泣かないでクロード!

姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜

/作者 雨 杜和orアメたぬき

第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記

第2章–1 クロードの章(クロードとマリーナ)

泣かないでクロード!


https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859260739539



牢に入れられたって忘れてんじゃないのか?

⇒「牢に入れられてたって」かなと思います。ただ意味が取りづらい文なので、これで正しいかはわかりかねます。「牢に入れられたってこと」でも意味は通りますし。



「い、いえ、その、妃殿下」と、顔を伏せた。

⇒ここが前も引っかかっていて、改めてWeb検索しました。

 「陛下」を国王だけにして、国を治めていない王妃は「殿下」にする場合。

 国王と王妃を「陛下」とし、王位継承権のある王太子とその妃を「殿下」とする場合。

 日本の皇室では「天皇陛下」「皇后陛下」、「皇太子殿下」「皇太子妃殿下」なんですよね。

 ベルギーの王室でも「フィリップ国王陛下」「マチルド王妃陛下」です。

 以前「王妃」の敬称は「陛下」ですと書いたのはこれがあったからなのです。

 ですが『小説家になろう』の投稿もヒットして、こちらでは「国を治める絶対者」にのみ「陛下」を用い、その妃はあくまでも「殿下」だと書いてあります。

 これは英語の敬称に倣ったもののようですが、多分に執筆者の見解でしかないようです。

 で、問題は、日本のように「天皇皇后両陛下」と双方「陛下」とするのか、「陛下」は国王だけにするのかを決めておかなければならないことです。

 表記が揺れてしまうと、それだけで減点対象になりかねません。

 もし以前の私の指摘で「王妃陛下」と書いてあれば、ここは「王妃陛下」とするべきです。指摘はあっても「王妃殿下」と書いたのであれば「妃殿下」でもかまいません。

 たいせつなのは「統一すること」ですので。



「では、姫、参りますかね」

⇒ここは意図的でしょうか。すでに王妃となっているので、本来なら砕けでも「王妃」と呼ぶはずです。

 しかし昔から「姫」と呼んでいた間柄なら、ここは「姫」でもかまわない。

 意図を明確にして表記されているかを確認してください。



※ここからクロードが主人公に返り咲き。

 やはりヴィトセルクよりも書きやすそうに映ります。

 まあクロードに「男へ戻る」よう言うのは重要なんですけど、仮にこの一話がなくても、それなりに成立しそうではあるんですよね。

 第二部第二章を、ラドガ辺境国に着いたところから書いても、それほどとっちらからないように見えます。

 もし書籍化されたら、このシーンは削除かなとは思います。

 ただ、省けばよいだけなら、いくらでもやりようはあるので、このシーンはこれでよいと思います。

 この程度で二次選考落ちはないと思いますので。

 全体の中で見て、ここが瑕疵になるとは思えませんしね。



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