規格外の魔術師、“ナイトメア”

姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記

第4章 クロード

規格外の魔術師、“ナイトメア”


https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859322600520



 ──マリーナさまが得体のしれない男に、どうした、いったい何が。

⇒「どうした」で合っていますかね。「どうなった」もう少し砕くと「何をされた」かな。ただ「いったい何が」が続くので「何をされた」はないか。

 おそらく「どうなった」が正解だと思います。



エイスクの手が、つかめとばかりに目の前にある。

⇒「エイクス」ですね。てっきり「エイスケ」という日本人かと思ってしまいました。



「どれだけ田舎にいた」

「ほっとけ」

「マリーナさまは」

「さらわれた」

⇒上から、エイクス、クロードなのですが、次はクロード、エイクスになっているようなので、クロードの会話が二回連続になっています。

 ちょっと確認してみてください。



「邪の道は蛇ってな。

⇒日本語なら「蛇の道は蛇」ですね。ただし異世界では別の慣用句があってもかまわないので、どちらに統一するかは微妙です。選考では日本語でない点でマイナス評価を受けかねません。可能であれば「蛇の道は蛇」を使いましょう。



※レーゲルクドレールの幻術によってクロードの封印が解かれた、という感じなのかな。おそらくそれも込みでの謎だとは思うのですが。

 では誰が封印したのか。まあ魔術師がいるのですから、彼らに任せればよいわけで。

 「世界最高の魔術師」であれば、なんとか説得して味方に引き入れたいところですね。単にマリーナ奪還に動くよりは、ラドガ軍を背景に交渉したら面白い。

 レーゲルクドレールとまともに戦ってクロードが勝てるとも思えないので。

 マリーナ奪還をするなら、打倒よりは友誼を結ぶほうが手早いし、シルフィン帝国への牽制としても申し分ない存在かもしれませんね。

 クロードが嫌われている翼族なら、レーゲルクドレールも嫌われ者でもある。

 そこに共通するなにかを持ちえたら、最高の相棒になるかもしれない。


 まあレーゲルクドレールが、マリーナを誘拐した理由も考えなければなりませんが。フレーヴァング王国の王妃になったからなのか。クロードを目覚めさせるために、あえてマリーナをさらっていったのか。


 ──などと考えるのが楽しいですね。

 こういう想像する余地のある作品は、総じて評価が高くなります。

 もしクロードの一人称視点で書いていたら、もしかすると最終選考まで残れるかも。まあ今から変えても遅いので、三人称一元視点の作品として成立させて、あとは選考さんに委ねるしかありませんが。

 「三人称一元視点」としての完成度を高める方向でいきましょう。



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