さん家のポストの様子から、なにかを感じ取ってほしい、という書き手の考えも伝わってきますね。

 この展開を起承転結の「起」とするなら、ふたりがなにかを見つけて社会と向き合う決意を見つけ出せるのかというのが普通かな。

 実は橋崎さんが殺人予告を出した人なのかもしれない。という線から攻めると、また想定される結末が変わってきます。

 このあたりをうまく謎に包んでいるので、第一話の「構成」としてはしっかりしていると思います。

 この調子で続きを書いてみましょう。



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