恋をしたのね

紫龍と姫と、男たち〜魔性の放浪楽士と王女の恋物語〜

作者 雨 杜和orアメたぬき

第一部 出会い

恋をしたのね


https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927861919959474



彼女が、御簾が開いた寝台の端に腰をおろした。

⇒ここは「彼女は、〜」にすると自然な文になります。



 彼は困ったように鼻と上唇の間を人差し指で触れる。

⇒ちなみにここにある溝のことを「人中(じんちゅう・にんちゅう)」と言います。

 さらに言うと、ここは「鼻の下を」「上唇の上を」と書けば特定できますよ。




※構成について

 唐突に麻莉の寝起きから始まりましたね。

 ここはこのとおり、話を分けるべきシーンです。

 そして次回への惹きをきちんと入れ込んであります。

 構成に問題点はありません。


 展開について

 麻莉のドギマギ感がうまく描かれていますね。

 リュウセイが入ってきて、そのことで冷静ではいられない。

 でもなんとかしてこのチャンスを活かしたい。

 でもストレートに言い出すにはまだ勇気がない。

 そういう心の揺れ動きがしっかりと描かれています。

 これなら次話に麻莉がなんと言い出すのか、興味を惹かれる終わり方です。

 唐突に寝起きから始まります。

 ですが構成でも述べましたとおり時間を隔てる意味でもこれは素直な展開です。

 起きたままで物語を進めると、確実に字数が足りなくなりますからね。

 次話にも期待致しております。



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