翼族の覚醒
姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜
/作者 雨 杜和orアメたぬき
第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記
第4章 クロード
翼族の覚醒
https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859322716091
髪が針になって背後に突き立てる。
⇒光景を思い浮かべられないと思ったのですが、間を取っ払って「髪が突き立てる」にしたらわかりました。
「髪が突き立てる」だと「何かを」が必要になります。
ここは「髪が突き立つ」ですね。
そのうえで「針になって背後に突き立つ。」とすると助詞「に」が二回出てきます。
まあ「針に」は「なって」にかかり受けし、「背後に」は「突き立つ」にかかり受けするので、複文の割にはそれほどわかりづらさはありません。気になるようでしたら「針となって」と助詞を「と」すると解決します。
「変化体」
⇒クロードがこの言葉を知らないのであれば「変化体?」と疑問符を付けたほうがわかりやすいですね。
考えてみれば、空を飛ぶのも初めてで、地面に着地して奇妙に身体が重い。
⇒「地面に着地」は「馬から落馬」パターンですね。「地に足を着けてから」あたりにすると重複しないし、「奇妙に身体が重い」にもうまくつながると思います。
「シルフィン帝国と真っ向から戦いは、この国に利がない」
⇒「真っ向から戦っても、この国に利がない」「真っ向からの戦いとなったら、この国に利がない」あたりかなと思います。
※当のヘルモーズ公の真意はわからないけど、周りの者たちは援軍は出さないと思っているのですね。
これは直訴するか、別の手を考えるか、なんとかして説得するかの三択かな。
でもフレーヴァング王国の地政学リスクを考えると、強大な軍事力を背景にしないと存立自体が怪しいですからね。
ただ「利がない」と思われているのに、マリーナを王家の嫁に出してなにがしたかったのか、という話でもありますよね。
もし家名に箔をつけたいのであれば、マリーナを通して王家を支配しないといけないわけですが。
マリーナが死んでもかまわない、だとヘルモーズ公は何のためにマリーナをヴィトセルクの嫁にしたのかが問われそう。もっとよい使い道があったのではないか、と。
このあたりの整合性をとらないと、物語がふらふらするかもしれません。
たとえドラゴンに頼ろうとなったとしても、ヘルモーズ公の野望がそれで果たされるものだろうか。
これは先々の展開を読むまではわかりづらいですね。
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