使命
姫と似ているからって俺が身代わり? 残念国家に嫁いで戦争に巻き込まれた翼族の愛と戦い〜弱小国家フレーヴァング王国戦記〜
/作者 雨 杜和orアメたぬき
第2部 弱小国家フレーヴァング王国戦記
第1章 ヴィトセルク王
使命
https://kakuyomu.jp/works/16816452220315287250/episodes/16816927859161307558
彼らは、はじめて王妃の人となりと知ったのかもしれない。
⇒「王妃の人となりを知ったのかもしれない。」ですね。
奴隷男と別れたマリーナを、フレーヴァング王国へ送り届けるとき使者となった男で、かの国に知り合いも多い有能な男だ。
⇒「フレーヴァング王国」ではなく「ラドガ辺境国」ではありませんか?
※今回はきちんと「ヴィトセルクの三人称一元視点」でした。
情報の切り分けがうまくいっているみたいですね。
問題は、ラドガ辺境国までの旅程の日数と、援軍が出立してからフレーヴァング王国へたどり着くまでの日数。
最初から出撃準備をしていなければ、出立するまでに半日や一日はかかります。
5日をリミットラインにしているので、2日で着いて説得と出立に1日、援軍の進撃を2日で済ませられたらギリギリ間に合う算段。
ここに例の詭計がうまくハマれば、攻めあぐねたシルフィン帝国は退却するしかなくなる。
ただ、敵も学習するはずなので、今度来るときはラドガ辺境国に牽制の意味である程度の兵を差し向けて動けなくし、そのスキにフレーヴァング王国を落とそうとしますよね。
これを防ぐには、ラドガ辺境国の兵をフレーヴァング王国に駐留させないと難しい。これは日本に駐留米軍を置いているのと同じ理由です。
ですが弱小国にそこまで肩入れするには、両国が緊密な関係にしなければなりません。
となると鍵を握るのはマリーナ王妃になりますね。彼女が「子はかすがい」ではないですが、早期に世継ぎを産んでくれたら、ラドガ辺境国としてもフレーヴァング王国に肩入れせざるをえなくなりますからね。
曲がりなりにも王国だから、周辺国を決起させるくらいの威厳はあるのかもしれません。ただ中国の東周のように、権威しかなくて周辺国が血で血を洗う激戦を繰り広げ、そのうちいずれかに飲み込まれる。なんてことがないとも限りません。
これを防ぐのなら、やはりマリーナ王妃が懐妊でもしないと厳しいかな、と。
おそらく父親もそれが狙いだったはずなので。
今回の軍事と外交面でのアドバイスは以上です。
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