優雅に、もっと優雅に
紫龍と姫と、男たち〜魔性の放浪楽士と王女の恋物語〜
作者 雨 杜和orアメたぬき
第一部 出会い
優雅に、もっと優雅に
https://kakuyomu.jp/works/16816700429630458363/episodes/16816927861730693339
文章でおかしなところは見当たらないようですね。
※構成としては。
麻莉のお披露目はすでに定まっていたことなので、きっちりと予定調和で進んでいます。そしてリュウセイを呼んだはずなので、次回に出てきそうなフリで終えているのも予定調和ですね。
「起承転結」の「起」ですから、このように前フリしてあるとおりに物事を運ぶべきですが、それゆえにやや飽きが来やすい構成でもあります。
波乱のない「起」なので、いかにして読み手の女性をワクワク・ハラハラ・ドキドキさせるか。次話が「起」の効果を最大限に高められますので、注力するのは次話でよいですね。
今回はあくまでも予定調和を提示し、次話へ向けたワクワク・ハラハラ・ドキドキを提供する構成に徹するべきです。
その点は下記の展開にあらわれてきます。
展開としては。
初めて恋の駆け引きをしてみる麻莉。王族としてのお披露目なので、近寄る男も当然裏がある。それをある程度うまくあしらえたかなという流れですね。
そして読み手の女性たちが気になっているリュウセイの出番が来るらしいという焦らし方。このあたりの駆け引きは誠に見事ですよね。
こういう読み手の望むものを焦らしながら小出しにしていくあたりの手腕は、おそらく書籍化作家にそうひけはとらないかと。
次回のリュウセイ登場による感情の揺れを見なければ断言できませんが、まず出だしは万全だと思います。
そして麻莉が燃えるような恋に翻弄されるさまをどのように表現していくか。
このあたりの展開がこの作品の核になりますから、最高潮に向けてどれだけ巧みに描けるかで評価が左右される作品だと思います。
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