第9話 めぐるの修行生活?(二)
https://kakuyomu.jp/works/16816452218840507385/episodes/16816452218891354825
「って! こーゆーことって家族にも話ちゃダメなんじゃないの!?」
⇒「話しちゃダメ」ですね。
まあ、それに、この情報はめぐるや先生(お師様のこと)の耳に入れて置いた方が良いって親父が勝手に判断したみたいでさ」
⇒「入れておいた」ですね。
……あー、つまり、それは、木村のおっちゃんが公安のやり方にムカついたから、その公安が嫌で応でも協力を頼まないとダメな課に息子を入れて、意趣返しをしたいってことかな?
⇒「否が応でも」ですね。こうするとこの一文に助詞「が」が三回出てくるんですよね。
まず「公安のやり方にムカついたから。」と句点にして切り離します。これで残るはふたつ。「公安が」は主語なので必要です。
すると「否が応でも」が残るんですけど、これは慣用句であり、この言葉全体でひとつの意味を持っているため、同じ助詞カウントには入らないのです。慣用句は同じ助詞扱いしない。これが原則です。
なのでひとつ句点を入れるだけで問題は解決しますね。
あー、なんでもないの。嫌なんかじゃないのよ!
⇒やはりここで「じゃないのよ」と書かれると妙齢の女性に見えてきます。書き間違いなのか方言なのか品をつくっているのか。どれが正しいのでしょうか。
――それから、道場の裏手で、一人て修練をしていたお師様は、木村のにーちゃんの話を聞くと、佐藤のおばちゃんの被害届が受理されていないことを知って、一頻り怒ったあと、木村のにーちゃんの弟子入りを心から喜んだ。
⇒これも長い一文ですね。めぐるの心の声はちょくちょく長文が出てくるので、そういう子なのかもしれませんが。
「一人で」が「一人て」になっていますのでそれは直しましょう。
あたしに「めぐる。ありがとな」と言って、
⇒ここは「めぐる、ありがとな」と読点になります。
と、玄関のインターフォンをお師様が押すと、中からどたばたと足音が聞こえたかと思ったら、内側から鍵が開けられて、ドアが開いた。
⇒一般的には「インターホン」ですね。
また助詞「が」が四回出てきます。できれば行動を区切ってひとつずつバラバラにしたいのですが、めぐるの思考を考えるとこれで妥協するしかないのかな……。
このあたりが難しいんですよね。「未来の女子中学生陰陽師」という設定だと。
おとーさんもおかーさんもIT関係の仕事をしている。
〜
AIとかも進化してるんだけど、霊力やら魔力やらと相性が悪いんだよねえ。AIって。
⇒「IT」「AI」と、アルファベットは全角文字で書きましょう。
スマートフォンでの執筆では難しいとは思いますが。いちおう小説の決まりごとなので。
そして、そんな両親の元に産まれてしまったあたしは、小学校に高学年になると、この家じゃなくて、お師様の家で暮らすことになった。
⇒「小学校高学年になると、」ですね。
両親がIT関係の仕事をしているとゆーことは、PCのみならず、それらの周辺機器があり、おまけにこの家の家電は両親の趣味でほぼHI化していたりする。
⇒ここもアルファベットは全角文字で。
あとおそらく「IH化」だと思われます。
この家にはAp○leのPCが四台、マイ○○フト社のPCが一台あるんだけど、あたしは指一本触れることすら許されていない。
⇒アルファベットや英単語は全角文字で。あと、マイクロソフトだとすると○の伏せ字がひとつ足りませんね。
そーだよね。以前もお願いしたんだけど、どーしても『妾も家族団欒を味わいたのじゃ』と、言って眠ってくれなかったんだもんねえ。
⇒「味わいたいのじゃ」ですね。
「今日は木村のにーちゃんが、うちの流派に弟子入りしから、ご機嫌が良かったみたい」
⇒「うちの流派に弟子入りしたから」ですね。
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【寸評】
久しぶりに添削箇所が多いですね。
どうも状況設定を説明するときに頻出する傾向にあるようです。
だから第一話も多かったのでしょう。
「アルファベットを全角文字で」について説明しておきますね。
アルファベットを半角文字で書いてしまうと、縦書きにした際英文字が九十度傾いて印字されるのでとても読みづらくなります。全角文字にすると一字ずつ収まるので回転しないのです。
だから縦書きの小説ではアルファベットは全角文字が原則になっています。
物語は少しずつ進んでいるようですね。
ただ、第9話でようやく木村のにーちゃんが弟子入りするので、かなり展開がゆっくりですね。
本来なら「佐藤のおばちゃん」の話は一話か二話で手っ取り早く終わらせたほうがよいのですが。
物語上、重要な話だから長くなったのでしょうか?
はたから読むと「佐藤のおばちゃん」の話より、木村のにーちゃんが弟子入りする話のほうが重要な気がするのですが。
重要度によって割り当てる話数を調整するのも、「小説賞」で選考さんに見られる部分ですので、気をつけてくださいね。
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