応援コメント

第七話 『あいつ』の登場」への応援コメント

  • 添削ありがとうございます。神の視点についての追加の質問ですが、これらは、神の視点に入るでしょうか?

    (あいつ、なぜ、驚いている?)
    主人公は、動揺している彼に疑問を抱いた。

    「ん? あいつ、何をしているのだ?」
    主人公は、草むらで彼を見つける。注視してみると、何かを掘っていた。

    「だから、無理なんだよ!」
    「なんだと!?」
    主人公は、彼の考え方を否定した。すると、馬鹿にされた思い彼は激怒する。

    作者からの返信

     サファイア様、推敲お疲れさまです。

     「神の視点」のご質問ですね。
     ちょっと細かな設定が読めないので、こちらもパターンを提示しますね。

    一a.
    (彼の心の中)(あいつ、なぜ、驚いている?)
    主人公は動揺している彼に疑問を抱いた。
    ……これは明確に「神の視点」です。主人公以外の心の中を覗いてしまっています。
    一b.
    (主人公の心の中)(あいつ、なぜ、驚いている?)
    主人公は動揺している彼に疑問を抱いた。
    ……これは主人公の心の中を覗いているだけなので「神の視点ではない」です。主人公の心の中だけを書くのは「三人称一元視点」として許されます。
    二.
    (主人公の声)「ん? あいつ、何をしているのだ?」
    主人公は、草むらで彼を見つける。注視してみると、何かを掘っていた。
    ……これは声に出しているので、心の中を覗いているわけではありません。なので「神の視点ではない」です。ここでは誰の心の中も覗いていないので「三人称視点」でも使えます。
    三.
    (主人公の声)「だから、無理なんだよ!」
    (彼の声)「なんだと!?」
    主人公は、彼の考え方を否定した。すると、馬鹿にされたと思い彼は激怒する。
    ……これは「馬鹿にされたと思い」が彼の心の中を覗いていますので「神の視点」です。仮に「すると、馬鹿にされたと思ったのか彼は激怒する。」と書けば彼の心の中を推測しているだけなので、心の中は覗いていません。これなら「神の視点ではない」です。

     「神の視点」は複数のキャラクターの「心の中を覗いている状態」なので、テレパシーでもないかぎり、「二人以上の心の中を覗いてはなりません」。
     「かもしれない」「のようだ」「そうだ」といった推量の文に仕立てれば、ある程度他人の考えていることを文章化できます。
     他人の心の中は「推量」つまり推し量らないと書けないのが「三人称視点」なのです。