最終話:最後の戦い その2
ヴィトセルクの男〜血に魅せられた夜のイケメンたち〜【戦うイケメン参加作品】
雨 杜和orアメたぬき
最終話:最後の戦い その2
https://kakuyomu.jp/works/16816927860301222497/episodes/16816927861471080132
添削箇所はなかったのですが、構成について書いておきます。
※まず最終話の分量が多くて取り急ぎ詰め込んだ印象を受けます。
実際のところ、月〜金連載なので、残りは月曜日しかありません。
そう考えるとここで無理矢理にでも終えないと期間内の完結が間に合わないんですよね。
で構成について。
まずヴィトセルクの描写は大丈夫です。きちんと一人称視点で書かれています。
アスートも基本的にヴィトセルクに付いていますから、持ち回りは問題ありません。
問題があるとすれば「レヴァル」で、彼の活躍がほとんど書けていないのです。
あくまでもヴィトセルク、アスート、レヴァルの三名が「戦うイケメン」だったとすると、レヴァルがあまり活躍できていないのが物足りなく感じる読み手もいるかもしれません。
あくまでも「戦うイケメン」は「ヴィトセルク」対「ガランドード」だった、とすればまあわからなくもないのですが。
その場合、ギランドードの登場シーンが少ないのは問題です。
つまりレヴァルかギランドードのどちらが「戦うイケメン」の設定だったのかで、足りないのはどちらのシーンなのかがわかります。
ですが、物語は終わりを告げています。ここから新話挿入は愚の骨頂なので、今の状態でなんとかバランスをとるには。
エピローグが必要になりますね。
このエピローグでレヴァルまたはギランドード、どちらに言及して幕を引けるか。
それが本作品の全体的な満足度を左右します。
ヴィトセルクがギランドードのことを振り返るような終わり方なら「ギランドード」が「戦うイケメン」になります。
レヴァルがどのような動きをしてギランドードに囚われたのか、彼が回復するときにヴィトセルクがそばにして話を書く終わり方なら「レヴァル」が「戦うイケメン」になります。
二兎を追うと、どちらも半端にしか描写できないので、必ずどちらかに絞ってください。
エピローグでどちらに軸足を置くか。
これから集まるコメントを参考にするとよいと思いますよ。
レヴァルの名前が多ければ、レヴァル不足を補えべきですし、ギランドード強かったならギランドードを振り返って締めるのがよいでしょう。
今すぐエピローグを書こうとせず、仮に14日までに間に合わなくてもいいから、反応を確認してエピローグを書きましょう。
……と長々と書きましたが、要はこの作品での「戦うイケメン」は誰なのか。これをしっかりと読み手に提示することですね。
なまじギランドードもイケメン枠なので、どうしても票が分散しやすいのです。
レヴァルをとるか、ギランドードをとるか。
シリーズファンはレヴァルの活躍が読みたいと思うでしょうし、本作だけを追ってくれた方は、ギランドードの秘密をもう少し深堀りしてほしかったと思うでしょう。
それを叶えるのが、アメ様の役割ですね。
以上、添削でした。
ここまでの執筆、誠にお疲れさまでした。
物語の水準は高いので、今のままでも一次選考はかるく通過できます。
二次選考を勝ち残ろうと思ったら、「戦うイケメン」が誰なのかを明確にしてください。
コンテストとしても「戦うイケメン」は誰かがはっきりとしていて、素直に推せる作品のほうが評価は高いはずですよ。
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