王の命だ!

姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記

第3章 ヴィトセルク王

王の命だ!


https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859311461437



 彼の強い意思をに、兵を置いてヴィトセルクは先に進んだ。

⇒「彼の強い意思に」かなと思いますが、どうも断定できません。



後から来た兵をトーリンととエランが相手をするのが見える。

⇒「トーリンとエラン」ですね。


 大臣たちが集まり、彼と話そうとしたが、アスートに人払いをさせた。

⇒ここは「三人称視点」になっていますね。

 三人称一元視点だと、

⇒大臣たちが集まって私と話そうとしたが、アスートに人払い(を)させた。

 と「彼」ではなく「私」にするべきです。

 ここを「彼」にしてしまうと、「アスートに人払いをさせた」のは誰なのかが不明になります。もしヴィトセルクであれば、「彼と話そうとしたが、」の彼は誰なのかがわからなくなるのです。なので「大臣たちが集まり、私(ヴィトセルク)と話そうとしたが、」なら「アスートに人払いをさせた」のもヴィトセルクになります。



※最後以外は入力ミスですね。

 最後の部分は一元視点が外れてしまっているので、きっちりはめ込みましょう。


 太平洋戦争の際、中国で毛沢東率いる共産党軍が、日本軍にゲリラ戦を仕掛けて、食糧や物資の集積場を襲って長期滞在を不可能にした、という事例がありますね。

 これは包囲されている(内線)で戦わず、拠点となったところ(外線)を攻撃して包囲を緩めるのが目的でした。

 フレーヴァングならさしずめ、王城はあくまでも耐えるだけで、その間に外線で暴れて長期滞在を不可能にする手が考えられます。

 これを行なえば、冬まで王城をもたせることも可能ですね。


 あと、使えるかどうかはわかりかねますが、ラドガ辺境国から援軍が来るとき、あえて王城へ向かわずにシルフィン帝国の首都を強襲するように動かす手があります。

 シッゲイル公爵は自身のためにフレーヴァングを落としたいわけですから、その間に帝都が落とされたら元も子もないわけですね。

 で、シッゲイル公爵は全軍を帝都へ振り向けるしかなくなります。

 そして長駆して疲れているところを、ラドガ軍がしたたかに叩きのめす。

 これは『孫子』のひとり斉の孫ピンが得意とした戦術で、この手で二度宿敵をやり込めています。

 これが使えるのはかなりの策士なので、これがやれるとしたら意外とクロードかマリーナかもしれませんね。

 クロードの覚醒でなにがどうなるのかはわかりかねるので、仮に戦術眼が磨かれたのなら、使えなくはない手ですね。

 あとはラドガ辺境国側にやり手の策士がいるのなら、使える策だと思います。

 それほどの策士がいないのであれば、王城へ直行するのが普通です。



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